38 ラインリッヒ共和国編 エピソード20 part3(改訂)
水の精霊ウンディーネ(ディネ)
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アリスたちはモンテールに着くと、長期滞在できる宿を探した。
ベルンの街を出て、北に向かって歩いていた。
途中、馬車が通ると甘く考えていたけど、見事に裏切られた。
アリス「ぜんぜん馬車が通らないよう!」
ディネ『頑張んなさいよ。』
サラ『ヘッポコ!』
ミクリ「いつもいつも都合良くいくとは限りません。」
アリス「台本だと馬車が通ると書いてあったのに。」
ミクリ「気のせいですよ。台本などありませんから。」
サラ『妄想癖のバカ!』
アリス「バカ言うな! くそー! 辛いよー!」
ディネ『アリス! 魔力が漏れていますよ。』
アリス「ディネが怖いよー。」
フノン「アリスさん! メリッサも頑張っているから、静かに頑張りましょう。」
アリス「メリッサはえらいよー。」
そうこうしているうちに、北に向かう街道は山道になっていた。
険しい山道を進んでいると、何やら不穏な気配を感じた。
フノン「1キロ先に15人ほど待ち伏せですかね?」
ディネ『盗賊でしょ。』
アリス「また盗賊! ラインリッヒ共和国は、ほんとうに盗賊が多いね。」
ミクリとアリスが先行して、盗賊を瞬殺してきた。
どうやらこいつらに、人質はいないから、アジトは無視して先に進んだ。
アリス「さっきからずっと登りなんですけど。」
フノン「そう言えば、ベルンの街は4000m級の山に囲まれているんだった。」
アリス「4000mは無理だよ。どこまで行けばいいの?」
ミクリ「見晴台が見えてきたよ。」
アリスたちは見晴台で休憩した。
アリス「ベルンの街が曇って見えないじゃん!」
フノン「こっちに看板があるよ。エルノア・ダンジョンはこの先2キロだって。」
ミクリ「あと2キロか。」
アリス「まだ2キロあるの?」
アリスたちは少し休んで出発した。
すぐにエルノア・ダンジョンに着いた。
アリス「パンフレットによると、闇系、アンデッド系、植物系の魔物が多いらしい。
さあ、行きますか。」
アリスたちがダンジョンに入ると、3体のオーガが現れた。
ミクリ「閃光攻撃! 1、2、3。」
難なく倒して、先に進むと、4体のスケルトンウォーリアーと3体のフレイムハウンドが現れた。
ミクリ「閃光攻撃! 1、2、3。」
フノン「ファイアカノン。」
こちらも難なく倒す。
次に2体のゴーレムが現れて襲ってきた。
アリス「横一文字。」
ゴーレムは2体とも倒れた。
アリス「普通ならダンジョンの第一層は、スライムとかゴブリンが出るんじゃないの? まあいいけど。」
第二層目に入ると、マンイーターが5体、マンドレイクが7体は現れたが、
ミクリ「惨殺剣!」
フノン「ファイアバーン。」
あっと言う間に倒れた。
ガーゴイル4体、ジャイアントスケルトン3体と強い魔物が現れた。
アリス「横一文字。ツバメ返し。」
フノン「ウィンドストーム。」
無駄なく瞬殺でした。
第三層では、オークキングが5体、リザードマン3体、ヘルハウンド4体、アウラウネ3体が現れた。
オークキングは、アリスがまとめて一振りで、
リザードマンとヘルハウンドは、ミクリが電光石火で、
アウラウネは、フノンの火炎砲で倒した。
第四層に至っては、ケルベロス5体、カースオブドラゴン2体、ダークキメラ7体、フルメタルガーゴイル4体とめちゃくちゃな魔物が現れた。
ケルベロスは、ミクリの閃光攻撃とアリスの一振りで、
カースオブドラゴンは、アリスの聖気剣を一振りで、
ダークキメラはフノンのファイアビームで、
フルメタルガーゴイルは、アリスが気を込めて火属性の混合剣の一振りでみんな倒した。
アリス「全然苦労することなく倒せたけど、このダンジョンは普通なら来ないな。
でも収穫もあるからいいけど、
ジェイドにお願い!
倒したケルベロスとフルメタルガーゴイルを、アンデッド化してみてね!」
ジェイド「やってみるけど、ダークキメラはアンデッドにしなくていいの?」
アリス「気持ち悪いからいらない。」
ジェイド「ひどい! ダークキメラに悪気はないのに!
ただ見た目が醜いだけなのに!」
ミクリ「さあ、第五層は何が出てくるかな?」
第五層に入ると、真紅眼の黒竜、暗黒の死神、ブルードラゴン、レッドドラゴン、ブラックドラゴン、アースドラゴンが現れた。
真紅眼の黒竜と暗黒の死神は、ミクリが閃光攻撃を仕掛けて、トドメはアリスの聖気剣を一振りで、
ブルードラゴン、レッドドラゴン、ブラックドラゴン、アースドラゴンたちは、ミクリの電光石火とフノンのメテオでダメージを与えて、最後にアリスが聖気を込めた剣の一振りでなんとか倒せた。
最後のラスボスは、メフィストフェレスだった。
悪魔 メフィストフェレス
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アリス「なんとマニアックなダンジョンラスボスですね。」
ミクリ「フィギュアにしたい。」
フノン「アリスは魔王だから、悪魔を従えるんじゃないの?」
アリス「やってみる。
メフィスト!我に従え!……
無理みたい。」
ディネ『バカだね。ここはダンジョンなのに、ボスキャラに命令を聞くわけないでしょ。』
サラ『バカ! バカ!』
アリス「バカ言うな!
よし光属性と聖気の攻撃で行きましょう!
フノンはアシストお願い!」
ミクリ「私は?」
アリス「ウィスプさんお願い!
ミクリの剣に光属性を装備してください。」
ウィプス「わかりました。」
ミクリの剣にウィプスが乗り移った。
ミクリがメフィストに先制攻撃、
メフィストは転移して位置を移動直後、
メフィスト「魔法ファイアバースト。」
と呪文を唱えると同時に、
アリス(オートキャンセル発動。)
メフィストの魔法ファイアバーストを無効化する。
メフィスト「ほー! 久しぶりだな。この感じ! 面白い!
眠れ! ナイトメア!」
アリス(オートキャンセル発動。)
ミクリが攻撃を仕掛けると同時に、メフィストは転移してすぐに呪文を唱える。
メフィスト「粉々に散れ! ビックボンバー!」
アリス(オートキャンセル発動。)
「セレネ! サードアイ! 転移を解析!」
フノン「アリスとミクリに、クイック。」
もう一度ミクリが閃光攻撃するが、メフィストはすぐに転移して呪文を唱える。
メフィスト「切り裂けろ! ブレイブビーム!」
アリス(オートキャンセル発動。)
「セレネ!
メフィストの転移魔法をクラッキング!
メフィストの転移魔法をディビジョン! 無効化!」
メフィストとの戦いが始まってから、アリスは聖気を溜め続けていた。
アリス「あと少し。ミクリ頑張って!」
ミクリ「任せて!」
ミクリは再度閃光攻撃する。メフィストは転移しようとするが、アリスに魔法式を変えられて無効化されたので転移できない。
それでも、メフィストは短剣でミクリの超速攻攻撃を交わすが、同じタイミングで、アリスが聖気の剣を打ち込んだ。
アリス「縦一文字!」
アリスの痛烈な一撃はメフィストに命中した。その後メフィストは倒れた。同時にダンジョンの入り口にワープして戻された。
アリス「まさかラスボス倒すと即入り口とは新しい展開ですね。でも悔しい! メフィストをアンデッド化して仲間にしたかったのに、すぐに入り口に戻されるなんて。」
ミクリ「私は、このダンジョンを戻るのが大変そうだからありがたいけどね。」
フノン「それにしてもすごいダンジョンでしたよね。」
メリッサ「みなさんすごい! とてもお強いんですね。」
アリス「さあ、下山して、東のノエル村に向かいましょう!」
アリスたちはある程度下山して、東へ向かうルートを取った。
途中、馬車が通ったので、ノエルの2つ手前の村まで乗せてもらうことにした。
商人「冒険者さんたちは、ノエル村に行くんですか?
あそこは気持ち悪くて行く人いないんですけど。」
アリス「ノエル村には、骸骨の領主がいるって聞いたんですけど。気持ち悪いんですか?」
商人「はっきり見た者はいないらしいけど、噂では気持ち悪くて近寄れないらしいんです。」
ミクリ「魔物なら、討伐すればいいのに。」
商人「それが襲ってくるわけではないし、年貢を倍近くきちんと納めるし、
ノエル村の周りには魔物がでなくなったから、中央政府も対応に苦慮しているらしい。」
フノン「年貢を倍も納めているんだ。すごく賢いですね。」
色々話し込んでいる内にノエルの2つ手前のヘレン村に着いた。
ここに一晩泊まって、翌朝、出発した。
次の村までは歩いて1日かかるとの話でした。
アリス「まさかと思うけど、嫌な予感がするかも。」
フノン「この先1キロ先に20人ほど不穏な気配があります。」
アリス「やっぱり。」
ミクリ「盗賊だね。」
アリス「この国はおかしいよ。盗賊が多過ぎ。」
ミクリ「やはり政治に問題があるんじゃないかな。」
アリス「ちゃんと政治してよね。それじゃ、ミクリ、行きますか?」
ミクリ「行きましょう!」
アリスとミクリは先行して、盗賊を片っ端から倒した。
アリス「全く手答えがない。お前! アジトに女性はいるか?」
捕まえた盗賊「います。」
アリス「何人?」
捕まえた盗賊「3人です。」
アリス「アジトまで案内しろ。」
捕まえた盗賊「わかった。こっちだ。」
盗賊がちょっと微笑んだ感じがしたけど、気にしないでアジトに向かった。
アジトに着くと、捕まえた盗賊が叫んだ。
捕まえた盗賊「ジャック! 助けてくれ! こいつらに捕まった!」
奥から大男が出てきた。
手には大きな金棒を持っていた。
大男「どうした。ニコル!」
捕まえた盗賊ニコル「こいつらをやっつけてくれ! 仲間たちが全員やられた。」
大男「なに! 仲間たちがこいつらにやられたんだな!」
というと大男が襲ってきた。
ミクリは避けて電光石火で剣を叩き込むが、大男は大きな金棒を素早く使い防御する。
アリスは気を剣に込めて、縦一文字を放つが、大男は大きな金棒で受けて交わした。
アリス「ヘェー。なかなかやるじゃん。
それじゃ、聖気を剣に込めて、横一文字!」
アリスの振るった剣は、大きな金棒を真っ二つにし、余波は、大男も真っ二つに切り裂いた。
捕まった盗賊「なんだよ。バケモノ。」
アリスは捕まえた盗賊も切り捨て、アジトの中の盗賊も一掃した。
捕まっていた女性3人を解放して、ヘレン村まで送り届けた。
再びノエル村を目指す旅路に戻った。




