3 私、スマイルハピネスになっちゃった?!
時は冬先琉斗が爆発を聞いた30分前にさかのぼる。なんの変哲もない道を1人の女子が歩いていた。
~♪♪♪~
その女の子は桃色のツインテールを揺らしながら、笑顔で鼻歌まじりに歩いていた。
「う~~~明日から転校する学校だ♪♪どんな人がいるんだろ~たのしみだな~♪♪あ、でもでも明日の自己紹介とかどうしよう?!失敗した時とか考えると緊張するよ~。」
女の子はうずくまってしまうが、直ぐに立ち上がった。
「ううん、ここで暗い雰囲気になったらダメダメ!ハッピーが逃げちゃう。・・・そうだ!!今のうちに練習しよう。」
そうして深呼吸をして、想像していく。
・・・初めまして!私の名前は夢見きららです!!好きなものはハッピーで、将来の夢は保育園の先生になって、子供達にいっぱいハッピーしてもらう事です!!!
「・・うん!これでいけるぞ!!」
また笑顔になり、歩きだそうとした瞬間。
「誰か助けてキューーー!!!」
「オラァ!!さっさと観念してつかま捕まりやがれ!」
道角から2つの物陰が出てきた。1つは手のひらサイズの浮かんでいるハムスターみたいなもの、もう1つは180cmくらいある人型の狼だ。
「あわわ、ボク、大丈夫?!」
きららは、狼から逃げているハムスターみたいなものがきららに向かって逃げてきたので庇うように抱きしめた。
「おい女ァ!そのちっこいのをこっちによこせ!!!」
「イヤです!だってこの子がおびえてるでしょ!!」
「うるせえ!さっさとしねえとお前を食っちまうぞ!」
今にも襲いかかりそうな雰囲気の時、突然きららの体が光った。
「!?なにコレ??」
「何て光のオーラキュ・・。この子ならもしかしたら、いや、絶対いけるキュ!!!」
「え?」
「今すぐ僕と契約してスマイルハピネスになって欲しいキュ!!」
「いや、あの。」
「変身キュー!!!」
その瞬間、きららの周りが目を開けられないほどの光に包まれた。
「なんだ!?この凄まじい正のエネルギーは!?」
そして狼が目を開いた時そこには、きららの髪の色を象徴するような服と長いツインテが特徴的な女の子がいた。
「貴様、その格好はなんだ!!」
「え?・・・あれ、何この格好。」
それは両者にとって予期せぬ出来事だった。
「大丈夫キュ。それがスマイルハピネスの真の力キュ。」
「スマイル・・ハピネス。」
きららが呆気にとられていると。
「なんだでもいいが、敵なら容赦しねえぞ!!」
「ギャアアア!!来ないでええ!?」
きららが咄嗟に両手を出すと、桃色のビームが出て、狼に命中した。
ドカーン!!!!!
「す、すごいきゅ!!これなら魔界の奴らも倒せるかもしれないキュ。」
およそ30分の出来事だった。
思ったより疲れました。
小説書くのって大変ですね・・・(´・ω・)