4 定められた物語の歯車に少しだけ「ひび」が入った
最初、少しだけ冬先琉斗の視点から入ります。
ああ畜生、何で俺は爆発した方へ向かってるんだ?普通に考えてあぶないだろ。何?野次馬精神でも働いてるの?ほんと、前世よりもつまらないと感じるこの世界でなんか面白いことがないかと思ってるから仕方ないか。
そんな自問自答しながら琉斗は爆発のした方向へ歩いて行く。そして、特に何もなさそうな公園をチラリと見て足を止める。よく見ると公園の外側に生えてる木に何か気配がしたからだ。それは子供というには何か異様な気配を感じるからである。何気なく近づいて見るとそこには傷だらけの人型の狼が木を背にして座りこんでいた・・・。
時間はきららがビームを撃った直後
「ハァ、ハァ・・クソ、なんだってんだ。わけがわからねえ。」
本当に意味不明だった。天界の奴がきたから今までの恨みを晴らそうと思って追いかけたらあの娘が急に光ったと思ったら目の前にとてつもなくでかいエネルギーがきて気がつけば吹っ飛んでた。
「・・・これじゃあ消えるのも時間の問題か、後は頼みますジェンダーさん。」
・・・誰だ?誰か近づいてくる、ひょっとしてあの娘が俺を殺しに来たか、俺にもっと力があれば、いやもっと負のエネルギーがあれば・・!
「おい、大丈夫か?」
冬先琉斗は人型の狼を見た瞬間に喜びという感情が湧き出た。この世界の人間なら普通、彼を見ると怯えるか、驚くのだが、問題は琉斗がこの世界を異世界と認識していることである。
「マジか・・。」
なんだよなんだよ。明らかにファンタジーみたいな奴がいるじゃん!もしかしたら実はここは異世界だったのか?・・・・・いや、俺前世で人生過ごした実感はあるからここは異世界なんだが、そんなことはどうでもいいな。とにかくもっと近くで、・・おいおい酷いケガしてるぞ!?
彼はあまりにも上がったテンションで警戒心が無かった・・・。
「おい、大丈夫か?」
「・・・誰だ、お前?」
おお、すげえ、結構大変な状況ってのは分かっているが、コイツと喋ってる事に感動しているよ俺。平静を保たねば。
「ああ、すまん、自分の名前は琉斗です。」
「ハッ、そういうことじゃねえよ、・・じゃあリュウトは俺を消しにきたのか、だが無駄足だったな、俺はもう死ぬぜ。」
「いやいや、あなた何言ってんの?そう見えるから救急車呼んでおくよ。」
「キュウキュウシャ?よくわかんねえがその名前を聞くとあのうざい天界のヤローの顔がでてきやが・・・まさかテメェもあの娘と同じ天界の奴らか!」
天界!?まじかよマジのファンタジーかよ。こんなことならこの世界をもっと調べるべきだったぜ。だってあいつらと喋ってる時一回もそんな話でてこなかったからなあ。
「おい、聞いてんのか?」
「ん?ああ、まあとにかくあなたの家はどこですか?肩貸しましょうか?」
「!?、お前、俺をたすけようってのか!?」
「だってあなた傷だらけですよ?もしかして大丈夫なんですか?」
「は!?お前俺が怖くないのか?」
「まあ確かによく見ると少しいかついけど、話してみたら別に悪い奴には思えないし傷だらけの奴を放っておくほど外道じゃない。」
そもそも悪い奴なら自分が怖くないのかなんて聞いてこないだろう。
「馬鹿な奴だ、だがな、俺はもうすぐ・・・・・なんだ、お前のその負のエネルギーは・・・。」
「負のエネルギー?」
俺の疑問に答えづ、狼は独り言を言う。
「このくらいのエネルギーなら、いや、しかし・・・仕方ない、おいお前、俺と契約してくれ。」
「契約?ええ・・。」
「ダメか?」
「いや・・・書類とか使うガチみたいな契約はいきなりでは困るっつーか。」
「安心しろ、そんなメンドーそうなのは使わねえ。」
口約束みたいなものか?それなら何かあってもどうとでもなるしいいかな。
「いいですよ。」
「よし、その言葉確かに聞いたぞ!」
その時、狼の体から黒いオーラが出て、琉斗に向かって包み込んだ。
「え!?ちょ、何コレ!?」
この瞬間、冬先琉斗の人生は大きく変わった
次もなるべく頑張ります。応援してくれるとありがたいです。




