表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
22/44

私の名前はラエル



私の名前はラエル


家名は前はあったが、この家に仕えるためには不必要な物だったので捨てた


家名を捨ててまでここの家に仕えたかった


私がこの家に仕え始めたのは若様がまだ子供の時だ


昔から顔は厳つかったが、子供らしく笑顔をよく見せていた


なぜ酔わないといつもぶっきらぼうな顔をしているのかは理由があるが、それはまた今度にしよう


この家に仕え始めてもう30年がたった頃、今度は若様の子供を預けられた


正直子供は嫌いだ


直ぐ泣くし下の世話をしてもらわないといけない


断りたかったがこの家にはとても恩を受けているから断われなかった




私は良く無表情で冷たいとか心がないなんて言われるが、それは【無感情】というスキルを使っているだけで本当の私は感情の突起が激しい


そのせいで何度も後悔をした


だからあまり感情は出さないようにした


そうしていたらこのスキルが手に入ったので使っているだけだ





話を戻そう


最初は嫌々子供の世話をしていたが、殆ど泣かないし、トイレに行きたいときはちゃんと伝えてくれる


確証はないが、1歳にしてもう言葉を理解しているのだろう


だから、と言い訳を言えば切りがない


少なくとも帝級までの魔法は使えているようだったし魔力の制御も、二流の魔法使いよりは上手く感じた

二流と言っているが、そこに至るまでに何年間も血を吐くような思いをしなければならない人も多くいる

子供、しかも半年前1歳になったとは到底思えない


そして今度は精霊魔法に手を出していたが上手く行っていない様子だった


精霊魔法は教え手が居なければ使えないと言っても過言ではない


だから、教えてあげないと、そう思ってしまった




いつからこの子を特別視していたのだろうか


まだ1歳じゃないか


帝級魔法が使えるからってなんだ


魔力の制御が上手いからってなんなんだよ




バカだ


また後悔する所だった


また後悔したくない


だから私が



















私があの子の師になる





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ