前へ目次 次へ 28/30 微 「おっ、おいっ!」 美希が持ったのは高温を帯びている赤い玉だ。勿論、手は火傷いや爛れているだろう。 「すご〜い!」 憂がハイテンションで美希を褒める 美希の手は爛れていなかったし、火傷さえもしていなかった。よく見ると手の表面に絶えず水を出し熱と水を相殺させて持っていた。 「心配させるなよ〜」 若日が胸をなで下ろすように言うと美希は 「心配してくれたんだ」 と嬉しそうにもからかうようにもとれるテンションだった。とりあえず、赤い玉は美希に任せて職員棟へと3人で向かう。