4. 取り扱い。
旧車バイクと聞いて、何もイメージする?
これは結構大事なフレーズなのだ。
古い、扱いが難しいそう、壊れそう、金かかりそう。
挙げればキリがないが、この四つがだいたい言われるものだ。
しかし、これは何も知らないからそう思うだけで知識を得れば旧車バイクは扱いやすいものだ。
それでは購入した後になんか調子が悪い……だけど原因が分からない。
そう言った事例と解決策を書いていく。
休日に遠出したはいいが、途中で動かなくなるパターン。
これは良くある話し、そしてハズレを買わされた。と言う奴がいる。そしてSNSでつぶやく奴もいる。
よく考えてほしい。
購入してから何日経過していますか?
当日までにメンテナンスはやっていますか?
エンジンコックをONにしてフロートからガソリン漏れてないか確認していますか?
いきなりキーONしてセル回してないですか?
バッテリーの充電は大丈夫ですか?
少なくともこれくらいの注意点が出る。
まず購入してから、一週間くらいの期間をあけて、いきなり遠出するとエンジントラブルを起こす可能性が高くなる。
人に例えるなら朝起きて、いきなり全力で走るようなもんだ。
なので、暖機運転をしないとダメだ。
よく暖機運転など必要ないとか言う奴がいるが、季節関係なく、"暖機運転は必要だ"。
なぜならエンジンに火が入ってから約10秒くらいはオイルが内部に流れて来ないからだ。
エンジンオイルは金属と金属が摩耗する事を防ぐ為に必要な物。ただ今は化学合成油のエンジンオイルがあるので夏場は10w-50。冬場は10w-40。にする事で暖機運転の時間への負担を減らす事も可能だ。
そのエンジンオイルが内部に行き渡るまでの間は少なくとも暖機運転は必要になる。
いきなり走ると、金属同士が擦れて、その部品が最悪割れて壊れる事さえ考えられる。
次にメンテナスとエンジンコックだ。
駐車してる時はサイドスタンド立てていませんか?
これが何を意味しているか分かるかな?
左斜めになっていると言う事は、キャブの四番にはガソリンが入ってないと言う事。
そして一番と二番に三番と四番のガソリンが一気に来る事になり、ホースを伝ってガソリンが漏れ、気化し、ガソリン臭くなる。
毎日走っているなら問題はないが旧車バイクを通勤に使う人なんて現在ではかなり稀だと思う。
なので、自宅に止める時は当て木をスタンドにかまして、なるべく垂直を保つ必要がある。
最低でもこれくらいのメンテはしないとすぐオーバーフローする。
そうなると、霧状ではなく液体のガソリンがキャブからエンジン内部に入り、固着して、知らずにエンジンかけると異音が出る。
普段乗らずノーマルキャブならフューエルコックはOFFにする事をオススメする。
次は、いきなりキーONにしてセル回してないか?
これは一番やっては行けない行為だ。
三日以内ならギリ大丈夫だと言える範囲だが、それ以降になるとキャブにあるガソリンが気化して空の状態になる。
そうなるとタンクにあるガソリンを手動でフューエルコックをONにしてキャブのフロート部分に溜める必要が出てくる。
これをやらずにいきなりセルを回すと、ずっとキュルキュル言ってたまにボッ!ボッ!と言い、エンジンがかかると錯覚してしまい、セルを回し続けてしまうとセルモーターが死に、最悪ワンウェイクラッチが壊れます。
こうなるとクランクケースを割らないといけなくなり高額な金額を使う事になる。
極寒の状態でキャブにガソリンがなく、二ヶ月放置してる状態だとして、上記のように準備をした状態に持って行き、いざセルを回したとしても最長連続七秒が限界だ。
それ以上すると負担が半端ないので絶対やっては行けない。
良くて五秒以内に初爆するはずなので、初爆したら一度セルを止めて、少し待ってから再度セルを回す、この繰り返しをする事をお勧めする。
ただこの時、バッテリーに充電がなければセルの力はなく、いつまで経ってもエンジンに火は入らないから注意してほしい。
次にバッテリーに関してだ。
旧車バイクは基本的に開放型のバッテリーを搭載させる。
レギュレーターが高電圧で充電する設計であり、ガスを逃がす構造だからだ。
放置していれば自然と充電はなくなり、走る事でバッテリーは充電していく仕様になっている。
なので旧車バイクはある周期で必ず走らせる必要があると言う事だ。
五キロ〜十キロは最低でも走らせないとすぐ壊れると思った方がいい。
この話を聞いてめんどくせーと思った人は新型バイクの購入をお勧めする。
この手間をかけてまでしても、旧車バイクにしかない音や鼓動を味わいたいと思うなら購入をお勧めする。
良いバイクライフを。
他にも色々あるが、全部書くと大変なので、特に気を付けないといけない所を抜粋して書いてみました。
一人でも多くの方に、旧車との向き合い方を理解して欲しいと思い書いてみました。




