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お試しカステラとホットケーキ


 真美のお家に行くと、真美とちいちゃんも朝ご飯を食べているところだった。正確には朝ご飯の後のデザート、みたいだけど。


「来た」

「いらっしゃい」

「何食べてるの?」

「カステラだよ」


 カステラ。コンビニで売ってたのを食べたことがある。長方形の黄色いお菓子だね。甘くてとてもいいもの。


「リタちゃんのもあるよ。食べる?」

「食べる」

「はい」


 そうして真美はカステラを渡してきた。カステラが三切れのお皿。素手で掴むと、ちょっとべたべたとするけど……。気にせず食べる。ぱくりと。


「ん……。ほんのり甘くて美味しい」

「ね。高いカステラも食べてみたいけど、コンビニのカステラでも十分美味しいよ」

「高いカステラ?」


 値段がってことだよね? そんなのがあるの?


『高級カステラはわりと高いぞ』

『安いカステラだと一切れ百円そこらだけど、お高いカステラだと一切れ五百円とかする』

『一本五千円のカステラとかあるんだよ』


「おー……」


 五倍の値段。それはとても高いと思う。やっぱり美味しいのかな?

 カステラをもぐもぐと食べながら考える。カステラ、いいよね。とても、とても食べてみたい。どこで買えるのかな?


「真美。真美。美味しいカステラってどこで買えるの?」

「え? 大きいデパートとかならだいたいあると思うけど……」


 それはそうかもしれない。でもせっかくなら、カステラにちなんだ場所に行きたいと思ってしまった。だから、今日はカステラを食べに行こうと思う。


「どこ?」

「あー……。そういう意味なら……。長崎、かな?」

「長崎」

「そう。そこがカステラ発祥だったはず」


『そうなん?』

『カステラって名前だし外国じゃねーの?』

『説明しよう! カステラは昔に日本に伝わった南蛮菓子で、日本で独自の発展を遂げたのだ! そのため和菓子に分類されるぞ!』

『ポルトガルから長崎に伝わった、だったかな?』


 もともとは外国のお菓子で、日本で発展した、と。じゃあ和菓子、かな? それでも洋菓子と思う人は多いらしいけど。

 それじゃあ、今日は。


「長崎に行く。安価はなしで」


『そんなあ!?』

『今日こそは安価だって楽しみにしてたのに!』

『長崎県民のワイ、喜びにむせび泣く』

『そこまでかw』


 カステラも美味しいものとか、確かあったはずだよね。とりあえずカステラは絶対に買うとして、他の美味しいものとか食べたい。あと、おもしろい場所もあれば嬉しい。


「真美は何か知ってる?」

「長崎はカステラとちゃんぽんしか知らないかな!」


『なんでや! 長崎は他にもいろいろあるやろ!』

『皿うどんも長崎だぞ!』


 ちゃんぽんと皿うどん。他にもいろいろありそうだね。ちゃんぽんは真美に作ってもらったことがあるけど、あれも美味しかった。皿うどんは食べたことがないから楽しみ。

 他にもいろいろあるみたいだけど……。とりあえずは、カステラを食べたい。買いに行こう。でもまだちょっと早すぎる時間かな?


「もうちょっとゆっくりしてから行く」

「あはは。了解。それじゃあ、ホットケーキでも焼こっか」

「おー!」


 ホットケーキ! あれはとてもいいもの! ちいちゃんも目を輝かせてる。

 真美がキッチンに行ってから少しだけ待つ。そうしてから真美がホットケーキを持ってきた。

 まあるいホットケーキ。ほかほかと湯気を立てていて、ホットケーキの上のバターがほんのりと溶けて良い香りになってる。シロップもたっぷりとかけられていて、とても美味しそう。

 ぱくりと食べる。とっても柔らかい、ふわふわホットケーキだ。すごく分厚い。


『なあにこれえ』

『真美ちゃんホットケーキ作るのめちゃくちゃうまいな!?』

『分厚いふわふわホットケーキ……食べたい……』


「あはは……。材料とコツさえ知っていれば簡単なんだけどね」

「そうなの?」

「そうなの」


 じゃあ、私でも作れるかな? 今度作り方を聞いておこう。

 フォークでそっとホットケーキを切って、また口に入れる。本当にとてもふわふわ。とても、とっても美味しい。

 ホットケーキそのものもほんのりと甘いけど、その甘さにバターの香りとシロップの甘みが追加されて、それがとてもよく調和してる。とても甘いけど、くどい甘さじゃない。絶妙なバランスだ。


「んふー」


『真美ちゃん先生! レシピを! レシピを公開してください!』


「え? ネットの拾い物だから、探せばあるよ」


『マジかよ』

『でもホットケーキのレシピってかなり多いような……』


「そこは自分でいろいろ試してみないとね」


 真美はちょっと楽しそうだ。自分で試していく。なるほど、私もがんばろう。


「あ、リタちゃんには教えてあげるから」


『なんでえ!?』

『ずるい!』


「いやだって、リタちゃんに任せると砂糖どばあってやりそうだし……」

「…………」


『あー……』

『前科あるからなあw』


 やったことがあるから、ちょっと何も言えない。でも、さすがにもうだめだって分かってるから、やらないよ。本当に。

 でもレシピを教えてもらえるならやっぱり教えてもらいたい。今度しっかり教えてもらう約束をして、私はその場から転移した。とりあえずは、やっぱり駅が目印にいいかな?


壁|w・)というわけで、今回はカステr……長崎です。

長崎自慢も待ってるよ!


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― 新着の感想 ―
>壁|w・)ビワも長崎ですね。作中の時期的に厳しいけど……。どうしよう……。 人様のコメ回答だけど。 果物はないけど、ビワが丸ごと入った「ビワゼリー」なるモノが大体どこでも売ってますw あぁ時期と…
リタちゃんの壮大な野望 お菓子の家に触発されて お菓子の町を作ると決める とか 長崎はカステラの町だしね
最近琵琶湖ニキ見ないな・・・(唐突 カステラ もちもち感楽しみたいから底かどこかについてるザラメ?かなにか無し派
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