最高のクリスマス⁉︎
りかのちゃんのハッピーなお知らせを聞い
てみんな幸せのお裾分けをいただいた。
よかったね。りかのちゃん!
そんなこんなでひかりちゃんとりまちゃん
も新聞部の部長と副部長といい感じだ。
部長と副部長は、三年生だからもうすぐ卒
業してしまう。
でも、卒業してからも二人とも連絡を取り
合うようだ。
ってか、付き合ってるんだから当たり前だ。
りまちゃんもいつのまにか副部長の須藤く
んといい感じだし。
みんな楽しそうだなって思うけど私は、ま
だまだ恋なんて先の先の話だろう…。
隆正くんのこと気になるけど進展ないし。
ってか、待ってても始まらないのはわかっ
てるけど…けど…。
えっ…
窓の外を見ると隆正くんが女の人と話して
る。
もしかして告白されてないか⁉︎
ウソ…
「どーした〜、あかり〜⁇」
私が窓の外に釘付けになっていたのに気が
ついたりまちゃん。
「あれ?隆正じゃん。告白されてない⁉︎しか
も相手二年じゃない?あかり!のんびり見
てないで割り込んで奪わないと‼︎」
「ムリムリ。それに私が割り込んだところで
どうしようもないから。」
「えーっ、それでいいの?」
「うん…嫌だけどどうしよもない。よし!気
持ち入れ替えて体育の準備だ‼︎」
「あー…そうなんだね…。」
それから隆正くんがどうなったかは、わか
らない。
クラスも別々になってしまった。
夏休み四人でパジャパをまたやった。
すーっごく楽しかった。
そしていつのまにかもう冬。
私は、名前があかり。
だからクリスマスのイルミネーションがと
にかく大好きだ。
あかり。
いい響き!
一人でも全然楽しいクリスマス。
イルミネーションを見たり写真を撮ったり
して満喫した。
よしと、かーえろっと。
トスン
酔っ払いのおじさんにぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい」
「ううん。いいんだよぅ。それより君ボッチ
なの?かわいそうに。周りカップルばっか
りだよ。おじさんと遊ぼうかぁ?」
「いえ、結構です‼︎」
「ボッチなんだから強がんなよ」
「いや、離してください‼︎」
「あかり‼︎お待たせ。トイレ混んでて。おじ
さん何してんだよ。離せよ」
「あぁん?お前誰だよ」
「彼氏です!何か⁉︎」
「ボッチじゃねーのかよ。ったく」
酔っ払いのおじさんは、ふらふらしながら
歩いて行った。
「ありがとう。隆正くん」
「うん。ところで何してたの?」
「あー、イルミネーションを観にね。」
「そっか。綺麗だもんね」
「そうなんだよ!綺麗だからつい見入ってし
まって。隆正くん。これで彼氏のフリ二回
目だね。」
「うん。ってか、絡まれるのも二回目。もっ
と気をつけなよ⁈」
「はーい。じゃあ、私帰るね」
隆正くんまさか前に告白されてた人とデー
トしてたんじゃ。
じゃまして悪いことしたな。
「待って。送る」
「えっ、いいよ。しかも今日デートなんじゃ
ないの?」
「デート⁈相手もいないのに⁈」
「えっ、彼女いないの?」
「うん。いない。だから送ってく」
「でも…」
「でもじゃなくて!また絡まれるかもしれな
いから。」
「あー…ありがとう」
イルミネーションの中を二人で歩く。
変なの。
恋人でもないのに、はたからみたらきっと
私達カップルに見えるよね⁉︎
いっつも恋人のふり。
クスクス
「えっ、なんで笑ってんだよ?」
「だってなんか面白くて。」
「変なやつだな。」
「うん。私変なの。」
「そっか。でもすごくかわいいよ。」
「えっ」
思わず立ち止まってしまった。
すると…
チュッ。
えー‼︎‼︎
何⁉︎
今…今キ、キスされたんですけど〜⁉︎
えー⁉︎⁉︎
「ごめん。つい…。あんまりかわいいから」
「つっっ…かわいいって…」
そんな唐突に。
「もうさ、彼氏のフリじゃなくて彼氏に昇格
していいかな?」
「えっ、彼氏に⁈」
「うん。嫌?」
「ううん…。むしろ嬉しい!」
「本当?」
「うん‼︎」
「なら、もう一回」
チュ〜。
ギュ〜。
「好きだよ」
「うん。私も!」
うわ〜。
さっきまでただの同級生だったのに。
気持ちが通じ合った途端にこんな…こんな
に…距離が一気に縮まるなんて。
すごいクリスマスになってしまった。
ファーストキスがキラキラのイルミネーシ
ョンの中。
しかも大好きな隆正くんと。
夢のような夜。
あー、脳みそに再生機能入ってたらなー。
何回も巻き戻ししたくなる‼︎ってくらい最
高な日だった。
休みがあけてみんなに報告すると、それは
それは喜んでくれた。
りまちゃんは、とくにびっくりしていた。
いつのまにかそんなに進展したのかよ⁉︎っ
て。
はじめは、この四人がこんなに仲良くなる
なんて思いもしなかったな。
それにあの隆正くんが恋人になるなんて!
またパジャパしようっと‼︎
毎日がとっても楽しい‼︎
おしまい。




