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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
34章「新たな策略」

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第357話「三つ目の秘密の戦力」

#第357話「三つ目の秘密の戦力」


 エリナ、黒澤、透子の三人が、レンの借りているマンションの一室に集まった。他にはひより、ルナ、そして使役モンスターのラム、リン、ロア、ルフ、クーもいる。

 目的は――先日の襲撃事件についての情報共有と確認だ。

  ソファに腰掛けたエリナが、静かに切り出した。


「本当に大変なことが起きていたのね。まさかテロが起きようとしていたとは……本当にびっくりよ」


「まあ、レンたちがいるタイミングでよかったな」


 黒澤が腕を組みながら言った。

 確かにその通りだった。

 テロ組織の連中は、首相のダンジョン活動後なら警備が緩むと判断したらしい。だが実際には全く逆の状況だった。

 彼らの襲撃の失敗は、レンたちが一緒にいるという一番難しいタイミングを選んでしまったことが原因だ。

 そこでエリナが話を続けた。


「尋問の結果、レンの言った通りだったわ。あのクアンという女性、やっぱり”秘密の戦力”だったようね。レンの言う通り、レベル4らしいわ」


「やっぱりそうでしたか」


「テロ組織メンバーの出身は全員がQ国、だからQ国の秘密の戦力といったところかしら」


 エリナからの話を聞いて、レンは小さく息を吐いた。

 実際、普通の人間と比べて明らかにスピードが速く強かった。レベル4相当と思われた。

 しかし今のレンはレベル6だ。レンから見れば脅威とは言えなかった。だがそれは、レンが圧倒的に強くなっているからに過ぎない。

 普通の警備であれば大変なことになった可能性があった。


 いかにダンジョン内では無双しているエリナや黒澤でもダンジョン外ではその力を発揮できない。

 外でもダンジョン内と同等の力で戦える。それが“秘密の戦力”と呼ばれる理由だ。


「……ちょっと待って!」


 エリナの説明がテロ関連と知り、最初は軽く聞き流していた透子が突然、身を乗り出した。


「秘密の戦力ってどういうことなの!? 詳しく教えてよ! I国の使役モンスターと同じ話なの?」


 勢いに押されてエリナとレンは一瞬固まった。だが透子にとっては秘密の戦力は研究対象だ。気になるのは当然だ。

 そこでエリナが頷いた。


「I国とのパターンと類似している部分はあるけど違うわね。どうやら宝箱からレア武具というものが出てきたらしいの。それは武具の三点セットらしいわ。武器、防具、ブーツ。それを同時に装着することで、ダンジョン外でも能力を維持できるみたい」


「……三点セット?」と透子が目を輝かせた。


「宝箱から出た武具は、原則として本人専用。だからクアン本人しか使えない。彼女自体が秘密の戦力ということね」


 すなわち、つまりレンやI国の使役モンスター型とは別系統だ。

 そこでエリナが整理した。


「三つ目のパターンってことね」


 一つ目はレンたちの使役モンスター育成型、使役モンスターを一から育てたケースになる。

 二つ目はI国のパターンで、宝箱からレアな使役モンスターが出てきたケース。

 三つ目はQ国のパターンで、宝箱からレアな武具が出てきたケース。


――まだ詳細不明だが、これが確認された三つの特殊事例である。


「他の六人は普通の人間よ。外でダンジョン内の力を発揮して戦えるのはクアンとう女性だけね。他の人間にはその力は波及しない」


 その説明を聞いて室内が少し静かになった。

 そしてレンは口を開いた。


「……そのクアンという女性は、どうするんですか?」


 エリナは少しだけ表情を曇らせた。


「そこが難しいところなのよ。味方にできれば大きな戦力。でも信頼は置けない」


 日本としてはせっかく向こうからやってきた秘密の戦力だ。その力は保持したい。だが扱いを誤れば大きなリスクにもなり得る。


「判断は割れているわ。現在は自衛隊預かりで保留状態ね」


 それも当然の判断だった。力は欲しい。

 だが、レンたちがいる状況ということもあって絶対に必要というわけでもない。


 現在レベル4。

 ダンジョン内で鍛えれば5以上に育てることも可能だろう。だがそれをするかは別問題だ。


「……難しいですね」


「よほどの信頼関係がなければ、戦力化は無理だな」


 黒澤も同意した。リスクの方が大きいとの判断だ。重苦しい雰囲気となった。

 一方で、その雰囲気と全く無縁の人間がいた。


「その宝箱、どうやって出たの!? 条件は!? 階層は!? 確率は!?」


 透子の目が完全に輝いている。

 研究モード全開である。


「そこまでは分かっていないわ」


 エリナは苦笑した。


「I国のケースと同様に再現性がある話ではなさそうね」


「でもゼロじゃないよね!? 私、尋問に参加していい?」


 止まらない。

 結局、透子は一度、尋問に同席することになった。研究者としての観察という名目だ。

 レンたちも時間があるときに立ち会うことになった。


 三つ目の秘密。

 それが偶然なのか、再現可能な現象なのか。もし後者なら――世界はさらに騒がしくなるだろう。


 レンは小さく息を吐いた。

 ダンジョンは、まだ何かを隠している。その秘密が分かれば攻略の糸口になるかもしれないが現時点ではまだ何も分かっていない。

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日12時ごろの投稿を限界まで続けていく予定です。


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その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!


べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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