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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
34章「新たな策略」

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第340話「水面下の策謀」

#第340話「水面下の策謀」


 世界は、ドローンによるダンジョン対策が一定の成果を上げたことで、ひとまず安堵の空気に包まれていた。

 三階層までのモンスターの氾濫であれば、空からの精密攻撃によって迅速に殲滅できることが確認された。その結果、各国はこぞってドローンの輸入を増やしたり増産するなどして、対策網を強化していた。

 様々なドローンの研究開発も進んでいる。


 だが、その裏で不満を募らせている人物がいた。それはC国のとある軍部高官だ。

 C国はA国と同様に、世界に先立って有効なドローン対策を打ち出していた。それはA国にもひけを取らないレベルである。その開発能力、そして生産能力は世界トップクラスだ。

 そのドローンが欲しいということでC国におもねる国も多かったほどだ。


 一方で日本とA国の同盟は盤石だ。その結果、日本はC国製よりも、A国製ドローンを優先して購入し配備していった。価格はC国製の方が安く、性能も決して劣っていない。それでも日本はA国のドローンを優先したのだ。


 C国の軍部高官としては日本をどうにかして自分の言うことを聞く国にしたいと考え、ずっと暗躍してきた。スパイも含め多数の部下を工作員として送り込んだ。そして、その動きが功を奏していたのだ。もうしばらくしたら日本を完全に取り込めると感じていた。

 しかし高泉政権になってから、どうにも思惑通りに進まない。


 以前の政権であれば、多少揺さぶりをかければ裏で便宜を図る余地が多分にあった。

 もちろん表向きA国の同盟国である日本としては表向きC国に便宜を図るわけにはいかない。しかし法律の運用などは上層部の指示である程度はごまかせる。日本国民が知らないところで法律は骨抜きにされ、C国に有利な運用がなされていた。


 だが高泉首相になってからの現政権は違う。国内に潜ませたスパイや、影響下にある政治家を動かして揺さぶりをかけても、支持率はなぜか高止まりのまま。政権基盤は全く揺るがない。

 そうしてC国への便宜がほぼ止まった。逆に厳しくなった。

 かつての政権ならばドローンを大量に輸入していただろうに、日本に導入されるC国ドローンの数はA国と比較して圧倒的に少ない。


 もちろん、C国のドローンは世界的に見れば大量に売れてはいる。安価で一定の性能を持つため、多くの国が導入したのだ。

 しかし、多少の価格差があっても日本やI国などA国からの輸入を優先する国も多い。

 このまま放置すれば比較的早期に生産過剰となる可能性がある。戦争用途への振り分けも行ってはいるが、戦争は常に起こるものではない。余剰在庫が積み上がる状況は、国家として望ましくなかった。できれば日本のような国にて在庫整理をしたかったのだ。


 とは言え、C国は大国だ。日本程度の小国がどう動こうとも特に問題などない。しかし、中には日本をどうにかしたいと思う人間がいた。それがC国の軍部高官だったわけだ。在庫が過剰となれば責任問題となりかねない。そうして彼は暴走を始めた。


 C国の軍部高官は内密に、同盟国や実質に傘下である様々な国に打診した。

 何らかの形で、日本に影響を与えられないか――と。それはエネルギーや食料の輸出などでもいい。日本が困ればそれでいいのだ。

 そこに自分が絡んで納めれば日本はC国の言うことを聞く国に戻るとの算段だ。まあそれは個人的な妄想に過ぎないのだが。


 その中で手を上げたのがQ国だった。

 Q国は決して小国ではないが、C国から多くのドローンを融通してもらっている。そして何よりもA国との仲が悪い。

 今後もC国との同盟を維持することは利益に直結する状況だった。

 そして、Q国首脳は一つの提案を口にした。


「高泉首相を誘拐したらどうでしょう?」


 その言葉に、C国の軍部高官は目を見開いた。

 一国の首相を誘拐するなど、正気の沙汰とは思えない。警備を含めた警戒度が高く、普通に考えてそんなことが可能なはずがない。

 もちろん成功すればC国に有利だ。高泉首相がいなくなれば日本を崩しやすくなる。もちろん何らかの形で仲立ちして日本に要求を突き付けてもいい。


「そんなことが可能なのか?」


「もちろん、絶対に成功すると断言することはできません。しかし、可能性はあります」


 Q国の首脳は、不敵に笑った。

 現実にQ国は裏の仕事、諜報活動を得意としている。水面下での工作においては、他国よりも一歩抜きん出ているという自負があった。もちろんC国の軍部高官もその事実は知っている。

 世界で起こっている未解決な事件はQ国が絡んでいるケースが多いのだ。もちろん解決されてもQ国に結びつくような証拠は残さない。


 C国の軍部高官としては、正直なところ成功の可否は二の次だ。仮にQ国が失敗したとしても、自分が個人的に関与した証拠を残さなければ痛手はない。

 そうしてC国の軍部高官は、Q国に高泉首相の誘拐を依頼した。


 そしてC国の軍部高官は、自らが把握している高泉首相の今後の動向を、限定的にQ国へ伝えた。

 もちろん高泉首相のすぐ近くにはスパイはおらず、側近から情報が漏れるようなことはない。しかし少し離れたところにはC国の軍部高官が操れる政治家などは多数いる。高泉首相の細かな動向ぐらいはすぐに抜くことができた。


 地球規模でのダンジョン氾濫は、一旦落ち着きを見せている。だが、その静寂の裏で、世界中できな臭い動きが再び動き始めていた。

 C国の軍部高官とQ国の動きもそのうちの1つである。この策謀がどのような結果をもたらすのか――。

 現時点では、誰一人として知る者はいない。



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今日から12時頃の毎日1話投稿に変わります。ストックが切れてきました。ご了承ください。

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日12時の投稿を限界まで続けていく予定です。


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