帝都:野外クエストでした!
野外クエスト活動です!
沢山のブックマーク、評価有難うございます!!
次話投稿は一週間以内です。
いつもなら歩く度に砂利の擦れる音がなる筈だが、帝都近くでは道が舗装されており、コツコツと靴がたてる軽快な音が響く。
前世なら気にも止めていなかっただろうが、この異世界に来てからと言うもの、そんな些細なことでさえ感動を覚えてしまう。
暖かい日差しに照らされ、肩に乗っているハンゾーは気持ち良さそうに甲羅干し?をしていて、反対側に座っているディーレもご機嫌な様子だ。
コトヒラは相変わらずキョロキョロと周囲を見渡し、目新しい物があると俺やシロタエに何かを聞いてくる。
たぶん見る物全てが新鮮で、興味をそそられるのだろう。
シロタエはピッタリ三歩後ろを付いて歩き、微笑を讃えながらこの長閑な風景を堪能している。
時折、此方をジッと見つめてはニコニコと微笑んでいる様は本当に可愛らしい。
そして、その直ぐ傍では依頼書片手ににらめっこする、青い髪の大柄な男と金髪の青年が歩いている。
青髪の男、ヴァンクさんはブレストプレートを身に付け、大きな幅広の剣を背負っている。
ヴァンクさんが背負う剣の大きさは俺の伸長程もあり、どうやってそんなものを振るうのか見当もつかない。
金髪の男、アドルフさんは革の鎧を装備し、ロングソードを腰に差している。
アドルフさんの戦い方は一度見ているからわかる。自分から積極的に切り掛かるタイプでなく、相手が攻撃してきた時にカウンターや合わせ技を放つ、後の先を取るスタイルだ。
・・・さて、今回俺達が受けたのはダンジョンでの依頼ではない。
なんでも、帝都を出て少し南下した場所にある村に、最近魔物が現れるようになったらしい。
魔物自体は弱く、村人が総出で掛かって撃退する事ができたそうだが、その魔物には少し厄介な習性があるらしい。
魔物の名前は「ダミーボア」と呼ばれる、大きな豚の様な魔物だそうで、村人でも倒せる弱い魔物だ。
ボアと言えば『猪』なのだが、ダミーと付くことによって『豚』になったんだろう・・・なんとも不遇な魔物だ。
その魔物は『豚』・・・つまり、『豚人』と同じ様に繁殖力が異常に高い。人間を襲わない代わりに、自分達で繁殖を行い、一定数に達すると巣を作る魔物だ。
因みに、無限に繁殖するわけでなく、巣が出来上がるとあまり繁殖を行わなくなるそうだ。
で、今回そのダミーボアの巣が村の近くにできてしまい、流石に村人には巣を駆除する事は難しいと言うことで、冒険者の出番となったわけだ。
巣を見に行った村人から、ダミーボアの数は総じて百匹近くいるのだそうだ。
その数を聞くと、かなり手こずるのではないかと思うかもしれないが、罠を仕掛ければ簡単に駆除することができるらしい。
ダミーボアは断崖などの壁に穴を掘って巣を造る。
という訳で、罠は睡眠作用のある植物に火をつけ、煙が出た状態で巣の中に煙がいくように煽ればいい。
表に出てくる何匹かと戦闘になるかもしれないが、他は寝ている隙に止めを刺す。手っ取り早い方法は、魔法が使えるなら巣穴ごと爆破してしまうのも一つだ・・・まぁ素材が取れなくなってしまうらしく、オススメはできないそうだ。
「ダミーボアは良い餌だったなぁ」
「アレワビミ」
「懐かしいですね」
どうやらコトヒラ達も知っているらしい・・・食料として。
ダミーボアは食用として用いることができる。味もそこそこであり、一匹でかなりの量になる。
オススメ調理方法は香草焼きだそうだが・・・たぶん、コトヒラ達は生なんだろう。
と、そんな事を考えていると、村が見え始める。
村の回りには申し訳程度の柵が張られ、よくよく見てみれば一部が損壊していることがわかる。
村の回りにある畑も、少々荒らされた痕跡が伺える。恐らくダミーボアの仕業だろう。
すると、村の奥からパタパタと少年が駆けてくる。
「冒険者の人だよね!! この村を助けてくれるの!?」
少年はパァッと花が咲いたような笑みを浮かべ、目をキラキラと輝かせている・・・眩しい。
「あぁ、そうだよ。僕達は正義の冒険者だ」
アドルフさんが微笑みかけると、少年はより一層笑顔を深め、やったやったと飛び跳ねて喜んでいる。
流石イケメン・・・やることなすことが一々かっこいい。
「こら、レブ! 旅の方に失礼でしょう!!」
「違うよ! この人達は冒険者だよ!!」
「それなら尚更失礼です! ・・・内の子が申し訳ございません」
たぶんこの少年の母親であろう人が頭を下げる。アドルフさんはイヤイヤ大丈夫ですと手を振り、片方の手で子供の頭を優しく撫でている。
アドルフさんは依頼書を母親に見せ、冒険者だという確認の為にギルドカードも提示する。
「それでは村長の家に案内させて頂きますので、付いてきてください」
「感謝します」
・・・おかしい。普通ならばこれはパーティーリーダーである俺がしないといけないはずなんだけど、アドルフさんの手際が良すぎてついていけない。
村長の家に向かっている最中、少年は母親に説教されて少し不機嫌になってしまった。
「レブ・・・とか言ったかな? 冒険者に憧れでもあるのか?」
「うん! 将来はバーバリアスみたいに強くなって、皆を助ける冒険者になりたいんだ!!」
どうやら、この少年は冒険者に強い憧れを抱いているらしい。そう言えばバーバリアスは実在した英雄であり、この帝都を造り上げた偉人だったな。何者にも恐れず立ち向かった勇敢な英雄だったそうだ。
たぶんバーバリアスの伝記や絵本なんかを読み聞かせて貰い、いつかは自分もと夢見ているんだろう。
・・・少年よ、平穏に暮らしてぬくぬくと育つ喜びをもっと知った方がいいよ。
「うむ。良い心掛けだな。冒険者になり、目に写る者を助けるというのは素晴らしいことだ・・・だがな、目に写らぬ者もいっしょくたに守れる男こそ、真の英雄なのだ」
ヴォルフさんは少年の目を覗き込み、真剣な面持ちでそう告げる。
少年はキョトンとした表情で小首を傾げ、ヴォルフさんを見上げるようにして視線を返している。
「冒険者になって、生き急ぐのも構わないよ。でもね、守るべき者はたくさんいるんだ。それこそ、バーバリアスは英雄として数多の人を救ったよ・・・自分も含めてね」
アドルフもヴォルフさんに続き、ニコニコと微笑みながらも、どこか困った顔をして少年に語りかける。
「そんなバーバリアスも一人では駄目だった。だからこそ、仲間を見つけ、共に助け合って人々を救ってきたのだ。冒険者を最終の目標にするのではなく、誰かを守りたい気持ちがあるなら、騎士や兵士になるがいい。お前のその勇敢な心を狭い範囲に向けるんのてなく、この青空の下で生ける人々にも向けてくれ」
二人の真剣な顔に少年どころか、俺も気圧されてしまう。
二人の言葉の中には・・・痛いくらいにしっかりと感情が込められており、心に訴え掛けてくる何かがそこにはあった。
俺の驚いた顔に気づいたのか、アドルフはゆっくりと俺に近づいて、小さな声で俺に告げる。
「冒険者に憧れる子は少なくないんだ。それでこういった村から冒険者に夢見て出る人が多くてね。そんな甘い考えで冒険者になったら行き着く先は唯一つなんだよ・・・」
・・・成る程。
冒険者はハイリスク、ハイリターンな職業であり、時にはハイリスク、ローリターン何て事も日常茶飯事だ。
命を天秤に掛けて日々を過ごす仕事・・・であり、甘い考えで挑んでいいものではない。
しっかりと事前に準備をし、しっかりと知識を蓄え、臨機応変に対応できる柔軟な思考がなければやっていけないのだ。
そして、そのどれかが欠如すると・・・行き着く先は誰にも看取られない『死』だ。
俺のゴーレムとの戦いの時と一緒だ。知識が欠けていたせいで死にかけた・・・なまじ謎パワーが沸いてきて助かったが、あれ人間なら間違いなく死んでいただろう。
それをしっかり子供に伝えたったことか。
「んー?」
「あまり難しく考える必要はない。要するに死ぬなと言うことだ。どうしても守る力が欲しいなら、信頼できる仲間を作るか、騎士や兵士にでも志願すればいい・・・そうだな、ここで騎士の話をしてやろう」
少年は真剣な眼差しでヴォルフさんの喋る一言一句に耳を傾ける。
ヴォルフさんはいかに命が尊いものかを説明した後、騎士の話をし始める。
みるみる内に少年の顔は晴れ上がり、ヴォルフさんが語る騎士道や逸話なんかにのめり込んでいった。
・・・聞き耳を立てていると、やはり所々に『命を大切に』という文言がよく出ている。
アドルフもヴォルフさんも本当にいい人達なんだな。
そんなこんなで村長の家へと辿り着く。
少年の母親が家の扉をノックすると、中から初老の男性が現れる。
アドルフが依頼書を見せると、中へどうぞと通され、少年とその母親とはそこで別れることとなった。
少年は去り際に、僕は騎士になる!と息巻いていた・・・ヴォルフさんの刷り込みは上手くいったらしい。
一室に通され、中にある椅子へ腰かける。流石に全員分はなく、3つしかなかったので、コトヒラとシロタエは後ろに立たせることとなった。
「依頼書で確認した限りでは、村がダミーボアに襲われたという事で間違いないでしょうか?」
「えぇ、先日も畑がやられてしまい、家畜も数匹食べられてしまいました・・・」
「巣が在ったと書いていたが、規模は百匹前後で相違ないか?」
「村の若者達がしっかりと見たと申しておりましたので間違いはないかと」
「・・・後で確認を取らせて頂きますので、巣を見た本人を連れてきて貰っても宜しいでしょうか?」
「えぇ」
・・・何だろう。俺達っているのかな?
正直この二人だけで依頼を達成できると思うんだけどなぁ。
その間にもアドルフとヴォルフさんはどんどん話を進めていってしまう。
・・・話を聞いていて分かることは、二人とも入念に情報収集を行っている。敵の規模のみならず、周辺の地形、周辺の出没モンスター、被害状況、武器の有無、情報の信憑性、依頼達成条件・・・今まで依頼を受ければ、内容もろくに確認せずに直行していたんだけど、それは完全に間違いだったらしい。
二人はせっせと必要な情報を絞り出し、纏め、頭の中にインプットしていく。
「依頼成功条件は巣の駆除とダミーボアの討伐。討伐したダミーボアの所有権は僕達が保有しますが、村の食料源が損害を被ったという事で、肉等の食料となる物はお譲り致します。以上で問題ないでしょうか?」
依頼内容を纏めたアドルフが村長に最終の確認を行い、問題ない事を確認する。
村長はダミーボアの肉を譲って貰えることに、感謝を述べて頭を下げる。
・・・ダミーボアにやられた畑やら家畜やらで、備蓄が限りなく少なく、冬を越すのが難しい状況だったそうだ。
日も暮れかけていたので、今日は一先ず村に泊まる事にした。ちょうど離れが空いていたそうで、そこを使わせて貰える事になった。
部屋は二つあるそうで、一つはシロタエが使うとして、後は俺達男衆・・・と思ったのだが、シロタエの圧力により俺とコトヒラも同室という運びになりました。間違いをおかさぬように、コトヒラだけは何としてでも同室にしてやった。
「ダミーボアに遅れを取るなんて、軟弱な者達ですね」
「仕方ないのよ。人間は様々な種類・・・もとい、『職業』と呼ばれるモノに分けられるそうなの。彼等は戦わず、日々戦いを行う者達を下から支えている者達に違いないわ」
コトヒラはやはり、人間に対する不信感を拭い切れていないようで、愚痴を溢している。
唯、それを諫めたのがまさかのシロタエだ・・・少し説明に偏りはあるものの、まぁ間違ってはいないだろう。
部屋の隅にある窓から、空を見上げてみる。
「おぉ・・・」
『綺麗ね』
窓から見た空の景色は、前世ではテレビや写真でしか見たことのない満天の星空に彩られていた。
この世界ではよっぽど裕福でなければ、夜になれば誰もが寝静まる。
やることがないというのも一つあるが、もう一つは光源となる油が勿体ないからだろう。
家から漏れ出る光は消え、勿論道を照らす街灯なんてありもしない。
自分達のいる場所から光が失われ、代わりに現れたのがこの星空だ。
「空がどうかされましたか?」
「うん? あぁ綺麗だなってね」
「そうですか? いつもと変わらない様に感じますが?」
まぁ、そうだよな。皆からしてみれば、見慣れた景色。光源が全くない森では、いつもと変わらぬ星空で、何に感激しているかもわかんないのだろう。
森にいた頃は星空をみる余裕なんてなかったし、こんなに綺麗な星空を見る事が出来るとは思いもしなかった。
『うふふ。星空を見て綺麗って言ってくれる魔族は貴方くらいね』
「あぁ、やっと落ち着ける」
星空にうっすらと照らし出された村に目を向け、窓を開け、耳を澄ませてみれば、虫の鳴く声と風が通り抜ける音だけが聞こえてくる。
シロタエとコトヒラも俺と同じ様に空を見上げ、瞬く星空をジッと見つめている。
「私達には主人様が何に感激しておられるかがわかりません・・・しかし、きっと何か、私達にわからない思いを抱いていらっしゃるのでしょう」
「いつもみている景色だけど、主人と一緒に見られるとなんでも綺麗だよね」
「ウム。ヤミノナカデヒトキワカガヤクモノ、ワレニワキレイニミエマス」
どうやら、ハンゾーはわかるらしい。どこがドヤ顔しているハンゾーに、シロタエとコトヒラは悔しそうだ。
でも、こうしていると、日々の疲れが癒される。
虫の鳴く音に心を癒され、星空がやんわりと自信の体を包み込み、そして大地の軋む音が俺の闘争心を・・・・・・・・・あれ?
慌てて、夜空から目線を下ろし、闇に包まれる村を凝視する。
ハンゾーも事態に気づき、シロタエとコトヒラも既に臨戦態勢を整えつつある。
「ユガ! 起きてるかい!?」
「わかってる。直ぐに行くよ!!」
どうやら、アドルフとヴォルフさんも気付いたらしい・・・。
闇の中、微かに響く大地を叩く音、そしてもう少しよく耳を澄ましてみれば、フゴフゴと何かの声?の様なモノも聞こえ始める。
準備・・・といっても特になにもすることもないし、そのまま外に出る。
「恐らくダミーボアだね。畑がやられる前に急ぐよ!」
「数は多くない。大したこともないだろうが、油断はするなよ」
「わかった!」
村の南西に位置する畑へと駆ける。
すると、耳を澄ませずとも、豚の耳障りな鳴き声や大地を蹴る音が聞こえ始めた。
まだ畑には着いていなかったようで、俺達が先に到着する。このまま畑に入って踏み荒らすわけにもいかず、迂回してダミーボアが発生させる音の方へと向かう。
すると前方から、星の明かりに照らし出されたダミーボアの群れが上げる白い吐息が現れた。
横にならんで走っていたアドルフが剣を抜くするよりも先に、コトヒラは地面の石を蹴り上げ、闇の中へと放り投げる。
bugyaan!!!!!
闇のなかを恐ろしいスピードで突き進んだ石は直撃し、ダミーボアの断末魔が響いた。
その後も石は止まる事なく四匹のダミーボアを貫いて、尚も突き進み、闇の中へ消えていった。
「ザンシ」
肩に乗っていたハンゾーから黒い糸が一本発射される。それは此方に向かってくるダミーボアの中に入り込むと、ダミーボアの群れの中から三匹が真っ二つに切り裂かれた。
元は白い糸だったらしいが、忍蜘蛛になって以来黒くなったらしい・・・さすが自称忍び暗殺者。
「私は、主人様以外に触れられたくないの」
シロタエは突撃してくるダミーボアの前に立ちはだかり、一つ大きなため息をつく。
次の瞬間、ゴウッと音がしたかと思うと、大地が爆ぜ砕け小さな石の礫がダミーボアへと降り注いだ。
・・・あっという間にダミーボアの群れが半分へと減り、流石のダミーボアも突撃が止まる。
あれがダンジョンの魔物であったのなら、迷う事なく突撃してくるのだろうが、ここはダンジョンでなく魔物にもしっかりと恐怖を感じることができてしまう。
「ヌゥゥゥン!!」
「ハアアアァァァ!!」
足の止まったダミーボアの群れに、アドルフとヴォルフさんが突貫する。
ヴォルフさんは、幅広の巨大な剣を一振り凪ぎ払う毎に何匹ものダミーボアが両断されている。巨大な剣をかなりの速度で自由自在に操る様は圧巻だ。
しかし、アドルフも負けてはいない。果敢にダミーボアの群れへ突っ込むと、ロングソードを巧みに操りバッタバッタと切り払っていく。
「やるな」
「さすがですね」
二人はお互いに背中を預けあいながら、ダミーボアを次々に屠っていく。
ダミーボアも二人をどうにかしようと攻撃をしかけるが、全く効いていない所か当たってすらもいない。
もう一度だけ言わせてもらいたい。
「俺っているのかな?」
『お払い箱ね』
ディーレが意地悪そうにクスクス笑い始めると、本気で涙があふれ出そうになる。
「主人が出るまでもないね」
「主人様の手を煩わせるまでもないです」
「ウム。ダガ、アルジノユウシガミラレナカッタノモザンネン」
「「・・・確かに」」
俺が崩れ落ちている間に、シロタエ達は何かを話している。
ディーレがごめんごめんと、頭を撫でてくれたお陰で少し立ち直ったけど、元はと言えばディーレが原因なんだ。
そうこうしている内に、ダミーボアの群れがいつしかなくなっており、そこには事切れた死体だけが無惨に転がっていた。
ダミーボアの行動パターンは、突撃からの体当たりと噛むことくらいしかできないそうだ。つまり、罠や色々仕掛ければ、村人でも対処できるらしい。
それからすれば、このメンバーは何ともオーバーキル感が否めないが、念には念を入れると考えればこれでもいいだろう。
「呆気ないわ」
「つまんない」
「コノテイド、カタナラシニモナラン」
どうやらシロタエ達三匹は不満なようだ。
確かに、村人達が農具でぶっ叩けば怯み、一度斬りつけられればやられるような魔物だ。何匹倒しても爽快感はないだろう。
・・・まぁ、それが一番いいんだけど。
「・・・変だな」
「うん。巣を張っているダミーボアの群れにしては数が多い」
ダミーボアの残骸の中から、二人が踏み分けるようにして出てくる。
二人もどこか不満そうであり、怪訝な顔をしているが・・・シロタエ達の様に物足りないという感じではない。
「どうかした?」
「うん。だいたい巣を持ったダミーボアはこんなに多くで村を襲わないはずなんだ」
「それ、どこか必死さもあったのが気がかりだ。普通なら逃げ帰ってもいいというのに、奴等はそれをしなかった」
あぁ、確かに戦う他にも逃げてしまえばよかったのだ。
それをしなかったというのがおかしいと・・・何やら嫌な予感がするのは気のせいだろうか。
「明日は俺と・・・アドルフで巣まで行こう」
「ユガ達は村に残ってもらっていいかい?」
どうやら、二人も嫌な予感がするようだ。
唯、その嫌な予感が何なのかはわからない。
キナ臭さを感じつつも、俺達は村へと戻っていった。
波乱の幕開け?
ユガ達一向に更なる試練の予感です。
(オカマさんの回いつもより再生数が多かった・・・読者の皆様オカマ好きなのかな?)
宜しければ、本文下にある評価の方是非ともお願い致します!
遠慮なくこの物語を評価して下さい!!
何か変なところ、見にくい、誤字だ!などがあればどしどし教えて頂けると嬉しいです。
(言い換えでこういうのがありますよなどが合ったら教えてください。例:取得→習得、思いやる→慮る、聞こえる→耳に届くなど)
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