ミューティロギアンendA
「ミューティロギアン、お昼なに食べるの?」
「青い看板が目印のコンビニで買ったベントゥだ」
この前は色々あったなあ。ミューティロギアンがドラゴンになったとき困った人の見方、村の長老にたずねた。
『ふむ……これは先祖のアレじゃな』
『先祖のアレ?』
『マキュス星人には皆等しく祖先のドラゴン遺伝子がはいっとるんじゃよ』
『あ……』
ふと思い当たる節があった。
それはチーム戦でのこと、私が使った薬はドラゴン限定で眠らせる薬だった。
ミューティロギアンはあのときドラゴン達と同じように眠ってしまったのだ。
長老が言うには想い合う心があればもとに戻れるらしくて、私たちは困った。
そこに互いの家からお見合いのセッティングとかで色々あった。
『はあ……』
どうやってお見合いを断ろうか、悩んでいると相手がやってきた。
『ミス・アクアルナ!?』
『……ミューティロギアン!?』
そのお見合い相手はミューティロギアンだったのだ。
それよりドラゴンの姿で食事を運ぶアレにのってきたのにもっと驚いた。
それから色々あって彼はなんとか人に戻れたのだ。
―――
「君の分も買ってあるが」
「ありがとう未来のだんなさま!」
【ベストend・・幸】




