よん
「咲ちゃーん?どうしたのー?」
「んひゃぁ!?・・・なに唯?」
すごいびっくりした。
だってなんかいきなり背後から両肩をそっと触られたら誰だってびっくりしちゃうよね!?
うん、だから今のは決して変じゃない。
「・・・んくくくくっっなっ、なにっ、今のっ笑」
んむぅぅぅ〜〜
すごく恥ずかしい〜〜聞かれてたし・・・しかもその聞かれてた相手って・・・
「吉井。話に入ってこないでくれるー?」
唯と犬猿の仲の、吉井佑月。
まさかこいつに聞かれてたとは。
「別にいいじゃんか、なにもお前にリアクションしてるわけじゃない、俺は浪川の笑いが面白くてそれにウケてただけだろーがよこのスカスカ頭」
いや、唯はスカスカ頭じゃないと思いますがね、吉井くんよ。
だって外部転入生だよ?
暗に特待生だということだよ?
学年ビリから数えた方が早いあなたが唯に言えることじゃないと思いますが。
「おい浪川、顔で語るなよ。俺が言ってるのは学力じゃなくて知能のことだ」
「うるさい。お前の、ないと言っても過言じゃないくらいのキャパの脳みそ叩き割ってやろうか」
ふたりとも子供かよ笑 大人気ないなぁ〜
ていうか、あたしそんなにわかりやすい顔してたのかな?
エスパーかよ。
こんな面白い茶番はいくらでも見ていられるけど、気分があまりよくない。
なぜか嫌なことばかり考えてしまって、このまま授業を受けても頭に入ってこないと思うし、つまりは時間の無駄だね、うん。
「はいはい、喧嘩は終わり。唯、あたしちょっと保健室行ってくるから先生によろしく」
「え?あ、うんわかった。だいじょうぶ?」
「お前のバカがうつったんじゃねーの?」
あ、もうはい。めんどくさいからスルーしてさっさとサボろう。
でもきっと連絡とか先生で取り合うだろうから保健室で休まなきゃいけないのかな?
うん、とりあえず面倒なのは嫌だし、保健室に行こうかな。




