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3方向からこん棒が迫る

俺の後ろには女の子がいる、避けるわけにはいかない

剣で受ければ、この人数相手では隙となる、上段に構え

こん棒が当たる瞬間身体を捻り受け流し、その勢いのまま

袈裟がけに左のゴブリンを1体切り裂く


振り下ろした状態を狙い、左から別の2匹が襲ってくる

俺は剣を足元に手放し、両手に魔力の膜(軟)を張り左からくるこん棒2つを

二つの手で右のゴブリン2体の頭に受け流す、

こん棒は綺麗な曲線を描き2つの汚い花火を咲かせた

すかさず足元の剣を蹴り上げ右手で掴み

体制を崩した2匹を切り捨てながら目は他の3匹を追う


残り3匹は、逃げ腰になってるな

俺は右手の剣を床に突き立て胸を張る、逃げたければ逃げろと

ゴブリンはこちらをちらちら窺い

俺が動かないのを確認すると背中を向けて逃げ出した。

俺はこの瞬間に剣を先頭の一匹に投げながらこん棒を拾い追いかける

目の前で先頭のゴブリンの頭に剣が突き刺さる

後ろの2匹は驚き足を止めこちらを振り向く

襲いかかる俺に気付いたが、後ろを向いて逃げようとする

用意された逃げ道に、戦う選択肢は2匹の中から消えていた。


ゴブリン殲滅完了



俺は女の子に駆け寄り傷の手当てをする

薬草(森で採取、買う金も無いしね)を擦り込み包帯を巻く

顔色は悪くない、足元のとらばさみに睡眠性の毒が塗られているな

森で取れる物と同じだ、暫くすれば目を覚ますだろう

金髪の可愛いより綺麗と表現した方が良い美少女だ・・?つうかこの女の子

試験の時の女教官じゃね?改めて見ると胸が・・でかいな・・。

どきどきしてきた!・・これが恋?(違う)




ゴブリンの死体は時間と共に消え去り、後には金が残された。

1匹2ゴールドか、全部で20ゴールド

岩陰の奴は10ゴールド!ひゃっほー!

今更だけど良く勝てたねー

正直1対1ならまず負ける気はしないが多数相手なら話は別

ルウに出会うまで、元々一人で生き延びてきた俺は

自分が簡単に死ぬ存在である事を理解してるし

多数相手には如何に逃げるかが重要で戦う事は無謀でしかない事を知っている

俺は生き延びる事に関してはエキスパートなのだ!


「あっ宝箱だ!」 わーい


ザクッ


とらばさみ発動


意識が薄れる・・嫌だ・・こんな最後かっこ悪いよ・・。


「助けて」


俺は意識を失った





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