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「全ての謎は解けた」
俺はニヒルな笑みを浮かべた。
「何か分かったの?」
興味がフレアを現実に引き戻す。
「ああこれはな・・・」
フレアを見上げ、そこで一度言葉を貯める
「夢だ!」
「は?」
「まぁ聞いてくれ、いくつか理由があるんだ、先程カードを見せたとおり
俺が受けたランクは1、初級で、ゴブリン五匹討伐だ」
「ええ」
「明らかに飛ばされた階層は異常だ、入口も無ければ出口もない、罠はあるし
敵の数も強さもランク1とはとても思えない。」
「そうねランク1の階層では無いわ、それはケイジが誤って私の階層に飛ばされた
と考えれば辻褄が合うんじゃないかしら、ケイジもそう言ってたわよね?」
「ああ、だが其処が可笑しい、この迷宮で人が死んだなどと聞いた事がない、
こんな事故が起こるなら、説明があって然るべきだが、何も聞いてない。」
「・・・確かにこの迷宮で人が死んだ事は無い筈ね、魔力を吸い取る罠も知らないわ」
「何より俺は強いが、一人でゴブリン21匹倒せるほどでは無い!、、つまり夢だ!」
「そうかしら?・・・ヵ・・ョヵッ・ヶ・」
「?何か言ったか?」
「っ何でもないわ!えーと・・・幻影の可能性はないかしら?」
「それは無い、敵は強いが倒せたし、違和感が無い」
「違和感?」
「ああ、幻影は戦いの最中に必ず矛盾が生じるが、俺はそんなの感じなかった、
それに出口を隠しても其処にある筈なのに使用できないのも可笑しい。」
「確かにそうね・・ケイジは幻影魔法が使えるの?」
「いや・・魔法は殆ど使えない、知り合いに一人使い手がいたんだ・・
そういう事でこれは夢と、しかもより現実に近い夢だな、餓えれば死ぬし
殺されたら、やはり死ぬだろう。」
「夢に違和感は無いの?」
「違和感を違和感と感じないのが夢だ、フレアは夢の自分の世界に
違和感を感じるか?」
「成程ね・・・何とかなりそう?」
「夢は覚めるもんだ」
出口が無いなら作ってやるよ。




