「ステータス3」と「日向ぼっこ」
遅くなってすみません!
今後はあまり更新は途切れないようにがんばります!!
……ふあぁぁぁぁ~~……。
からだが……、もう、だるくて……、おもくて。
……ねむけが、……がまんできない。
もう……、いしきが、とぎれそう……。
……おかしいな?……今までねむけ、……なんて。
……まったく、……かんじなかったのに。
―――魔力パターン登録が完了しました。
最後はアクセサリー化です。
・・・?蒼様?―――
……っ!……ふぁい?
……うん?
ああ……、とうろく……、登録ね。
わかってる、わかってる、覚えているよ~~。
忘れてない、忘れてないぞ!
ニュクスさん!
―――いえ、まだ何も述べておりませんが・・・。
(一瞬眠気に負けてましたね。)―――
……危なかった、一瞬意識なかったな。
……ふぁぁぁ~~……良し!!
さて、次は何をするんだったっけ?
―――蒼様、まだ寝ぼけていましたね?ダンジョンコアのアクセサリー化です。
このニュクスを蒼様専用のオリジナルコアに変形するんです。
それで本登録で必要な作業は完了いたします。
ですが、その前にステータスの確認をお願いします。
大量に消費し過ぎて〈MP〉が一桁台です。―――
そうだった、そうだった。
コアに魔力吸われてるんだったな。
今の魔力を確認しとかないとな。
え~と、ステータスっと。
■ ■ ■
ステータス : 『蒼水晶』
『コアN’o 七七四番』
〈マスター名(仮)〉 : 『蒼水晶』(****)
〈契約中コア名(仮)〉 : 『夜』
〈種族〉 : 『水棲小霊魂(霊体)』
〈種族値〉 : 『現在なし』(***)
〈属性〉 : 『水、霊、無』
〈所属〉 : 『無所属』
〈HP(体力)〉 : 五〇 / 四〇(±〇)
〈MP(魔力)〉 : 一七八〇 / 八(±〇)
〈DP〉 : 〇 p
〈SP〉 : 〇 p
■ ■ ■
前回よりも、情報が細かく表示されてるな。
一部分、文字化けして読めないけど。
―――その文字化け部分は気にしないでください。
原因を説明しますと長くなるので省きますが、蒼様に害はありません。
本契約後に読めるようになる部分もありますので。
そこよりも問題となるのが〈HP〉と〈MP〉です。
ぶっちゃけ消滅の危機です。
とても危険な状態です。
特に前者、〈HP〉が減っているのがヤバいです。―――
うわっ!本当に驚く程に減ってるな。
………?でも、滅茶苦茶減っているのは魔力だよな?
問題になるのは体力って、どういうことだ?
一応のこと、体力の方も減ってる。
減ってはいるみたいだけど、……どこが危険なの?
体力と魔力を見ると、やっぱり魔力の方が減りすぎていて、ヤバい気がするんだけど……?
―――蒼様は霊体ですので活動するのに必要となるエネルギーは基本的には〈MP〉です。
だからといって〈HP〉が不必要な理由ではありません。
必要だからこそステータスに表示されています。
単に最後の最後、一番危険な状態になるまで使われないだけです。
そして、現在の蒼様はとても危険です。
霊体は一度〈HP〉が減り始めると、〈MP〉が全快するまで〈HP〉がそのまま減り続けます。
今の状態まま放置しておくことは存在の消滅を意味します。―――
普段は、魔力の方を使って動かしているのが、私の霊体。
(魔力を使う/正常な状態)
今は魔力が切れたから、体力を使って体を動かしている状態。
(魔力枯渇で体力を使う/非常事態)
魔力が普段使いの主電源、体力が非常時の予備電源ってところか。
(物のたとえ/現実逃避中)
一度予備電源の体力を使いだすと、主電源である魔力が満タンになるまでは、切り替えが不可能。
(絶賛存在の消滅の危機/今ここ!!)
なので、予備電源の方を続けて使い続けることになるけど、主電源の方が満タンになる前には、予備電源がなくなる。
(確定している未来/絶望)
―――絶望するのは速すぎますね。
悪い報告はまだあります。
更に付け加えると霊体にとって〈HP〉は体の大きさに比例します。
第三者視点から見ると分かり易いのですが・・・蒼様。
〈HP〉が減るごとに蒼様の体の大きさが段々と小さくなっています。
最大〈HP〉五〇から一〇減って現在四〇です。
【ダンジョン】に入って来た時よりも体積が二〇%程小さくなっています。―――
え?小さくなってる?
………?ん~~??
ダメだ!周りを見回してみてもわからん!
……って、それ本当にマズイじゃないか!!?
ど、どどどどうすればいいんだ!? ゴロゴロ )
ヤバい、ヤバい!
これは、本当の消滅の危機!!
―――・・・蒼様。
落ち着いてください。
存在の完全消滅までには幾ばくかの余裕がございます。
なにより現段階でも治療による完治は可能です。―――
存在の、……あ、私もう死んでたんだっけ。
なら、焦る必要ないか。
ちょっと体が縮んだだけ、だよな。
うんうん。
あ~~、一度冷静になれたら、一気に落ち着くな。
この感情の制御も、霊体だからこそか?
……で、対処方法は?
―――おや?すぐ落ち着きましたね・・・。
さすがはニュクスのマスターです。―――
はいはい。
それで?
―――では、話を戻しますと、今の蒼様の状態の治療方法はあります。
それも極めて簡単な方法です。
① : 大地に体を横たえて太陽の光を体全体で浴び、最低でも半日以上はそのままで過ごす方法。
② : 御自身にとって居心地の良いと感じる環境で生活し、五日以上過ごす方法。
③ : 自身の取得している〈属性〉と同じ〈属性〉を宿した生物、植物、鉱石、エネルギー体を魔力が全回復するまで取り込む方法。
④ : 同じ〈種族〉の同じ〈属性〉を持った者から魔力を全回復するまで譲渡していただく方法。
⑤ : ダンジョンコアから魔力を全回復するまで補充する方法。(ダンジョンマスター限定)
以上の五つが主な回復方法です。
対象となる方の〈種族〉や取得している〈属性〉に寄って所々異なることもありますが、凡そはそのような感じです。―――
ふむふむ……、ふ~~ん………?
主な方法が五つなのはわかったが……。
①の、太陽の光を浴びて過ごす、この方法って、霊体の私にも有効なのか?
普通は霊体、というか幽霊に太陽の光を浴びろって、自殺行為なんじゃ……?
―――そんなことは御座いません。
①~⑤までの治療法で①は最も効果を期待できます。
霊体である蒼様に有効な治療法を順番に挙げると。
順番に①→②→⑤→④→③となりますから。―――
わかった。
ニュクスが言うのだから、本当だとは思うけど。
何故、霊体が太陽を浴びると回復するのか、可能な限りで教えて欲しい。
―――了解しました。
疑問に思うのでしたら可能な限り説明させていただきます。
蒼様の〈種族〉、霊体が最も活性化して活動するのは暗闇や夜、真夜中が主です。
ただ、活性化中は自然回復とは違い、魔力を常時消費するのです。
疲れない代わりに疲労しているのに気付けないのです。
そのため、魔力の低い霊体は発生したのが真夜中だと大抵がそのまま消滅します。
存在を保てるかどうかか運しだいです。―――
―――では朝や昼間はどうかと言いますと一か所に留まって停滞し、活性化はしません。
ここで重要なのは霊体達は動けないではなく、活動せず動かないのです。
朝や昼間は夜の様に活性化は起きないので霊体からすれば落ち着ける時間なのです。
心身を落ち着かせることのできる時間に太陽の光を浴びて過ごすことが重要だと思われます。
太陽の光を浴びることで回復を早める何かを吸収しているのか。
もしくは、霊体の中で何か変化が起きているとは思われますが。
これ以上の説明は現状できませんね。―――
なるほど。
つまり、私が今やるべきことは?
―――【ダンジョン】の外にでて日向ぼっこしてきてください。―――
うん、分かり易いね。
いってきまーす。




