第9話
1時間前になって書いていないことを思い出しました。危ない危ない。
では9話目です。どうぞ。
「いただきまーす」
いただきます。
現在、郷田一家は夕食中。平日にしては珍しく家族全員が集まっている。
「おいしー! お父さんの料理久しぶりだね~」
久しぶりの父さんの手料理に香澄が舌鼓を打っている。
それでは改めて家族構成を軽くおさらいしよう。
俺の父さん――颯太。母さん――奏恵。姉――花凛。そうそう、姉さんのことを紹介しよう。姉さんもまた容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能ときた。趣味とかはまたいずれ紹介しよう。一つだけ弟の俺から言わせると、男あさりといったところか。そして双子の妹の香澄と佳奈だ。
おっと忘れるところだった、俺の従兄に当たる居候の和樹。そして俺――康太、と言った感じだ。
「お兄ちゃんさっきからぶつぶつどうしたの~?」
「お兄ちゃんは困ったことに、特別な力に目覚めちゃったんだよ」
おい父さん、適当な事言ってんじゃねえぞ。
「にしても康太が高校初日から彼女を連れてくるとわね~。見たかったな~」
何度言ったら分かるんだ姉さんは。そんなのいない。
「私も見たかった」
「……私も」
香澄も佳奈もうるさい。
「……ヤったか?」
和兄はアホか!
1分間の読書、ありがとうございました。
また明日会えることを願っています。予定としては18時に10話投稿です。