第10話
プロットなしで作り始めていますが、4コママンガを意識しているのでそこまで苦労していません。大きな伏線というのもありませんしね。
では10話目ですどうぞ。
「いってきまーす」
いってらっしゃい、香澄。
今日は入学式の翌日、日曜日だ。さて何して過ごそうか。流石に高校の予習をする気にはなれないしな。
「だったら康兄。……私とまた、ゲームしよ」
水色の生地に白玉柄のパジャマを着た佳奈が、ゲームのお誘いをかけてくる。
午前九時。朝っぱらからゲームをする兄妹。
「また勝った……」
くそぉ、やっぱ佳奈は強すぎだよ。母さんの血が濃く流れてるな。
「ゲームは関係ない、と思う……」
……かもな。さて、……続けるか。
「うん」
正午。まだゲームを続けている兄妹。佳奈に至っては、今だにパジャマのままだ。
もう昼飯の時間だから中断しないか? 取り敢えずパジャマから着替えろよ。
「………………そう……する……」
随分と悩んだな。やっぱめんどくさいのな。
って今ここで脱ぐな!
俺はすぐさま後ろを向く。流石に兄妹でも中学生には男女の分別をわきまえてほしい。
「大丈夫。ほらもういいよ……」
何が大丈夫だったんだよ……。……なるほど。佳奈はパジャマの下にTシャツ短パンを既に着込んでいたのか。
「それじゃ康兄、続き、しよ……」
大きな動物のぬいぐるみを抱き寄せながら、佳奈はあざとく首を傾ける。
はぁ……取り敢えずは、昼飯までな。
1分間の読書、ありがとうございました。
また明日の18時に会えることを願っています。




