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第49話

次回、男子高校生の日常編の最終話。今話は違うよ。

では49話目です。どうぞ。

 この丘から見える駅前の交差点は、大きなロータリー交差点となっている。ロータリー交差点というのは円形で信号機が設置されておらず、交差点の中心にある島の周囲を一方向に集会する方式の交差点だ。そんな交差点が並んで二つ存在するのだ。



 十分後、ロータリー交差点に接するビルの幾つかが消灯される。それにより、ここから見えるロータリー交差点の手前側の街灯だけが見えなかったことに気付く。交差点からこちら側に伸びる道路は手前側で繋がっている。道路の脇に建つ街灯だけを見るとその形は……

「ハー……ト……」



 ちょっといびつな形だけどな。俺にはハートの形に見えるな。

「ハート……」

 俺はこの景色を見せて言いたいことがあったのだ。それは結衣が言いたかったことでもあり、聞きたかったことでもあるだろう。



 言うべき言葉はたったの一言で十分。

 結衣……。

「な、何ですか……」

 俺と結衣は向き合う。俺はクラスの前で何かを発表する時以上に緊張していた。だが男の俺がビビっていてはいけない。言うべきことは言う。

 ……好きだ。正式に付き合って、俺の……彼女になってくれませんか。


1分間の読書、ありがとうございました。

また明日の18時に会えることを願っています。

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