第28話
皆さんGWはどのように過ごされますか?
では28話目です。どうぞ。
ただいま~。むっ、家が……綺麗……?
結衣と遊び終わった俺は夕食前に家へ一人帰ってきた。するとどういうことだろうか。家全体が綺麗になっている気がする。誰かが掃除した? 家に居るのは佳奈だけのはずだが……。まさかな。
ただいま~。佳奈いるか~。
返事はなかった。リビングの電気も消え、俺以外の人がいないような静けさが家全体を包み込んでいた。
怪奇現象かっ!? 佳奈はどこだ!? 誘拐!? 予定を言わずにこんな時間に友だちと遊んでいる!? そして何故リビングにさすまたが!?
俺の不安は募るばかりだった。
すると玄関から鍵が開けられる音が聞こえる。ガチャガチャ……ガチャリ、と。
ま……さ……か……。
俺の心拍数は急激に早まる。偶然にもリビングにあったさすまたを握りしめる。そして声が聞こえる。
「あれ? 康兄帰ってるのー?」
佳奈の声だった。
何だ、佳奈だったのか。
「康兄どうしたの、そのさすまた……」
なんかリビングにあったから。家に誰もいないし、そんな時に鍵が開く音がしたからつい……。
「なんだ……」
それよりも夕食の買い物に行ってたのか。しかも家の掃除までして。見違えたぞ、佳奈。
「うん……頑張った……」
佳奈は自分の判断で家事が出来るようになっていた。お兄ちゃんは嬉しいぞ。
「ところで康兄、結衣お姉ちゃんとはどうだった?」
ん? 普通に店まわったり飯食ったり遊んだり、って感じだったが?
「…………」
……ん?
1分間の読書、ありがとうございました。
また明日の12時に会えることを願っています。




