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十八
「何故、こんなところに?」
二人がやってきたのは奉行所内の牢屋だ。
「ねね、木俣はん。こんなとこには、滅多に来ないでっしゃろ?」
「ああ、確かにそうだが」
そして、一つの牢の前まで来た破近と木俣様。
それに牢の中から
「こりゃお揃いで!」
そう軽口を叩いてきた男だったが、目の前の青き目に
「ん? 何をジロジロ見てるんですかい?」
ここで鼻を動かした破近、相手に向って
「おまえさんな……」
「へ?」
「二十衛門ちゃうやろ?」
「何故、こんなところに?」
二人がやってきたのは奉行所内の牢屋だ。
「ねね、木俣はん。こんなとこには、滅多に来ないでっしゃろ?」
「ああ、確かにそうだが」
そして、一つの牢の前まで来た破近と木俣様。
それに牢の中から
「こりゃお揃いで!」
そう軽口を叩いてきた男だったが、目の前の青き目に
「ん? 何をジロジロ見てるんですかい?」
ここで鼻を動かした破近、相手に向って
「おまえさんな……」
「へ?」
「二十衛門ちゃうやろ?」
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