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東亰PRISON  作者: 天野地人
東京中華街編
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第34話 一夜明けて

やたらと棒読みを連発するマリアに、深雪はいじけつつも、ぼそっと呟く。マリアの言い分だと、何だか深雪が常時、事務所の邪魔をしているようではないか。


(まあ、たまにそうなる自覚はあるけど……でも、『いつも』ってわけじゃないし!)


しかしそのささやかな抵抗は、全く効果を発揮しなかったようだった。マリアは生温い笑顔のまま、深雪に次なる質問を繰り出してくる。


「……ところで深雪っち~、ホウレンソウって知ってるぅ?」

「緑黄色野菜でビタミンAやルテインを多量に含むやつ?」

「ああうん……まあ、ソウナルヨネー」


 コロコロとしたウサギのマスコットは、はふう、と大きなため息を一つ吐き出すと、次の瞬間にクワッと目を見開き、ドスの利いた声音で捲し立てた。


「……いい? 報告、連絡、相談! ……それぞれの頭の文字を取って、ホウ・レン・ソウ‼ 分かった!?」

「お、俺だって一応、連絡はしたんだよ! でも、みんな《Ciel(シエル)》の調査で忙しくて……繋がらなかったんだよ!」

「はい、知らないし~。ウソ確定!」

「嘘じゃないって! それに、シロにも伝言を頼んだし!」


 あくまで深雪が悪いと言い張るマリアに、納得いかないと反論したその時、会話にシロが加わってきた。

「ユキ! ……大丈夫? 怪我してない?」

 シロとの会話は音声のみで表情は分からないが、マリアと違い、その声音からは深雪の身を案じていることがひしひしと伝わって来くる。

深雪も、気づけば自然と顔が綻んでいた。

「シロ……うん、俺は大丈夫だよ。鈴華とも会えた。ただ、神狼はずっと具合が悪いままなんだ」

 答えると、シロはしょんぼりした口調で言った。


「神狼、病院に引き留めておいた方が良かったかな?」

「そうだな。でも、神狼の事だからいつか一人で行ってしまったと思う。俺は後悔していないよ。こっちはまだちょっと動けそうにないけど……でも絶対、そっちに帰るから。だから待ってて」

「……うん。約束だからね?」 


 深雪は石蕗診療所を出るときに、シロと手を握り合ったことを思い出した。今でもあの温もりを鮮やかに思い出すことができる。《東京中華街》に潜り込んでから想定外の事ばかりで途方に暮れていたが、自分の帰りを待ってくれている人がいることを想えば、苦しくとも踏ん張れる。


 ところが、マリアはその感慨に容赦なく水を差すのだった。

「あー、青い春がこそばゆいっ! 全身がむず痒いっっ‼」


 全身を掻きむしるジェスチャーをするマリアは、見ようによっては奇妙で滑稽な踊りを踊っているようにも見える。その動きを見ていると、何となく馬鹿にされているような気がして、深雪はついむっとした。


「悪かったな、むず痒くて……そもそも、俺、流星に発信したはずなのに、何でマリアが出るんだよ!?」

 するとマリアは踊りをやめ、得意げに胸を逸らす。

「決まってるじゃなーい。そんなの深雪っちの通信機器を遠隔操作でちょちょいのちょいと操作して、深雪っちが誰かに電話をかけようとすると、ぜーんぶあたしのトコに繋がるよう超絶スペシャルなカスタマイズ施してあげたのよ」

「何なの、その超迷惑な地獄のホットライン!」

「マリアちゃんはね、嫌がらせには命を懸けるのだよ~‼」


 小太りのウサギはしてやったりといった笑顔を浮かべながら、軽快にスキップを刻んで深雪の周囲をくるくると回り始める。憎たらしくて仕方が無いが、相手はあくまで立体映像なので、深雪は歯噛みをしながらそれを眺めている事しかできない。

(せめてこの手で払い除けられたらいいのに……!)


 真夏の蝿よろしく、鬱陶しくも元気に飛び回るウサギを、為す術もなく苦々しく見つめていると、今度は流星の声が飛び込んできた。

「深雪、無事か!?」

「流星!」

「おまっ……何考えてんだ‼」

「ゴメン‼ ホントは色々、ちゃんと相談したかったんだけど、成り行きでこんなことになっちゃって……悪かったって思ってる」


 流星の声音には焦りが滲んでいて、シロと同じく深雪の事を真剣に案じていたのだろうことが窺えた。確かに神狼と行動を共にしたことを後悔はしていないが、自分たちの取った行動で流星たちに多大な心配をかけてしまったのだと思うと、素直に申し訳ないという気持ちが湧き上がってくる。流星は実質的に現場を取り仕切っている立場でもあるし、責任感も人一倍強いから、ずいぶんと気を揉んだに違いない。


一方の流星は、深雪が反省しているのを察したのか、口にしかけた説教をぐっと飲み込んだ気配があった。そして小さく溜息をつくと、先ほどよりは幾分落ち着いた声で答えた。

「ああ、まあ……分かってるならいい。シロからおよその事情は聴いてるし、おまけが神狼に同行してくれたおかげで、探す労力がずいぶん省けたってのも事実だ。……神狼はどうしてる? そこにいるのか?」 


「神狼とは途中まで一緒だったんだけど、いろいろあって離れ離れになって……でも、俺が《レッド=ドラゴン》の黄雷龍に絡まれてたところを助けてくれた。その時に高熱をぶり返して、意識を失って……おまけに部屋を分けられちゃって、俺だけ隔離されているんだ。神狼には鈴華がついている筈だから、そこは安心だけど」


「そうか……とにかく、お前らが速やかに解放されるよう、こっちの方から《レッド=ドラゴン》に働きかけてみる。だから絶対にこれ以上、無茶なことはするなよ!」


「うん……分かった」

 深雪とてこれ以上の揉め事はご免だし、そんな事は起こらないだろうと思いたい。そんな願いも込めて素直に頷くと、その会話を聞いていたマリアはジト目になって深雪を睨んだ。


「……何か深雪っちって、流星が相手だと態度変わるよネー」

「そう? そういえば、マリアは誰が相手でも絶対に態度を変えないね。そういうとこ、心の底から尊敬するよ」

 勿論、半分――いや、八割ほどは嫌味だ。すると、そのニュアンスを敏感に嗅ぎ取ったのか、マリアは両目に剣呑な光を浮かべた。

「何ソレ、深雪っちのくせにハイレベルでナマイキなんですけど!」

「マリアが喧嘩ばっか売ってくるからだよ!」

「だって、あたしは深雪っちが嫌いだからね!」 

「お……俺だって、マリアのそういうトコは嫌いだよ!」


マリアはふてぶてしく踏ん反り返り、決して己の非を認めない。勝手な行動を取った深雪の事が、よほど気に入らないのだろう。マリアにはマリアの考えなり価値観があるのは分かるが、気に食わない相手を徹底的にやり込める手法はやっぱり何だかヘンだ。そこで深雪もついムキになって言い返してしまったのだが、二人の口論を聞いていた流星は呆れ返った口調で突っこんだ。


「……どうでもいいけどお前ら、俺の話聞いてっか?」

「そうだよ、ケンカしてる場合じゃないよ!」


 シロも珍しく、咎めるような口調だった。そこで深雪も我に返った。確かに流星やシロの言う通りだ。今は仲間割れを起こしている場合ではない。少々、軽率だったかもしれないと、深雪は声を落とした。

「ご……ごめん」

 一方のマリアも、それですっかり興が冷めてしまったようだった。

「あーはいはい。ま、あたしも深雪っちをイチイチ相手にしてるほど暇じゃないし? 用は済んだから退散しますわ~」


 ウサギのマスコットは間延びした声を発しつつ、一度は姿を消したものの、すぐに再び宙に浮かび上がって付け加えた。


「……あ、そうそう。深雪っち、神狼と鈴華は黄龍ホワンロン大楼タロウの同じフロアに監禁されてるから。一応、言っとくからね」


「あ……うん。分かった」

 深雪がそう答えた時には、マリアは再び姿を消してしまった後だった。事前に覚悟していたとはいうものの、想像していた通りかそれ以上のつんけんとした態度に、我知らず溜め息が出る。


 これまでマリアと接してきて、彼女には、自分の仕事を邪魔されたと感じる瞬間や、自分の存在を軽んじられていると感じた瞬間に激怒する傾向がある、という事が分かってきた。今回はおそらく、深雪の取った行動に対して、余計な手間を増やしたと腹を立てているのだろう。

 おまけに、その際にマリアにはおろか、流星の判断を仰ぐこともしなかった。それが余計に火に油を注ぐ結果となってしまったのだ。

(俺たちが事務所に戻る頃には、マリアも機嫌を直してくれているといいけど……)


 マリアにも、おかしいところはある。けれど、いいところも勿論あると深雪は思っている。だから、深雪の事を嫌いだと公言するマリアとは違い、深雪はマリアの事がそこまで嫌いだというわけではなかった。むしろ彼女が事務所の中でいつも完璧に己の役割を果たしている姿を目にするたび、心の底からすごいと感嘆しているほどだ。

 深雪が新人でへまばかりするから、マリアが腹を立てるのだろうとは思う。だが彼女のやたらと粘着性を帯びた怒りは、それだけが原因であるようにも思えないのだ。


(気のせいか……マリアって、時々、俺に対してやけに辛辣なんだよな……)

 深雪が《東京中華街》に潜入することになった経緯は、マリアもシロから聞いて知っていた筈だ。でも、マリアはあくまでそこには言及しなかった。知っていて、敢えて無視したのだ。そこには何某かの悪意にも似た感情が潜んでいるように思えてならないのは、深雪の勘繰り過ぎだろうか。


(まあ、それにしたって、マリアの怒り方もちょっと子供っぽい気がするけど)


 マリアの態度にすっかり気が滅入る深雪だったが、流星とシロの声ですぐに現実に引き戻された。

「じゃあな、こっちも取り敢えず切るぞ。何かあったら、また連絡してくれ」

「ユキ、無理しないでね」


「うん、俺の事は大丈夫だから。あんまり心配しないで。……いろいろありがと」


 通信を終えると、再び部屋に静けさが戻ってきた。いろいろゴージャスすぎて現実感の欠けたこの部屋は、一人でいると孤独感や寂寥感が倍増されるような気がする。

 取り敢えず通信機器を切り替え、時間を確認すると、既に日を跨いで翌日になっていた。余りにも明るすぎるこの街は、時間の感覚が曖昧になってしまう。だから、もうそんな時間かと驚いてしまった。


 それと同時に、疲労が重りのようになって、両肩にどっと圧し掛かってきた。思い出してみると、昼間は情報収集に奔走し、夕方以降はこの《東京中華街》に潜入して、一日中動き通しだった。さすがにもう限界だ。身を休ませたいと思うが、寝台はあまりにも豪華で、とてもではないが横になろうという気にはならない。だだっ広い客間にはシャワールームも併設されていたが、やはり金箔の貼られたシャワーヘッドを目にした瞬間に、使用する気が完全に失せてしまった。


(俺って、つくづく庶民だなあ……)

 小心者な己の気質を情けないとは思いつつも、やはり身に余り過ぎる贅を堪能する気にはなれない。部屋の隅にソファがあり、それが唯一、腰を下ろせそうな場所だと思った。そのソファへと近づいて行って、端にゆっくり腰を落とすと、想像以上の弾力性が返ってきた。まるで体全体がソファに温かく包まれているかのようだ。

(すっげえ……俺のベッドよりフカフカだ)


 深雪は座った姿勢のまま体を丸めた。感触はいい筈なのに、何だかすこぶる居心地が悪い。けれど、そんな感覚とは裏腹に、体は正直だった。

 背もたれに体を預けるや否や、さっそく睡魔が襲い掛かって来て、引き摺り込まれるようにして眠りに落ちたのだった。





 翌日、深雪は微かな物音で目を醒ました。

 

 広大で且つ豪華な部屋には、暖かい日光が静かに差し込んでいる。窓の外を見ると、真っ青な青空が広がっていた。視界を遮るものは殆ど無い。その為、何だか天空に浮かんでいるような錯覚を覚える。


 次に物音の聞こえてきた方――窓とは反対方向に視線を向けると、部屋の扉が開き、ルームサービスと思われる女性が二人、ワゴンを押して入って来た。どうやら料理を運んできてくれたらしく、瞬く間に食欲を誘う香りが広がってくる。


 給仕の女性たちは、料理を配膳するとすぐに部屋を退出した。ソファから立ち上がると、眩暈を覚えるほど空腹で、ふらふらと匂いに誘われるままにテーブルへと向かう。

 てっきり中華料理かと思ったが、配膳されていたのはバゲットやスクランブルエッグ、スープといった西洋式の朝食だった。それが深雪に対しての配慮なのか、それとも単に《東京中華街》流だというだけなのか、どちらかなのかは分からない。


 いずれにしろ、空腹のままでは動くことも考える事すらできない。料理は見るからに美味しそうだし、振舞われたものを有難く頂戴することにする。


 食後、三十分ほどして、先ほどのルームサービスの女性たちが空になった食器を回収しに来た。深雪は、「あの、ありがとうございます」と礼を言ったが、彼女たちはいずれもアルカイックスマイルで会釈を返すだけで、すぐにそのまま部屋を出て行ってしまった。おそらく、あまり会話を交わさぬよう指示されているのだろう。


 広々とした部屋に再び取り残されると、すっかり手持ち無沙汰になってしまった。することも無いし、話し相手もいないので暇でしょうがない。巨大な液晶テレビが壁に掛けてあったので、リモコンを操作し電源を入れてみるが、画像の迫力はともかく映像の中身は東雲探偵事務所で見られるものと大差ないので、すぐに飽きてしまった。

 

 窓際へと向かい、そこから下を眺めてみるが、あまりにも高所から見下ろしているので、地上の様子は殆ど分からない。

(こんなところでずっと過ごしてたら、いろいろ感覚が麻痺してきそうだな……)


 ここはあまりにも高すぎる。視界を遮るものは何もなく、地上はあまりにも遠い。外界と過度に隔離されてしまっているようで、逆に不安に感じるのだ。

 この部屋は天国みたいで、全てが満ち足りている。矛盾も混沌も、厳しい現実は一つとして直視せずに済む。実際、深雪も自分が《監獄都市》の中にいるという事実を忘れそうになるほどだ。

 でもそれが本当に幸せな事なのか、人として『正しい事』なのか、深雪には分からない。


(まあ、それはともかく……神狼と鈴華の事は気がかりだな)


 神狼は再び高熱を出して倒れていたし、鈴華も強制的に《東京中華街》に連れてこられていろいろ精神的にショックを受けていたようだった。今頃どうしているのだろうと、無性に気になってくる。

 マリアによると、神狼と鈴華は深雪と同じフロアにいるらしい。二人は元々《レッド=ドラゴン》の一員だったのだ。深雪ですらこの扱いなのだし、酷い待遇を受けているとは考えにくいが、万が一という事もある。


 取り敢えず部屋の扉に手をかけてみると、ノブはやはり難なく回った。随分、不用心だと思ったが、考えてみればこれほどの高層建築だ。移動ルートはエレベーターなどごく限られている。そこを塞げば、逃げられることは無いと考えているのだろう。

 もっとも、監視カメラなどで監視されている可能性は大いにあるが。何か少しでも騒ぎを起こせば、瞬く間に誰かがやって来るだろう。


「流星には無理をするなって言われてるけど……神狼と鈴華を探しに行くくらいなら……少しだけなら、いいよな……?」 


 何より、自分自身も監禁され、いつになったらここから脱出できるかも分からないのに、その間ずっと神狼や鈴華の音沙汰が分からないというのも精神的に辛い。向こうも深雪を心配しているだろう。


 廊下に顔を出すと、左右に細長い通路が伸びていて、それぞれ折れ曲がっている。人の気配は全くなく、ところどころにポツンと別室の扉が見受けられるのみだ。

 深雪は廊下に出て、手始めに一番近くにある別室の扉へと向かい、ノブを回してみた。だが、鍵がかかっていて扉は開かない。他にもいくつか扉のノブを回してみたが、いずれも鍵がかかっていた。おそらく、無人の部屋は施錠してあるのだろう。


 そのまま廊下を進み、右折すると、数メートル先に人影が見えた。ぎょっとして、慌てて曲がり角の壁に身を隠す。慎重に様子を窺うと、その人影は深雪の部屋に訪れたルームサービスの女性たちと同じ格好をしていた。この先にある扉から出てきたようだ。


(ひょっとして、あそこの部屋に神狼と鈴華がいるんじゃ……?)


 深雪は、ルームサービスと思しき女性が完全に廊下の向こうへと姿を消したのを見計らい、小走りにその扉へと近づいていった。音がしないように気を付けながらゆっくりとノブを回すと、つかえることなくすんなり回った。鍵は、かかっていない。


(……当たりだ!)


 深雪は流行る鼓動を抑えつつ、僅かに扉を開いて中を覗いてみた。扉が施錠されていないことからも、この部屋が無人ではないことは間違いないが、だからと言って中にいるのが必ずしも神狼や鈴華だとは限らない。そう思って慎重を期したのだが、どうやらそれは杞憂に終わったようだった。


 部屋の間取りは深雪のいた部屋とほぼ同じで、奥にある大きなベッドの脇に鈴華が椅子に腰かけているのが見えた。後ろ姿であるため表情は分からないが、ひどく項垂れているように見える。


「……鈴華!」

「え、雨宮くん……?」


 深雪が思わず声をかけると、鈴華は驚いたように顔を上げ、こちらを振り返った。顔色は悪いが、どうやら怪我をしたり合力を振るわれたりといったことは一切無かったようだ。深雪はほっとし、表情を緩めた。


「良かった、無事だったのか。……入ってもいいかな?」

「勿論だよ! ……って言っても、私も他の部屋から来たんだけど」



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