5/10
公私の相棒
飛行機の前に乗員乗客たちがいる。
彼らを助けたのは新井刑事だ。
「新井刑事!!」
あら、越川警部…。
無事でよかった…。心配したんですよ。
彼は怒る気にはなれない。彼女がいないと駄目なのだ。
如何にして、ライフル銃を構えた犯人を確保したのか。
「この女刑事、殺してやる!!」
逮捕されていないのだ。
「俺は警視庁の越川って言うんだが、新井刑事の反撃のためにここへ来た。
伊丹、援護しろ!!」
もちろんです。
新井刑事は彼に感謝の念しかない。
お互い長所と短所はよく見ている。
彼が視た新井刑事の短所…。
抱え込んで、悪い方向に考えることだ。
彼はそれを怒ったことがある。
逆に、新井刑事が思う達之の嫌な面…。
自分勝手でわがまま。そして一言多い。
だが、アイツには俺が、彼には私がいないと駄目になる。
互いが互いをリードしている。
公私にわたり、彼らの仲はこれからも続く。
刑事としては相棒…。私生活は親友であり恋人。
「有紀先輩、兄さんにひどいこと言われなかった?」
いいえ。お兄さんの性格は熟知してますよ。




