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後記④ 悲劇とラブコメ
最初から考えていた構想の一つに
全員で力を合わせて何かするエンドはありました。
作中でも触れたのですが、恋愛ものはどうしても2人だけの世界に陥ってしまって
最終的に悲劇になりがちという考えが私にありました。
ロミオとジュリエットやタイタニックなど様々なラブストーリーを念頭に置いていました。
いずれも非常に美しく感動的な作品ですが、自分が書くなら…美しさよりも醜くてもハッピーなエンドにしたいなと言う想いから、ラブコメ→喜劇にしました。
もしも倉持や青野が自分の気持ちを押し通したならば、この話は悲劇的な結末になってしまったでしょう。
閉じた世界にならずに、世界を広げて、全員で倉持の悲劇的要素を克服したことで、この話は悲劇にならず、喜劇になりました。
とかいいながら、ぶっちゃけ、自分がそんな美しい作品をかけるわけがないので、ラブコメになったというのが正直なところです。




