別世界の将来美人ときょうめいしてみた➁
王立学院初等部、
まあ異世界ではよくあるよね〜
それで入試会場に来たんだけど、
「王太子殿下!平民が身の程をわきまえずに来ていますよ!まあ、見た目はまあまあのようですが、」
「...そうだな」
私以外の平民の受験者は3人、
全員商人や裕福な家庭で多少貴族との関わりはあるようで、
バカにされるのは私ぐらいしかいないだろう、
王太子殿下に関しては窓の外を見てぼーっとしてるし
「...」
本当になんのことにも興味がなさそうね
ま、都合がいいからいいけど
「っ、」
私と目を合わせた男子は目をそらすし、
あと数分で入試開始だ
「これより王立学院初等部、入学試験を開始します!」
そうやって始まったはいいものの、
「...」
王子が微動だにしない、
あれか!
裏口入学というやつなのか!
と、思っていたら、終了十分前に動き出した
「...」
解くスピード早いな、
そう見ながら私は最後の問題を解き終わって、
暇だから目をつむりながら魔力の効率的な使い方の練習をしているんだけど、
王子、もう解き終わったのか〜、
早いな〜、
早いな!
もうそういうレベルじゃなくない?
まあ王族だから勉学においても秀でているということなのかな、
ま、私よりは経験値がないみたいだけど
やっぱり試験系統は慣れたもん勝ちだからなぁ、
事前に勉強しておけば間違えることはないし、
それじゃあ
結果発表までこの学園の庭園でゆっくりしてよ〜っと
数十分後
あ、れ、って!
私寝ちゃってた!
時間時間、ってもう数分しかない!
こうなったら
「風系統魔法 浮遊!」
飛んで、早く行くしかない!
って、試験会場の入口は、
こっちか!
そう思って速度を飛ばしたんだけど、
「ちょっと危ない!そこどいて〜!」
「?...っ!?」
ドンッという鈍い音とともに人へぶつかってしまった衝撃が走った
「高いところからの急降下は課題が多いなぁ、って、ごめんなさい!痛くない?」
私はその少年の上からすぐにどいてそう告げたんだけど、
なんかすごい見覚えがある、
「君は、確か平民の、」
そう少し無気力そうな声で言いながら少年は立ち上がって言ってきた
「君、不敬、罪、」
そう言っている途中で私の顔を初めて見ながら目を見開いていた
不敬罪かぁ、
終わったぁ、
そう思っていながら立っていたら
「不敬罪で、お前は、俺の妻になってもらう」
「は?」
...は?...は!?
...........................こんなに驚いたのは神に初めて会ったとき以来かな、
ていうか不敬罪で婚約ってどういうこと、?
「殿下!そのようなことは、不敬罪まではいいです、ですが、平民の娘を妻になど、」
そう学園の偉い人っぽいが言っているんだけど、
「別にいいだろ?実際に被害を受けたのは私だ、決定権は私にある」
無気力そうな声から一変、急に主張の強い声になった、けど、
「加害者である私が言うのもなにかと思いますが、学園の人と同じように思います」
「お前に意見する権利はない」
...さっきまでの無気力ボーイはどこへやら、
急に強引になるなぁ、
しかも権利はない、って、
私王族とは結婚したくないんだけど、
「お前は学園に通うと同時に貴族の英才教育を受けてもらう、将来の王妃としてふさわしいようにな」
...嫌なんですが、
「正直に言います、とても嫌です」
「!?」
王子どころかその場にいる全員が驚愕してるんだけど、
「平民が貴族のましてや王族の仲間入りになれるのだぞ?」
「嬉しいなんてことはあっても嫌なんてことはないだろ、」
「聞き間違いだろうな、」
聞こえているぞ〜、そこの貴族連中、
いやね?普通に王族の仲間入りとかめんどくさいから嫌に決まってるじゃん、
政務とかもあるだろうし、
そうして、その日は合格発表後に一旦全員解散、
後日私は王城にお呼ばれされることになった、
ちなみに試験は首席合格でした




