プロローグ編050/【深慎 奏多(ふかしん かなた)サイト0】/憧れの・・・5
【ファン】と言う言葉がわからない
【花】の【フュルウァー】、
【鳥】の【ヴァートゥ】、
【風】の【ウィンディ】、
【月】の【ルナムーン】、
の4名に対して【奏多】は、
「【ファン】は【信者】の様なものだよ。
【信者】はわかるかな?
崇拝する。
尊敬する。
敬愛する。
そんな感じのものかな?
でも【信者】は基本的に【宗教】の様なものに使われて、【ファン】は【スター】とか【憧れる人】に対して・・・」
と言うと、【花】の【フュルウァー】は、
『ごめんなさい・・・
もう少し、ゆっくり・・・話してください・・・
早いと・・・私達、理解追いつかない・・・』
と言った。
【奏多】は、
「あぁ、ごめんごめん。
早く言い過ぎたかな?
【ファン】は大好きな人を応援する存在ね。
わかりますか?」
と聞いた。
【鳥】の【ヴァートゥ】は、
『少し・・・わかります。
応援団・・・ですか?』
と聞いた。
【奏多】は、
「ん~、まぁ、そんなものかな?」
と言った。
【風】の【ウィンディ】は、
『じゃあ、ちょっと違います・・・
私達、貴方に色々、聞きたいね。
どういう理由で作ったかなど・・・
聞きたい。
それで来たよ』
と言った。
【奏多】は、
「あぁ、ファンはそう言うものだよ。
好きな相手の事知りたい。
欲しいとか思ったりする。
でも、恋人とは違うよ。
恋人は特定の相手と愛し合う。
ファンはみんなで対象の人を応援するみたいな感じかな?
ラブでも種類が違うんだけど、これでわかって貰えてるかな?」
と言った。
【月】の【ルナムーン】は、
『大丈夫です。
貴方は、私達、外界人・・・わかりますか?』
と尋ねた。
【奏多】は、
「まぁ、外国人みたいなものだね。
その【宇宙世界版】みたいなものかな?
ダイジョブ、ダイジョブ。
理解しているよ」
と言う感じでコミュニケーションを取っていった。
そして、彼女達は礼儀として変装を解いて素顔になった。
その姿を見た、【奏多】は、
「んなっ・・・」
と絶句した。
まさか、自分に憧れてやって来た4人が、自分が憧れた4人だった事実を知ったからだ。
正に両思い。
こんな事ってあるのか?
・・・あるのである。
それが現実の物として今、目の前で起こっていた。
そして、今度は、【奏多】が泣く番だった。
【奏多】は、
「うっく・・・
まさか・・・
まさか、こんな事って・・・
どういう事だ・・・
思考が追いつかない?
彼女達が僕に憧れていた?
あり得ない・・・
あり得ないだろ、これって?
何かのドッキリ?
僕、騙されてる?
何なのこれっ?
ぐすっ・・・
嬉しいんですけど・・・」
と言った。
憧れて病まなかった4人が自分を訪ねてやって来たと言う事実が受け止めきれていない。
嬉しさが極まって身体が震えてくる。
そんな状況だった。




