プロローグ編048/【深慎 奏多(ふかしん かなた)サイト0】/憧れの・・・3
【奏多】の【オリモケ】に【場所タイプ】の【ラスラスボス】/【トゥコロクァアレヴァ】の【人気担当】の【巫女】の様な存在、【巫衣姫】である、
【花】の【フュルウァー】、
【鳥】の【ヴァートゥ】、
【風】の【ウィンディ】、
【月】の【ルナムーン】、
の4名は【奏多】に会いたいと言う気持ちが高まり、彼に会うため【奏多】が使ってる言葉を覚える事にした。
とは言っても【トゥコロクァアレヴァ語】が彼女達のメイン言語であるため、たどたどしいしゃべり方になるレベルまでしか習得していない。
そして、ウィッグにサングラスにマスクなどで本人だとわからない様に変装をして、彼女達は偶然、【場所タイプ】の【ラスラスボス】/【トゥコロクァアレヴァ】が、【奏多】の住んでいる場所の近くに顕現したのをきっかけに、【場所タイプ】の【ラスラスボス】/【トゥコロクァアレヴァ】から足を伸ばして、【奏多】の住む地域にやって来た。
【花】の【フュルウァー】は、
『わたぁし、【先生(【奏多】の事)】の国の言葉・・・
しゃべれてますですか?
(本来は【私、先生の国の言葉をしゃべれていますか?】と言いたい)』
と他の3名に聞いた。
【鳥】の【ヴァートゥ】は、
『ダイジョブジョブ・・・
ジョブは1つ多いですかしらな?
(本来は【大丈夫です。ジョブは1つ多いですか?】と言いたかった)』
と言った。
【風】の【ウィンディ】は、
『言葉・・・
むつかし・・・でござる・・・よ。
(本来は【言葉は難しいですね】と言いたかった)』
と言った。
【月】の【ルナムーン】は、
『ゼスチャ・・・
で何とか・・・したら・・・よったり。
(本来は【ジェスチャーでなんとかしたら良いと思います】と言いたかった)』
と言った。
4人ともまだまだである。
何となくニュアンスは伝わる可能性はあるが、読解力や理解力が無い相手には誤解される可能性がある、【言語能力】と言えた。
そんな不安の残る4人が足を運んだのは、【奏多】が【無人販売】している【店舗】の1つだ。
ここで情報を得て、【奏多】に会いたいと4人は思っていた。
それはそれとして、まずは買い物、ショッピングからだ。
折角、【奏多】の【店】に来たのだから、買わなくてはもったいない。
とは言え、4人が自由に出来る【奏多】の店で使える【通貨】はそんなに多くはない。
それらは、4人の信者達が、【お布施】として渡していたものから使用される事になる。
つまり、【奏多】と同じ通貨を使っている信者達からしか、その【通貨】は得られないのだ。
残念ながら、【奏多】と同じ通貨を使っている信者の数はそれほど多く無く、居ても裕福という者は居ないので、資金面に限りがある。
また、【お布施】だから、全部を使い切ると言う訳にも行かず、資金面では限りがあると言える。
だから、【オリモケ】を爆買いしたくても出来ないのだ。
気持ち的には売ってある【オリモケ】を全部、購入したい所だが、慎重に選ぶしかないのだ。
4人が真剣に見ていると、
「あ・・・珍しいな・・・
うちの店はほとんどが男性客なんだけど、女性でうちに来られるのは珍しいよ。
何をお求めですか?
僕はこの店の店主です。
良かったら、商品を紹介させてください。
お姉さん達にはサービスいたしますよ。
滅多に居ない女性客ですから」
と声を掛けた者が居た。
【奏多】である。
4人とも重装備で変装しているため、【奏多】は、
【花】の【フュルウァー】、
【鳥】の【ヴァートゥ】、
【風】の【ウィンディ】、
【月】の【ルナムーン】、
だと気付いていない。
【花】の【フュルウァー】は、
『【てんしゅ?】・・・と言うのは・・・
なん・・・ですか?』
と聞いた。
たどたどしいが、ちゃんと聞けている。
【奏多】は、
「【店主】と言うのは・・・
そうですね・・・
【オーナー】です。
店を経営する人です」
と説明した。
【鳥】の【ヴァートゥ】は、
『責任・・・しゃ・・・ですか?』
と聞いた。
【奏多】は、
「えぇ、まぁ・・・
僕の店ですから・・・」
と答えた。
【風】の【ウィンディ】は、
『私達・・・
人、探してますです・・・
これ、作った人・・・
探してます。
貴方、知ってますか?』
と聞いた。
【奏多】は、
「あぁ、それなら、僕ですよ。
僕が、これを開発して【特別特許】を持っています。
だから、僕以外は作れないんですよ」
と言った。
【月】の【ルナムーン】は、
『じゃ・・・じゃあ・・・貴方が、これ考えた・・・
のでござりますか?』
と聞いた。
【奏多】は、
「えぇ、まぁ、そうですね。
僕が考えました」
と言った。
と、同時に4人は感極まって涙を流した。
【奏多】は、
「え?え?え?
ぼ、僕、何か失礼な事しましたか?」
と動揺したのだった。




