↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(ファーブラ・フィクタイズム6)【ペルフェクトゥス・ホノル】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
38/48

プロローグ編038/【粋方 恭侍(いきかた きょうじ)サイト0】/ハーフ・デッド・パーティー3

 【恭侍】は、

「てめぇが本体だな?

 てめぇは名乗っていないが名前を聞くつもりはねぇ。

 てめぇはクソだ。

 こんな騒ぎをおこしやがって。

 恐らく、てめぇを殺して、状態が戻ってもこの地獄絵図はほとんどが遺体に変わるだけで生存者はほとんど居ないだろう。

 てめぇは負けるが、てめぇの考えたこのクソゲームには勝つだろうよ。

 嬉しいか?

 こらっ。

 おらっ、嬉しいかって聞いてんだよ」

 と言って遺体を睨む。

 【花積】は、

「無駄よ。

 それはただの遺体。

 そこに現れてこの状況を作り出しただけ。

 操っている【半死体】を通してしかそいつはしゃべれない。

 そう言う存在よ」

 と言った。

 【恭侍】は、

「そうか・・・

 せめて、恨み言でも言ってやろうかと思ったが無駄か。

 だったら、とっとと消滅させるだけだ」

 と言って、【新意事典(しんいじてん)】を使って、【本体】を消滅させた。

 結果、【半死体】の状態の者は居なくなった訳だが、それまでの惨劇により、ほとんどの者が物言わぬ骸となった。

 この大都市には100万人以上の人間が居たが、【恭侍】と【花積】以外で生き残った人間はたったの6名だった。

 その6名もすぐに手術をしなければならないレベルだった。

 【恭侍】達はその6名の手当をするとこの大都市を後にした。

 もう、ここには居られない。

 そう、判断しての移転だ。

 そこへ響く声がある。

『ふ・・・ふふっ・・・

 ふふふふふ・・・

 ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・

 良いわ・・・

 これが見たかったのよ。

 よくやったわ・・・

 名前・・・何だったかしら・・・

 覚えてないわね・・・

 まぁ・・・良いわ。

 どうせ、使い捨ての駒だし・・・

 あぁ・・・楽しかった。

 次は何をやって遊ぼうかしら・・・』

 と誰に伝えるでも無い声が巨大廃墟となった大都市に響き渡った。

 その声の主はもちろん、【遺体タイプ】の【ラスラスボス】/【シュトゥアイトゥアイ】である。

 【遺体タイプ】の【ラスラスボス】/【シュトゥアイトゥアイ】は名前も覚えていない様な配下にこの惨劇を起こさせて、満足した様だ。

 最悪の状況。

 正にそんな状態を作り出し喜ぶ彼女の精神は完全に壊れている。

 彼女は【恭侍】に宣言している。

 彼の行く先々にこの痕跡を残すと。

 つまり、【恭侍】の行く道は茨の道どころか地獄の道と言えるのかも知れない。

 【恭侍】はそれに抗うつもりでいる。

 勝てるかどうかはわからない。

 だが、それでも生きるために抵抗する。

 それだけだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。