久しぶりに「なろう」エッセイを読んで思うこと徒然
最近、再びエッセイを読みまくっている――と言うほどでもないのですが、まあまあ、そこそこ、ぽつらぽつら読んでおります。
暇なのか。暇なのかもしれない。いやいや、創作活動の一環です。たぶん。
やはりと言うべきか、今の話題は「AI小説」がかっさらっている印象です。
かっさらうというか、馬で駆け抜けていて、いい感じで砂ぼこりが立っている感じがしております。
で、ふと、自分が「なろう」に登録したころのエッセイ界隈を思い出してみました。
当時よく見かけた話題は、たしか「盗作」でした。
誰が誰の作品をパクったとか、パクったのはどっちかとか、どこからがオマージュとか、ものすごい低確率の偶然の一致かとか、前世双子説とか、なんとか。まあ、コピペなんでしょうけど。
なかなかにいい感じで燻されて、香ばしい話題でした。
その次あたりに目立ったのが「複垢」でした。
「なろう」で複数アカウントを作成し、自分の作品に自分でポイントを投下する。ランキングの呼び水にしようとしたのでしょう。
言うなれば、セルフ応援団。なかなかの力技です。ただ力及ばず、観客席に自分しかいない作品もあったのでは?絶対あったはず!なんて考えると、ものすごく切なくて、悪いことと思いつつも、嫌いになれずにいました。
さらにその次は「クラスター」
いわゆる、ユーザー同士でポイントを融通し合い、ランキングを歪める行為のこと。
みんな仲良く相互扶助と言えば聞こえはいいですが、まあ実態はポイント互助会。互いの作品を読まずにポイント投下連投があったようです。
この頃は、ランキングが書籍化に直結していた時期だったような気がします。色々考えるなぁと。
そこへ「創作ネタ」と「底辺ネタ」が常時食い込んでいた。そんな印象があります。
「創作ネタ」も一時期は荒れていましたね。今も、かもですけど。
過剰に書き手を煽るような、どぎつい文章が流行っていた時期があったように思います。いや、自分がそう感じただけだったり。単なる被害妄想だったり。
あえてエッセイを荒らして、自作小説のアドバルーンにしていたのかなぁ、なんて思う人もいました。
ある意味、炎上マーケティング。ただ、この作戦、成功した人っていたのだろうか?って印象です。
そして現在。「AI小説」ですよ。
盗作、複垢、クラスター、創作論、底辺論争を経て、満を持して人工知能参戦であります。「なろう」、お前もか!
なろうエッセイ界隈、年表にすると妙に濃い。なろう史の試験があれば出るかもです。
なにはともあれ、とにかくエッセイは楽しい。マジメーな意見もあれば、芳しい意見もある。
鋭い指摘もあれば、なぜその角度から刺した、という謎の投げ槍もある。
結局、自分はそういうものを眺めるのが好きなのだと思います。
人は物語を書く。そしてときどき、物語より面白い語りを始める。なんて罪深いのでしょう。
このエッセイも、その同類かと思って、生暖かい目で見守っていただけると災いです。




