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へらへら
その軽薄な顔。へらへら笑って、ごまかして。
その冷たい眼差し。念を押すように、疑念を振り払って。
君は何も信じていない。信じずとも、楽しく生きられると知っているから。
そうして、君はその薬に手を伸ばしたんだ。
そうすれば、人生をもっと楽に耐えられるような気がしたから。
君が「こうなるとわかっていたなら、薬なんてやらなかった」と言うことでさえ、そうやって言うことが、君の心を慰めるからだろう?
自分はそんなに馬鹿じゃなかったって、そう言いたいんだろう?
それすなわち、君が永遠に自分の生に対して無責任であることを示しているんだ。
へらへら笑って、どうでもよさそうな視線で生きて。
背中を曲げて生きても、何の恥も覚えないんだ。
そんな感情、しょうもないって片づけてきたから。
うずくまって立ち上がれなかった人間を見て馬鹿だと笑ってきたから。
君たちは正しくて、正しいゆえに、はいつくばっている。
まだその笑顔は変わらない。その軽妙なやり口も。
それでも君たちが魅力的に思えてしまう。
君たちのように生きられたら、と思うことがあるんだ。
どうしようもないのであれば。どうしようもなく死ぬしかないのなら、笑って死ぬべきだろうと、そう思うから。




