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67話 森の中の悲鳴

「ふー一休みしよ、、あれ?」

本来は少しのだけする予定だったのだがついつい楽しくなってしまい気が付いたら日が少し傾いていた。

「やば急いで帰らないとバレる」

俺は三人に何も言わずに出て来た。

その中で心配をかけてしまったらこれから何を言われるか分からない。

「あ、やっと気が付いた」

俺は声が聞こえたほうを見るとカミラがいた。

「全く買い物をしていたらデニスちゃんがいなくなっているから探したんだよ。真剣に剣を振ってたから気が済むまで待とうと思っていたらこんな時間になったんだよ」

カミラが少し怒っているようだ。

「すみません」

今回は完全に俺が悪いので謝る。

「全く子供が一人で出歩いたらいけません。今度からどこか行く時はちゃんと声をかけて何時になるか言いなさい」

カミラが完全にお母さんみたいになっている。

こういうカミラも珍しいなと思った。

「でもあの時一人だけ別行動をしたいなんて言ったら許した?」

あの時完全に俺は取り残されて三人で買い物をしていた。

「そんなの許すわけないじゃない。だって今日はデニスちゃんをお人形…デニスちゃんの服を買いに来てたんだから」

「今完全にお人形って言ったよね。三人で私を着せ替え人形にするつもりだったよね」

今度からレットとエマちゃんと買い物に来るときは買い物はしないようにしよう

「仕方ないじゃない。デニスちゃんがかわいいのが悪い。私は悪くない」

カミラにかわいいと言われると虫唾が走る。

前世では少しの失態も許されず、何かするとカミラに叱責されていたが今は完全におもちゃ扱いだ。

最近はカミラがいることで全く気が休まらない。

「とりあえずみんな心配しているから帰るよ。たくさんかわいい服を買ったから着替えて貰わないと」

「え?あの後そんなにたくさん買ったの」

俺が付き合っていた時でもたくさんの荷物があったがその時ですら「まだまだだよ」と言っていた、

カミラのたくさんは一体どれだけあるのか怖くて聞けない。

しかしどちらにしろ帰らないとどうしようもないため帰ろうとした時森の奥から子供の叫び声が聞こえて来た。


俺とカミラは顔を見合わせた。

「カミラさっきの声って」

「とりあえず状況を見てくるからデニスちゃんはここで待ってて」

カミラは言うとそのまま声をした方向に向かい出した。

「待ってもし何かあればカミラ一人だけじゃ何もできないでしょ。私も行く」

俺が言うのもなんだがこんな森の中に子供だけがいるなんておかしい。

もし何か犯罪に巻き込まれたのだったらカミラ一人ではどうしようもない。

しかしカミラは俺の正体を知らないため危険なことに子供を巻き込むことに思うことがあるようで「でも…」と言う。

「何か危ないことが合ったらすぐに逃げるから、それにカミラが私を守ってくれるでしょ」

俺の言葉を聞いてカミラは決めたようで、「何かあったらすぐに逃げてね」と言うと俺とカミラは声の方向に走り出した。


少し走ると魔物と子供がいた。

こんな森の浅いところには滅多にいない熊型の魔物だ。

見た目は熊のような姿なのだが力も体力もありなおかつ体が普通の熊より大きい。

普通の大人でも遭遇したら怪我をすることは間違いないに今俺の目の前にいるのは子供が二人だ。

しかも二人共怪我をしている。

一人は腕が切り落とされており血が止まらないようだ。

もう一人は体を切られており、周りに血だまりが出来ている。

遠目でももうダメだと分かる。

「く、遅かったかでももう一人だけでもなんとか」

カミラは状況を見ると悔しそうにしている。

やはりカミラはカミラだなと思った。

カミラはいつも怪我した人を見ると助けようとしていたし助けられなかったらとても悔しそうにしていた。

そんなカミラを見ると俺はカミラの願いを叶えたいと思い意識を切り替え剣を取り出す。

「デニスちゃんなにしてるの逃げないと」

カミラも俺の行動を見て動揺している。

「カミラ今の俺じゃ力が足りない。俺の力を上げて」

俺は倒れている子供と魔物の間に立ちふさがった。


デニスちゃんついつい俺って言ってますね



誤字がたくさんありすみませんでした。

感想をたくさん頂けるようになり本当にうれしいです

返事はコミュ障なので出来てませんが楽しんでいただけると嬉しいです

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