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タイムリング2  作者: 山本吉矢
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第7章 8話

だんだん情報が集まってきた。

7回目には桜崎遥と名乗る女性に出会った。

彼女の場合はパソコンショップからノートパソコンが盗まれているという事件が起きていた。

もちろん、研究所に必要な分が足りないが故の犯行だと思う。

思うに、この実行部隊はかなり計画性が無いというか雑というか。

ほとんどが陽動作戦に近い。

そっちに注目を浴びせておいて、ダイビルから目をそらす。

一様理に適ってるとは思うけど、そのやり方がきちんと相談したとは思えないのがある。

つまり連携が取れていない。

もしかしたら、この辺りも実験の失敗の要因かもしれない。

研究チームと地上にいる実行部隊との連携が上手くいってない印象がある。

私の時の火事とか一条みなみさんの時のようにヤクザを動かすくらいならアリだとは思う。

だけど矢野理香さんの時のように単なる食材を盗むなんていう小さい事をやっている時だってある。

そして今回は8回目。

私は今回、どうしても試してみたい事があった。

19時までにダイビルに入る事はすでに諦めている。

何故なら、今回も周りをイベントスペースで確保されているらしくイベント用の壁が設置してある。

おそらくこれは19時までは撤去しないでしょうね。

それならば。

逆にダイビルに入らないとなればどうなる?

これまで私はどうしても調べる事があって、毎回地下の研究所に入っていた。

そしてそれは毎回決まったかのように、実験が開始されて失敗している。

それならば。

今のうちに秋葉原から出る事は可能なのか?

色んな事に挑戦してみよう。

まずは駅に入る。

すると。

電気系統による事故で秋葉原駅全体が使えなくなっている。

まるで脱出しようとするのを阻止するかのように、事故が起きている。

それなら。

次はバス。

色々目的地はある。

目に付いたのに乗ろうとする。

だけど。

その足が止まった。

目の前に、バスジャック犯の姿があった。

まさか矢野摩耶君の時間?

そういえば、最初の時はいきなりバスに乗ってそのままだったから、秋葉原がどうなっているかを知る余裕は無かった。

諦めて違うバスに乗ろうとする。

だけど。

まるでそれを邪魔するかのように、例の大きなバッグを持った人が乗り込んでいく。

まさか、いくつもバスジャックを行っていたというの?

まるで運命が邪魔するかのように、次々と立ちはだかる。

なら。

最後の手段は徒歩。

さすがに全ての道を封鎖しているなんて事はあり得ない。

まずは東側から。

だけどすぐに運命という言葉を思い知る事になる。

バスが大きな道で事故を起こして車も歩道にまで乗り上げている。

ここは山手線や京浜東北線等がある道。

ここを封鎖されたら、東へ行くには大回りして違う所へ行かないといけない。

だんだん嫌な予感がする。

だけどその嫌な予感は的中する事になる。

細い道を行こうとした時。

そこにはヤクザの姿があった。

まるで通行を邪魔するかのように。


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