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九話 1ヶ月後と異常事態



 

 この1ヶ月で、ゴードンはDランクに限りなく近い、Eランク冒険者となった。


 1ヶ月でそこまで上がれたのは『赤狼の旅団』に入り、自分より上位のランク依頼を受ける事ができたからだろう。


 ステータス面でも大きく成長を遂げた。

 今のゴードンのステータスはこんな感じだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

基本ステータス

名前ゴードン

レベル30

体力160

魔力160

攻撃力656

防御力352

敏捷368

スキル

棍術レベル1

凶爪レベル9

超怪力レベル1

風速レベル3

堅牢レベル2

盾術レベル2

剣術レベル5

暗視-


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【超怪力】レベル1

 攻撃力が4.1倍になる。レベル10になると、より上位のスキルになる。


【風速】レベル3

 敏捷が2.3倍になる。レベル10にならと、より上位のスキルになる。


【堅牢】レベル2

 防御力が2.2倍になる。レベル10にならと、より上位のスキルになる。

 

【盾術】レベル2

 盾の扱いが上手くなる。レベル10に達すると、上位のスキルになる。


【剣術】レベル5

 剣の扱いが上手くなる。レベル10に達すると、上位のスキルになる。


【暗視】-

 暗闇の中でも視認する事ができる。




 ゴードンのレベルは30になり、毎日強い魔物から得たスキルによって、攻撃力などのステータスが底上げされている。


 また、驚くことに前回、密かに目標としていたフリーエンのステータスを1ヶ月で超えてしまったのだ。

 

 【盾術】は魔物から得たスキルではなく、ゴードン自身が習得したスキルであった。

 恐らく、ゴードンがずっと盾を使い続けたため、スキルを習得したのだろう。


 


 対する俺は、冒険者ランクが上がっていないものの、たまに『赤狼の旅団』の休日中に、ゴードンを連れてレベル上げに出掛けたりして、レベルが少し上がっていた。 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前金堂人史

レベル20

体力220

魔力220

攻撃力902

防御力484

敏捷506

スキル

言語理解-

人形作成レベル1

棍術レベル1

凶爪レベル9

超怪力レベル1

風速レベル3

堅牢レベル2

剣術レベル5

暗視-


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 俺のステータスは攻撃力だけだったら、Bランク冒険者にも引けをとらない程の能力値になった。


 もしかすると、このままレベルを上げ続けたらSランク冒険者に届くステータスになるかもしれないと感じながらも、Sランクに至る道のりが面倒くさいため、気長にレベルを上げることにした。


 (俺が今一番求めているものは、強さなんかじゃない。働かず安定した収入!そして、一日中遊べる生活だ!)

 

 しかし、現実は厳しいものでゴードンが働いていても生活は厳しく、俺も趣味で作り始めた木彫りフィギュアを売らなければ少しの贅沢も許されなかった。








 そんなある日、ゴードンが『赤狼の旅団』と出掛たのを確認した後、俺はいつも通り宿の部屋に籠って、フィギュア作成していた。

 ちなみに今回は、ギルドの受付嬢をモデルにしたバニーガールを製作中だ。




 黙々と木を丁寧に彫り続けていたその時ーーーーー突如として、脳内にアナウンスが鳴り響いた。



 【人形ゴードンが破壊されました。】


 【スキル【凶爪】レベル5を入手しました。】


 【スキル【怪力】レベル3を入手しました。】


 【スキルの重複により、スキル【凶爪】が【凶爪】レベル9に統合されました。】


 【スキルの重複により、スキル【怪力】が【超怪力】レベル1に統合されました。】


 【スキル【人形作成】がレベル2に上がりました。】




 これまで、ゴードンには『赤狼の旅団』と共に行動している間は、なるべく死なないように命令していた。

 そのため、毎日多少の傷はありながらも無事に帰ってきていた。

 しかし、『赤狼の旅団』と討伐に出かけているはずのゴードンが、殺された(破壊された)というこのアナウンスは異常事態を示していた。

 

 俺は取り敢えず事情を知るために、街の外に行き、ゴードンを復活させることにした。

 




 正門に着くと、そこには憔悴しきっているアレン、アリス、マリの『赤狼の旅団』メンバーがいた。

 俺は、リーダーであるアレンに聞くことにした。


 「ど、どうしたんですか!?」


 俺の呼び掛けに、アレンは答えない。

 普段は落ち着いているアレンだが、今は顔面蒼白で呆然としていた。


 「コンドウさん、ゴードンさんが……!ゴードンさんが……っ!!」


 アリスは泣き崩れ、まともに話せる状態ではなかった。そんなアリスをなだめ、暫くすると森で起こった出来事をぽつりぽつりと話してくれた……。


 

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