死者の残したもの
偽造された遺書。
消えた研究帳。
そして、エルドの死を成立させた《魔脈触媒》。
第一の事件、解決編です。
ヴィクター・ローヴェルがエルド・バーレンの家を訪れていた。
その事実が確認されたのは、翌朝だった。
事件の前日。
午後六時十二分。
白銀通りの共同住宅を管理する門番が、ヴィクターの姿を記録していた。
退出は午後七時十一分。
その約二十分後、ヴィクターは王宮へ向かう馬車に乗っている。
そして七時半。
王宮の晩餐会へ入場。
十一時過ぎまで、一度も外へ出ていない。
記録はきれいだった。
あまりにも。
「一時間」
王都警備隊本部の会議室で、セラが言った。
机には、ここ数日で集まった証拠が並べられている。
エルドの遺書。
魔脈触媒の在庫記録。
監査局への面会予約。
透写板の管理記録。
焼却炉から見つかった黒革と紙片。
そしてヴィクターの行動記録。
「エルド氏の家にいた時間は、約一時間」
アレンは紙を見る。
「何をしていたと?」
「本人は共同研究の打ち合わせ」
「リディアさんは?」
「その時間は家にいなかった。確認済み」
「つまり二人きり」
「そう」
セラは椅子へ深く腰を下ろす。
「ただし、ヴィクターが触媒を茶に入れたところを見た人間はいない」
「でしょうね」
「容器から指紋も取れない。遮魔手袋を使えば残留魔力も期待できない」
「はい」
「透写板を使ったところも見られてない」
「はい」
「黒革の研究帳だって、V.R.だけなら弱い」
「はい」
セラの眉間にしわが寄る。
「あなた、さっきからはいしか言わないわね」
「全部その通りなので」
「少しくらい反論して」
「何に?」
「もういい」
セラは机の上の焦げた紙片を取った。
昨日より復元が進んでいる。
黒く焼けた端。
中央には数字の列。
その横には、赤い文字。
《修正前》
《修正後》
二つの数値には、大きな差があった。
「問題はこれ」
セラが言う。
「監査局に協力してもらって調べた」
アレンは紙を見る。
「何が分かりました?」
「三年前の実験事故」
セラは別の資料を差し出した。
一人の研究員の名前。
ノア・ハルベル。
二十三歳。
王立魔法研究院所属。
三年前、魔導具耐久試験中の魔力暴走により死亡。
事故。
本人の操作ミス。
そう処理されている。
「この事故で使われた魔導具の安全試験値」
セラは焼けた紙片を指した。
「記録上は基準を満たしていた」
「実際は?」
「満たしていない」
アレンは赤い数字を見る。
修正前。
危険域。
修正後。
安全域。
「数値を変えた」
「可能性が高い」
「V.R.」
「ヴィクター・ローヴェルが当時の試験責任者」
部屋が静かになった。
三年前。
一人の若い研究員が死んだ。
事故として処理された。
もし、この数値が改ざんされていたのなら。
事故ではない。
少なくとも。
避けられた可能性のある死だった。
「エルドさんは、それに気づいた」
アレンが言う。
「たぶん」
セラは監査局の予約票へ指を置いた。
「だから翌朝、監査局に行く予定だった」
黒革の研究帳。
そこには、安全試験値の修正記録が残されていた。
エルドはそれを証拠として持っていくつもりだった。
だから。
研究帳は消えた。
「ヴィクターには理由ができた」
セラが言う。
「地位だけじゃない」
「過去の事故そのものがひっくり返る」
「研究者として終わるでしょうね」
「それでエルドを殺した」
「まだ推測」
セラは念を押した。
アレンは頷く。
「分かってます」
「だから、これから本人に聞く」
「答えると思います?」
「答えさせるのが仕事」
セラは立ち上がった。
「あなたも来る?」
アレンは机の上の遺書を見る。
「僕が?」
「ここまで来て帰る?」
「本業は遺品整理なんですが」
「知ってる」
「今日も仕事が残ってます」
「局長にはもう連絡した」
アレンは顔を上げた。
「勝手に?」
「協力要請」
「怒ってました?」
「忙しいって」
「いつもの顔ですね」
セラは少し笑った。
「行くわよ」
ヴィクターは、王都警備隊本部の取調室へ任意で来た。
逃げなかった。
拒否もしなかった。
むしろ最初は、いつも通り穏やかだった。
「随分大事になりましたね」
ヴィクターは椅子に座りながら言った。
「エルドも驚いているでしょう」
セラは向かいへ座る。
アレンは少し離れた壁際。
ヴィクターが彼を見る。
「遺品整理官まで」
「聞いているだけです」
「あなたはいつもそれですね」
「仕事なので」
ヴィクターは苦笑する。
その余裕がいつまで続くのか。
アレンには分からない。
セラが最初の資料を机へ置いた。
「事件前日、午後六時十二分から七時十一分まで、エルド氏の自宅にいましたね」
「はい」
否定しなかった。
「何を?」
「共同研究の打ち合わせです」
「何の研究?」
「魔導具の出力制御について」
「お茶は?」
ヴィクターの目が少し動いた。
「お茶?」
「飲みませんでした?」
「エルドは飲んでいたかもしれません」
「あなたは?」
「覚えていません」
「薬草茶の保管場所は知っていましたか」
「長い付き合いです。何度も家には行っています」
「つまり知っていた」
「それが何か?」
セラは次の資料を出す。
魔脈触媒の在庫記録。
「一本なくなっています」
「聞きました」
「主任研究官であるあなたは、申請なしで保管庫へ入れる」
「私以外にも入れます」
「ええ」
「なら、それだけでは何も」
「もちろん」
セラは簡単に認めた。
次。
透写板。
「事件当日の朝、三番の透写板を製図室へ戻した」
「それもお話しした通りです」
「エルド氏の遺書は、筆跡を透写して作られた可能性が高い」
「偶然でしょう」
「そうかもしれない」
次。
遺書。
「あなたは、封を切っていない遺書の内容を知っていた」
ヴィクターは少しだけ黙る。
「どこかで耳にしたのだと思います」
「妹のリディアさんは話していない」
「警備隊から」
「伝えていない」
「なら、研究院の誰かからでしょう」
「遺書の内容を知っていた人物は、その時点では極めて限られていた」
「それでも私が書いた証拠にはなりません」
「ええ」
また認める。
ヴィクターの視線がセラからアレンへ移る。
「これでは推測ばかりだ」
「そうですね」
アレンが答えた。
「あなたまで認めるんですか」
「推測だけなら」
「なら、私は帰っても?」
「まだです」
セラが言った。
机に、最後の証拠袋を置く。
黒く焦げた革。
紙片。
ヴィクターの表情が初めて変わった。
ほんの少し。
でも。
アレンには分かった。
「あれは?」
ヴィクターが聞く。
「研究院の焼却炉から出ました」
セラは紙片を取り出す。
「エルド氏が使用していたとみられる黒革の研究帳」
「……そうですか」
「ここに、三年前の安全試験値が残っていた」
返事はない。
「ノア・ハルベル」
その名前を口にした瞬間。
ヴィクターの目から柔らかさが消えた。
「覚えていますね」
「当然です」
「あなたの研究室にいた」
「事故で死んだ」
「本当に事故だった?」
「何が言いたい」
声が変わった。
初めて。
セラは紙片をヴィクターの前へ置く。
「安全基準を満たしていなかった魔導具の数値が、実験前に書き換えられている」
ヴィクターは紙を見ない。
「古い研究帳の一部でしょう。何を意味するか分からない」
「赤字でV.R.」
「私の名前とは限らない」
「当時の試験責任者はあなた」
「だから?」
「エルド氏は、これを監査局へ持っていこうとしていた」
その言葉で。
ヴィクターが初めて、セラを真っ直ぐ見た。
「証拠は?」
「翌朝九時に監査官二名との面会予約」
「別件かもしれない」
「イリス・フェーン氏の責任者変更申請も一緒に用意されていた」
ヴィクターの口がわずかに動く。
「エルド氏は最近、研究記録を洗い直していた」
セラが続ける。
「そして死んだ」
沈黙。
「その研究帳だけが家から消えた」
沈黙。
「翌日、研究院の焼却炉から焼けた状態で見つかった」
ヴィクターがゆっくり息を吐いた。
「つまり?」
セラは答えない。
代わりにアレンを見る。
「アレン」
呼ばれると思っていなかった。
「はい?」
「説明して」
「僕が?」
「あなたが一番最初に気づいた事件でしょう」
アレンは少し困った。
人に推理を披露する仕事をしているわけではない。
死者の部屋へ入り。
残された物を見る。
それだけだ。
でも。
机の向こうには、エルドの死を自殺として終わらせようとした男がいる。
アレンはヴィクターを見る。
「分からないこともあります」
「今さら何を」
ヴィクターが言う。
「あなたがいつ魔脈触媒を盗んだのか」
アレンは続ける。
「そこは僕には分かりません」
「なら――」
「でも、エルドさんをどう殺したのかは分かります」
ヴィクターが黙る。
アレンはテーブルの上に、一つずつ物を置くように話した。
「事件の前日の夕方、あなたはエルドさんの家へ行った」
ヴィクターは何も言わない。
「そこで、エルドさんが普段飲んでいる薬草茶に《魔脈触媒》を混ぜた」
「証拠は?」
「今は話を最後まで」
セラが遮った。
アレンは続ける。
「魔脈触媒は、飲んだだけではすぐには死なない」
イリスから聞いた説明。
検査官の結果。
全部がつながる。
「体内に触媒がある状態で魔法を使うと、魔力の流れが異常に増幅される」
エルドは冷たい茶を嫌った。
少しでも冷めれば。
自分で魔法を使って温め直す。
「あなたはその癖を知っていた」
十五年の共同研究者。
何度も家へ出入りした人間。
知らないほうが不自然だった。
「触媒を入れたあと、あなたは王宮へ行った」
完璧なアリバイ。
エルドが死んだ瞬間。
ヴィクターは大勢の人間の前にいた。
「でも、あなたがその場にいる必要はなかった」
アレンは言う。
「エルドさん自身が、最後の一手をやってくれるから」
茶が冷める。
手をかざす。
温める。
小さな生活魔法。
本来なら何でもない。
その魔法が。
体内の触媒によって暴走する。
「だから床には魔力暴走の跡が残った」
アレンはヴィクターを見る。
「実際に魔法を使ったのはエルドさんです」
事故に見える。
自殺にも見える。
犯人の魔法は一切残らない。
「殺したのは魔法じゃない」
前夜に見つけた答え。
「あなたは、エルドさんに魔法を使わせた」
ヴィクターは笑わなかった。
ただアレンを見る。
「推測だ」
「はい」
アレンは答えた。
「僕の能力は証拠になりません」
「なら――」
「でも、最初の遺書がおかしいことは分かった」
ヴィクターの顔が止まる。
「そこから警備隊が調べた」
偽造された筆跡。
透写板。
消えた触媒。
体内から検出された触媒。
カップ。
エルドの習慣。
監査局の予約。
焼かれた研究帳。
前日のヴィクターの訪問。
そして。
封を開けていない人間が知っていた遺書の内容。
「僕が分かったのは、最初の矛盾だけです」
アレンは言った。
「残りは、あなたが残したものです」
長い沈黙。
ヴィクターが俯いた。
手を組む。
その指が。
少しだけ震えていた。
「……十五年だ」
誰に向けたのか分からない声だった。
「十五年、あいつと研究をした」
セラは動かない。
アレンも黙って聞く。
「最初は、本当に何もなかった」
ヴィクターは机を見たまま言った。
「金もない。設備もない。王宮から相手にもされなかった」
少し笑う。
「それでもエルドは楽しそうだった」
昔を見るような目。
「失敗するたび、次だと言った」
ヴィクターの指が強く組まれる。
「だが、研究院で上へ行けば行くほど、失敗は許されなくなる」
予算。
成果。
期限。
王宮への報告。
出資者。
「一度だけだった」
ヴィクターが言う。
「最初は」
安全値。
少しだけ。
基準に届かなかった数字を。
届いた数字へ。
「実験自体には問題がないと思った」
セラが言う。
「ノア・ハルベルが死んだ」
ヴィクターの顔が歪んだ。
「分かっている」
「それでも隠した」
「もう戻せなかった!」
声が部屋へ響いた。
そのあと。
ヴィクター自身が一番驚いたように黙った。
「……事故が起きたあとで数値を戻せば」
小さな声になる。
「全部終わる」
研究も。
自分も。
研究院も。
「だからノアの操作ミスにした」
セラが言う。
ヴィクターは答えなかった。
否定もしない。
「エルドはいつ気づいた?」
「二週間前」
アレンが見る。
「研究帳を?」
ヴィクターが頷く。
「昔の記録まで、全部照合していた」
「あなたに話した?」
「話した」
何度も説得した。
今さら公にして何になる。
ノアは戻らない。
研究まで潰せば、残るものは何もない。
エルドは聞かなかった。
「『残らないから、残すんだ』」
ヴィクターが呟いた。
アレンはその言葉を聞く。
「エルドさんが?」
「ああ」
ヴィクターは乾いた笑いを浮かべる。
「意味が分からなかった」
でも。
翌朝には監査局へ行く。
そう言った。
「だから殺した」
セラの声。
ヴィクターはしばらく答えなかった。
やがて。
「……ああ」
短かった。
それだけだった。
事件の翌朝。
ヴィクターは予定通りエルドの家へ行った。
生きていれば。
計画は失敗。
何か別の方法を考えるつもりだった。
けれど。
書斎にはエルドが倒れていた。
「死んでいると分かったとき」
ヴィクターは言う。
「安心した」
その言葉だけは、すぐに出た。
そして。
そのことを口にした自分自身を嫌悪するように目を閉じた。
「研究帳を取った」
自分が用意していた遺書を置いた。
遮魔手袋をしていた。
警備隊を呼んだ。
遺書は前もって研究院で作っていた。
エルドの古い手紙。
報告書。
研究記録。
必要な文字を拾い。
透写板でなぞった。
「どうして遺書を?」
アレンが聞いた。
「魔力暴走だけなら、事故として処理されたかもしれない」
ヴィクターは首を横に振った。
「エルドは監査局へ行く予定だった」
「死後に調べられると思った?」
「あいつの性格を知る人間なら、突然の事故を疑う」
だから。
研究に疲れていた。
自分で魔力を暴走させた。
そう残せば。
死者自身が終わらせたことになる。
「筆跡まで似せた」
「似せすぎたみたいですが」
アレンが言うと。
ほんの一瞬。
ヴィクターが笑った。
「皮肉だな」
セラが立ち上がった。
扉の前に待機していた警備隊員へ合図をする。
ヴィクターも立つ。
抵抗はしなかった。
手首へ拘束具がつけられる。
扉の前で。
ヴィクターが振り返った。
見るのはセラではない。
アレンだった。
「君は」
声は静かだった。
「最初から私を疑っていたのか」
アレンは首を横に振る。
「いいえ」
「では、どうして」
アレンは少し考えた。
「遺書がおかしかったからです」
ヴィクターは黙る。
「僕は人の嘘が分かるわけじゃありません」
心も読めない。
過去も見えない。
触った人間の名前すら分からない。
「ただ」
アレンは言う。
「死んだ人は説明してくれません」
遺書。
時計。
万年筆。
カップ。
消えた研究帳。
「だから、残した物を順番に見るんです」
ヴィクターは何も言わなかった。
やがて警備隊員とともに、廊下の向こうへ消えた。
数日後。
エルド・バーレンの書斎には、再び静けさが戻っていた。
今度こそ。
アレンは本来の仕事をしている。
遺品整理。
事件捜査ではない。
本を分類する。
研究院へ返却するもの。
リディアへ渡すもの。
行政上保管が必要なもの。
処分するもの。
リディアは窓際に立っていた。
「兄は」
突然言う。
アレンが手を止める。
「はい」
「イリスさんの研究を盗んだ人じゃなかったんですね」
「結果的には」
「本人に説明すればよかったのに」
「僕もそう思います」
リディアが笑った。
少しだけ。
「そういうところがあったんです」
「説明しない?」
「はい」
机の上には、エルドの私物がいくつか残っている。
銀時計。
眼鏡。
古いペン。
そして。
修復可能な部分だけ戻された、黒革の研究帳。
「これは?」
リディアが尋ねる。
「証拠として必要なページの複製が終わったので、残りは返却できるそうです」
「兄のもの?」
「はい」
「なら」
リディアは少し考える。
「私が持っていてもいいですか」
「もちろん」
アレンは研究帳を確認する。
焼けたページ。
読めないページ。
研究記録。
数字。
走り書き。
仕事の合間に書いたのか、意味の分からない小さな落書きまである。
事件に必要だった部分は、もう警備隊が調べた。
だから。
本来なら閉じてもいい。
でも。
遺品整理官は最後まで見る。
ページの間に何か挟まっていないか。
私物がないか。
遺族に伝えるべきものがないか。
一枚。
めくる。
また一枚。
そこで。
アレンの指が止まった。
古い記録だった。
今回の事件とは関係がない。
日付は六年前。
アレンが王都遺品整理局へ入った頃。
上部に題名。
《無魔力者における残留魔力観測》
アレンは眉を寄せた。
無魔力者。
珍しい。
自分以外に会ったことはない。
ページを読み進める。
残留魔力への干渉。
自己魔力による混濁。
無魔力状態における知覚。
難しい研究用語が並んでいる。
その下。
短い一文。
《観測対象――A.C.》
アレンの手が止まった。
「どうしました?」
リディアが聞く。
「……いえ」
A.C.
ただの頭文字。
それだけ。
この国に、同じ頭文字の人間などいくらでもいる。
偶然。
そう考えるのが普通だった。
なのに。
なぜか。
ページから目を離せない。
「アレン?」
今度は別の声。
入口を見る。
セラが立っていた。
「何してるの」
「仕事です」
「知ってる」
彼女は部屋へ入り、アレンの手元を見る。
「何それ」
「昔の研究記録」
「事件に関係ある?」
「たぶんありません」
セラが横から覗き込む。
そして。
書かれた文字を読む。
「A.C.」
少し黙る。
アレンを見る。
「あなた?」
「違うと思います」
「どうして?」
「エルド・バーレンさんとは、会ったことがありません」
少なくとも。
覚えている限りでは。
セラはページを見る。
「じゃあ偶然?」
「たぶん」
アレンはそう答えた。
でも。
研究題目。
無魔力者。
残留魔力。
そしてA.C.
偶然が三つ。
アレン・クロウは。
偶然が三つ並んだものを。
別々に考えるほど、器用ではなかった。
お読みいただきありがとうございます。
これにて、宮廷魔導師エルド・バーレンをめぐる最初の事件は完結です。
死者の残した物から始まった小さな違和感は、一つの殺人と、過去に隠された事故へつながりました。
そして最後に残った「A.C.」という記録。
次の事件とともに、アレン自身に隠された謎も少しずつ動き始めます。




