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蛇の魔物は交流を深めたい

簡単なキャラ紹介パート。

 改めて現状の面々を確認してみましょう。



 まずはその巨体で存在感たっぷりの始祖竜ユミル。

 今この場に集まる面々の中で、単純な強さで言えば最強なのではあるまいか。

 そもそもユミルより強そうな奴は知らぬ。

 お陰でヨルンとしては一番の枷になりそうな存在である。

 一応、親的な存在となってしまった感じがしますし。

 真面目なお話、逆らってしまえば消し飛ばされる未来しか見えません。

 とはいえ、迂闊な事さえしなければこのヨルンには友好的であるので特に問題ありませんな。

 そんなユミルの出現場所はこのヨルンが作りだした大樹の元で出会える確率が高いとかなんとか。


 人間がこのドラゴンを前にした時の反応は気になる所よ。

 ドラゴンスレイヤー的な称号が欲しくてユミルに挑む冒険者とかいるのかねぇ?

 まあ勝敗なんて火を見るより明らかですけど。開幕ブレスで全体即死系の風格ですし。

 でもその巨体と強面な顔とは逆に、意外というかなんというか。

 大人しいのだ。相当な年齢らしいので多少の事では動じないのだろう。



 大人しいと言えばアスピクも大人しい。

 なんだか満足した表情を浮かべて佇んでいるが、兎に角デカイ。

 始祖竜の次にデカくて、単純な強さもデカさに準じてる感じだろう。

 しかしアスピクは不死身な訳で恐ろしい呪いの力まで持っている。


 厄介さなら負けず劣らずと言った所か。

 性格面も良く分かってないが、自分の影響を大きく受けた印象がある。

 むしろ混ざり合ってしまった感覚を覚える自分は他人な気はしないっていうね。

 ともあれ、そんなアスピクは友人。もとい友蛇的な関係だ。

 だが、魔物であるが故にいつどこでと、ぶつかり合うかも分からない。

 ぶっちゃけて言うならば、アスピクは単純で手に負えない馬鹿と例えて問題ないだろう。

 しかし馬鹿とは言っても興味の無い対象に対しての話だ。

 何せ魔王と呼ばれたぐらいに世界を脅かす存在となっていたというのだから…

 とりあえず出現場所はランダムエンカウント系で気の向くままに動き回る野良ボスな模様。

 むしろラスボス風格すら備わっている巨大な蛇でございます。



 ついでにそんな蛇なアスピクの頭の上にはスライムが乗っているようだ。

 突っついてみたら、ぽよんと跳ねてエレナの後ろに隠れてしまった。

 ふむむ? 不思議な感じがするスライムであるな。

 どうにも本能的に食欲をそそる系な魔物ですが、それを察知したのかもしれない。

 でもその気は無いから安心ですよと伝えようかと思いましたが、

 エレナの無言の圧力に押され振り返る。


 アスピクを見上げると、スライムがいなくなった頭部がトゲトゲしい。

 いや、もしかするとモフモフしてるのかもしれない。

 気になったのでスライムの代わりに感覚を堪能しようと、頭に乗せてもらう。

 快く乗せられ、ヨルンの視線は高くなり、乗り心地は悪くないようです。

 スライムが乗っていた所為か良い具合に体がハマるのです。



 そしてアスピクの上から見下ろせば、そのアスピクと戦っていた女神さんが目に入る。

 ヨルンから見る印象としてはそうですな。


 会って間もないので、やっぱり全貌が見えません。

 出会って愛でられ、死闘を繰り広げて大人しくなりました。

 美人ですが思考が読めず、言葉遣いもちょっと荒いんです。

 要警戒人物。というか警戒の必要がある女神さん。

 味方につければ、結構な助けを得られそうですが対価も相当なモノになりそうですよ。


 そんな女神さんが完全に敵側に回るとしたらこれ程厄介な相手もそうないだろう。

 なんか神殺ししたみたいですし。死ぬという事象に耐性持ってますし。

 そんな耐性を持っているという事は。お察しします。このヨルンも同じですから。

 幸いにも愛でられる関係となっていますので、どうにか維持したいものです。

 そんな愛でられる対象には他の可愛げのある魔物も含まれています。



 その一匹に含まれ、女神さんの胸に収まっているネーサン。

 同じユグドラシルな魔物に属するレアな魔物でさらに自分と同じ転生者らしいですが。

 300年ぐらい生きて100年ぐらい前に魔王として世界に知れていたようです。

 ネーサンの事に関しては特にその程度の情報しか貰っていない気がします。

 思いつく所でダンジョン作って冒険者達がやってくるので適当に滅している程度だとか。

 結局の所、ネーサンから引き出せた情報の殆ど、過去のモノが大半でした。

 ネーサン自身も、その他は大したことを暫くしていたなかったので忘れ去られていたようです。

 魔王というにはビジュアルが可愛すぎるので一見しても魔王なんて分かりませんし。


 ともあれそんな事情がどう影響するのかは考えてません。

 自身に必要なのはネーサンが転生者か否かぐらいなものでしたし。

 疑いの目を向ける事なくロードに甘える思考で何も考えず信じてましたけれどね。

 そんなネーサンは凡人が見ればお近づきになりたくないような…

 ヤバイ性癖を幾つも持ってるようですが、それは自分も同じなので問題ありません。

 解剖されたり食べられたりして喜ぶ人間はいませんかね?

 まあ常識的に考えればいる訳ないですし、表向きは我慢するしかありませんな。



 そしてユグドラシルな魔物は世界に4種しか存在出来ないらしいのですが。

 自分とネーサンで2種。さらに陰ながらプルプルしてる2匹のモブが傍にいます。

 魔物はランク付けされて最高ランクのAに分類されてるのが自分も含めてのこの4匹。

 見た目で言えば、こんな可愛いのにねぇ。

 でもまぁ、眷属化なんていう対象を仲間に引き入れるスキルをもれなく持ってるみたいですし。

 魔物をガンガン生み出せるみたいですし。そう分類されるのも止む無しか。

 彼等の趣味は子供を作る事が大好きな6Vスライムと。

 生物を改造する事が好きなバイオなベースを作り出す系の植物さんらしいです。

 モブにしておくには勿体ない能力も持っているようで、

 むしろ後者の改造に心が躍るヨルンさんは人間と共存するにあたり、何かが終わっている気がします。



 そんな現状ではモブ扱いの彼等を愛でるハイエルフのエレナ。

 何故だか本能的に避けてしまう所があるのが謎ですが。

 逸話によると、自分と同じ種族であったユグドラシル・ティアはハイエルフに討伐されたらしい。

 それが影響してるのかは分かりませんが。根っこの部分で避けてしまう系の力が働いてます。


 ヨルンとしては、とっても仲良くしたいのです。

 あのモブ達と同じく、愛でられたいのです。 

 しかし…大樹の前で出会ったあの時。

 勇気を振り絞り様々な戯れを行ったヨルン。

 破壊的な衝動もなんとか抑え込み、親睦を深め…

 良い雰囲気になれたと思ったのですが最後にヘタレたのです。




 …過ぎた事は仕方ない。

 ……ロードがあれば挽回は可能。

 ………そう思っていたのですが現実は非情であった。


 そう、過ぎた事は仕方ない。

 気を取り直し、先へ進む時だ。


 ヨルンという蛇を通して繋がった集まりは、妙な均衡を伴い揃ってしまった。

 そしてそれ等全てがヨルンのスキルである【ロード】を発動しても記憶が残る面々である。


 重要な局面である。重要が故にヨルンは考える。

 巨大な蛇の頭の上で居眠りをしそうなぐらいに考える。



 …

 ……

 Zzz...



 これではイカん。アスピクの頭の上が気持ち良すぎるが故に眠りかけたのだ。

 アスピクの頭部より軽やかに跳躍、空中捻り反転着地を華麗に決めて大地へ立地する。



 この場に集まる全員の視線はヨルンに向けられた。

 守護者よ。プランBを発動だ!



 ―――確認 つまり、何も考えていないという事ですね



 違います。守護者に丸投げプランで御座います。



 ―――確認 少しは考えろこのハゲ



 へ…蛇に髪の毛がある訳ないじゃない!



 ―――確認 アスピクはフサフサですが?



 あれ、髪の毛じゃねぇし! 鱗だし! 多分!



 ―――確認 体質変化でいっそ毛むくじゃらに



 謎の生物になりそう? もふもふ蛇?



 ―――確認 ではこれ以上続けるのも悪い方向へ向かうので守護者も表へ出ます



 はい、ヨロシク願います。



 そして守護者は表へ出てきました。

 ヨルンの体よりポコっと出てくるのかと心配しましたが、

 派手な光を纏う魔法のゲートがヨルンの背後より現れ、

 MPをゴッソリと持っていかれる事を確認しました。


 何これ、格好良い。大物っぽい。

 守護者が守護者してる? 現在進行形でMPがガンガン減っていますが。

 ちょっと前に現れた時は、どっかから湧いてきましたよね?

 消える時も星食い待たずに戻ってましたし。



 ―――確認

 MP消費はただの演出用なので実践では無意味な行為、後に最適化します。

 つまり、派手に目立つようにしただけです。 



 うん。派手なのは良い事ね!

 それにしても、自分の分からない所でどんどん守護者が便利になっていくんですが…

 では…全員の注目も集めた事ですし始めるとしますか。



 ―――確認 がんばります



 はい!

 お題は【セーブ&ロード】

 女神さんとの交渉!

 その他、色々とお話を聞いて良い方向へ持っていきましょう!

 


   *   *   *

蛇の魔物が自由に生活する事が目的。

横道にそれるも良し。外れた本筋を復旧するも良し。

流れに任せるも良し。楽しめれば良し。

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