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第42話 (ライラックの平和な時間 2)

 冒険者の時は、たま~にリーナ邸に帰るだけだったから、管理人任せで

済んでいたけど、居住するには問題が多発して、リーナ達の頭を悩ます事が

多くなり、まったりと生活する予定が大幅に狂い苦労する

王国歴165年


 自宅で鍛錬しながら、家事や子作りに専念して1週間経った頃

商業ギルドから募集依頼に、希望者が殺到しているから来てくれとの事なので

 全員で商業ギルドに行き、ロビーに入ると希望者が80名くらい居て

受付は混雑していて、収拾がつかない状態だった


 直ぐにギルマスと面会をして、解決策を提案


 リーナ

「面接をする掲示を出します 場所は冒険者ギルドの会議室にして

 商業ギルドから 面接希望者を移動させます」


 ギルマス


「何故冒険者ギルドを利用するのか?」


「面接で落ちた希望者が騒いでも 冒険者ギルドだと 月に1人か2人

騒ぐのが居て 職員も慣れているから」

「ライラックが居る時は 見境なく職員や受付嬢に 酔っ払って

いちゃもんつけて来るのがいるので 何時も足の1本 骨を折って

大人しくさせているからねー」

「痛い思いをさした後は 骨折はヒールして直すから 問題は無いしね」

「商業ギルドでは ロビーで騒ぐギルドメンバーは居ないでしょ だからだよ」


 それから、ライラック商会の求人募集に数日に分けて面接を実施

日時と開始時間と場所は、冒険者ギルドの会議室を指定し

掲示板に貼り出して置いた


「ギルマス 此れで窓口の混乱は減ると思うけど 問題が出たら直ぐに

連絡してねー」

 と言い残して、ライラックは慌ただしく出て行き、冒険者ギルドの

ギルマスに面会を求めた


 エルヴィス

「リーナ 慌てて来てどうしたのだ?」


「此処の会議室を この日程と時間で貸して欲しいの」


「何に使うのだ」

 それから今日有った事を話しをして


「何となく面接している時に 荒事が有りそうなのよね だから借りたいの

壊さない様に注意するからー」


「良いだろう その時は俺も面接に参加するが 良いかな」


「うん 宜しくー」

 冒険者ギルドを出て、大量の食料品を買い込んで自宅で夕食後、自室で

横になりながら念話で

 リーナ

ーーーリズー 元気に政務しているのかなぁー


 リズ

ーーーどうしたのですか


ーーーあのね 家の執事とメイドの募集していたの 知っているよね


ーーーええ 知ってはおりますけれど・・・


ーーーそしたら 80人くらい応募してきてね 冒険者ギルドの会議室を

ーーー借りて面接する事にしたのよー

ーーー2回面接して 決める予定なの 1回目は8人でスピリチュアル(善悪簡易鑑定)を使って

ーーー振るい落として 2回目はカズトの試験を予定しているよ


ーーーそれって 2回目の内容を聞いた途端に 辞退するかもしれませんわ


ーーーうん その可能性は有るけど わたし達の子供の面倒を見て貰うんだよ

ーーー安心して家の事任せられる人で無いと 無理でない?


ーーー王宮からの紹介は 派遣先が平民の身分だから無理ですし

ーーー其処までしないと 無理ですわね

ーーーそれとリーナ 絶対に貴族の地位を求めては いけませんわ

ーーー貴族は国難の時 王の命令を聞く義務が 課せられていますからね


ーーーそうなのよねー それでカズトが試験する時 経験共有して貰いたい

ーーー今までは目の前での経験共有でしたけど 距離が離れていても

ーーー経験共有が出来るかどうかも 試してみたいと思ったのも 理由の1つ

ーーー協力してくれるかなぁー


ーーーもちろん 喜んで協力致しますわ

 日時を教えてから念話を終わらせた


当日、ライラックは冒険者ギルドのロビーに入ると、窓口は冒険者と

ライラック商会の求人応募した人でごった返していて、窓口でギルマスに

面接の立ち合いをお願いした

 リーナ達は、希望者はロビーの脇に居る様に指示を出してから

会議室にエルヴィスと共に入り、テーブルとイスを並べ直していた

 ギルマスは事務員に、ライラック商会の募集に応募した人を案内する様に

指示を出していた


 リーナ

「今から面接をはじめますね」

「私が 冒険者ライラックとライラック商会を束ねている

リーナ フローリアです」

「さて 面接は2回します 1回目は名前を呼ばれた者は こちらのイスに

座って貰います」

「冒険者は勘が鋭く無いと 魔物に殺されてしまうので ライラックの8人が

じっと見つめます」

「貴方達は寛いで座っているだけで 良いですからね」

「1回目の面接で合格した人は ギルドマスターの傍のイスに座って待っててね」

「それでは面接を始めます」


 リーナは念話でリズに今から始まると伝えてから、面接を始めたが

殆どの希望者は、8人のスピリチュアル(善悪簡易鑑定)を通る事が出来なく、不合格に

なって行き、落ちた数人が騒ぎ始めた


 希望者A

「何で落ちたのか理由を教えろ 俺達を舐めているのか こらぁー」

 希望者B 正面に居るリーナを見て

「おちょくっているのか あぁん その可愛い顔見られない様にするぞ」

 希望者C男

「こんなに 良い男の執事希望は無いだろ 平民の身分で色々と

注文付けているんじゃねぇ 黙って雇えば良いんだよ」


 リーナ

「エルヴィス 弁償するからねー」

 と言った途端にリーナは、廻し蹴りでテーブルを、蹴り飛ばして粉々に破壊し

文句を言っていた希望者を黙らせてから、リーナは希望者Bを睨みつけて

「わたしの顔を 見られない様にするって 言っていたねー 良いよ

殴ってみれば ホレホレ」

 希望者Bの前に、顔を突き出して煽りまくってたら、挑発に乗って殴って来た

ゴキっと嫌な音がして、右手首は骨折して有り得ない方向を向いている

 希望者Bは激痛に顔を(しか)めていても、必死に声を出さないでいた

文句を言っていた他の2人は、こそこそと会議室から何時の間にか

居なくなっているし


 リーナ

「へぇー 根性は有るみたいねー わたしの顔を見られない様にするんでしょ

ホレ 殴っていいよぉー」

 と言って右の頬を出して、煽っていたが


 希望者B

ーーーこの面接官は 途轍もなく強く実力が有る

ーーー同じタイプの衣装を着ていると言う事は 8人は同等の力の持ち主

ーーー殴っただけで 手首は折れるし 絶対に敵わない

ーーー舐めてたわたしが悪い


「面接官の皆様方 大変失礼な事を言いまして すみませんです」

 土下座して謝っていた


 リーナ

「みんなー この()2回目の試験受けさせてみないー 少し

考えてねー」


 グループ念話で

ーーーリズー 今のも経験共有で見えていたかなー


ーーーはっきりと見えていましたわ リーナの廻し蹴りも ね

ーーーでもね中継してくれる人が居て 許可していただかないと

ーーー経験共有そのものが 使えないみたいよ

ーーーそれとね 許可してくれた人の 視線と経験が共有されるわね


 ミシェル

ーーー今まで カズトとしか経験共有していなかったわね 色々と

ーーー試して見ると 面白いですね


 サラ

ーーー便利なもんですなー 許可制っての使えるわな でも

ーーーこれに頼ってばかりでは あきまへんで・・・


 アリス

ーーーサラの言う通りですわ 冒険者として仕事をする時は

ーーー8人一緒の行動ですからね


ーーー俺もリーナを泣かしたく無いからな 依頼は8人もしくは

ーーー9人だからな


 アリス

「2回目の面接 受ける覚悟が有れば良いでしょう みなさんはどう思います」

 賛成を得られたので


 リーナ

「あなた 痛みに耐えられる根性は 認めるね 折れた手を直してあげる」

 ヒールしてから

「さて 1回目の面接は簡易試験なのよねー 受かった場合は説明した通り

2回目の面接を受ける事になる 受けなければ 雇う事はしない」

「貴方は 1回目で不合格だけど 根性は有る様だし 自分に非が有ると

素直に謝る事が出来る」

「仲間は 2回目を受ける覚悟が有るなら 受けても良いと言っているよ

どうする 受ける?」


 希望者B

「どんな面接でも受けますので お願い致します」


「それじゃ ギルマスの隣に有るイスに座って 待っててねー」


「皆さん 1回目の面接を受ける方 始めますよぉー」

 全て終わった時に合格したのは16名で、執事希望3名は男性で、残りは全て

メイド希望だった


 リーナ

「途中でトラブルが有ったので 2回目は明後日の10時からにしますねー」

「みなさ~ん 足元に注意して退室して下さいね」

 希望者は、ばらばらになったテーブルの残骸に、横目で見ながら全員帰った後


 リーナは深く頭を下げて

「ドランスフィールドさん テーブルを蹴り壊してしまい ごめんなさい」


「アレはリーナの性格だと 怒るのは無理ないな でも手を出さないで

解決したのだから 問題は・・・無いな」


 サラ

「変な間が 何で有るねん」


 アルフ

「希望者は リーナを 殴り 結果 オーライ めでたし めでたし」


 リーナ

「セレスー 壊したサイズのテーブルお店に置いて有るー」


「有りますよ あのサイズのテーブルは規格品ですから 直ぐに家に来て

手続きすれば 明日の午前中に納められますよ」


「セレスー ありがとうー みんなー 直ぐに買いに行くよぉー」

 ギルマスに挨拶もそこそこに、クーベルタン商会に行きテーブルを注文し

翌日には会議室に新たなテーブルが設置されていた

 2回目の試験日になり、冒険者ギルドの会議室にギルマスと共に入る

部屋の中には希望者は全員来ていた

 リーナ

「確認をしますね 希望者全員 冒険者では無いよね 冒険者だった者は

挙手をして~」

 挙手した者は居なかった


「2回目の面接をこれからしますが、貴方達の人となりを調べる試験になります」

「面接はカズトが1人ずつ試験します が この試験は貴方の 心の有り方

考え方 等 全てライラック全員に知られてしまいます」

 希望者に動揺が走り


 希望者B挙手をして

「今の話しだと 犯罪歴も見られてしまうのですか?」


「はい 見られてしまうよ でもね 殺人とかしていなければ

犯罪自体には重きを置かないが・・・」

「例えばあなた達が 食うに困っての万引きと 面白半分の万引きでは

後者の方が圧倒的にたちが悪いと ライラック全員判断するからね」

「これはね 心の有り方の試験なの 雇ったのはいいけれど 後ろから刺されたら

たまったもんじゃ ないからねー」

「希望者全員一度ロビーで 2回目の面接を受けるかどうか 考えて下さいね

受けると覚悟が決まった人は 1時間後にこの会議室に入って来て下さい」

「受けないと決めた人は そのまま帰っていただいて結構です」

 リーナはエルヴィスに御茶代を渡して、お菓子を出して貰っていた


 リーナ

「かなり厳しい採用条件だから 誰も来なかったりしてね」


 アリス

「何となく希望者Bは来ると思いますけれど」


 サラ

「うちも その予感強く感じとりますね」


 カレン

「募集人数に満たなかったら また募集を出す事を考えないといけませんわね」


 カズト

「そうだな まっ 集まらなかったら 俺ががんばって 家事全般するよ」

「俺だって リーナに鍛えられた弟子の1人だからな」


 アルフ

「カズトが 家事をし 妻は子育て みんな揃って 頑張るよ」


 ミシェル

「サラ風に言うと 気張らずに せんとな ですわね」


「アハハ 言われてもうた」


 ギルマスと雑談しながらお菓子を食べていると、時間前なのに次々と

会議室に入って来た

 1回目の合格者は全員揃っていたので


 リーナはグループ念話で

ーーーカズトー 前は1日2人しか試験出来なかったけど 今は16名いるけど

ーーー出来るー?


ーーー出来るよ 魔力不足にはもうならないから 一気に試験して終わらせような


ーーーリズー 聞こえているよね 今から始めるよぉー


ーーー聞こえています カズト経験共有の許可して下さいね

 最初に試験を受けたのは、希望者Bがカズトの試験を受け


ーーーレイラ キャロルと言うのか 農民出身で 母親は早く病気で亡くなり

ーーーその どさくさに紛れて 発芽検査を受けられなかったのか

ーーー14歳で父親は行方不明 王都に来て食べる為に 万引きで

ーーー食いつないでいたのか

ーーーでも 他の犯罪行為はしていないみたいだな 不思議とこの()

ーーー心は ポンコツの様に冷たく無い サラに近い感じの温かさを感じる

ーーー不思議な()だな

ーーー鑑定してみるか

 レイラ キャロルを鑑定すると、剣術が熟練度10で有った

ーーーだからリーナに殴りかかったのかな アハハ

ーーーレイラ キャロル試験は 終わりにするな


 リーナ

「レイラ キャロル 貴方は2回目の面談を合格とします 後で

仕事や待遇等 説明しますから 別室に居て下さいね」

「さて 次のかた 執事希望の貴方 試験を始めるよー」


 カズトは先に鑑定をしてから、試験を始めた

ーーーディルク ゲーゲンバウアー アレこの男 剣紳で熟練度70

ーーーおいおい ガチの冒険者でないか 帝国の間者か

ーーー人は殺した事が有るが 全て正式なギルド依頼でしているか 考え方は

ーーーライラックとほぼ同じ ソロでも食って行ける実力なのに 何故だ


 基本体力値が20と異様に低いのに気が付いて、カズトは更に深く

探りをいれて行くと


ーーー共和国でアンデッド化したオーガ討伐で パーティが半壊し

ーーー片足を食われたのか だから基本体力値が異様に低いのか

ーーー出身は共和国で貴族だったのか

ーーー仲間思いで・・・参ったな俺に近い考え方している

ーーーみんな この人の想い 仲間を守れなかった悔しさ 失った寂しさで

ーーー冒険者を廃業した様だ

ーーーこれ以上は 俺の感情が持たない

ーーーリーナ この人の試験は此処までとするな

 と念話して繋がりを切った


 リーナ

「ディルク ゲーゲンバウアーさん 合格ですよ 別室で待機していて下さいね」

 リーナはゲーゲンバウアーの耳元で

「何故 冒険者なのに挙手をしなかった理由 後で聞きますから ね」


 ゲーゲンバウアー

ーーー何故 俺が冒険者と分かったのだ 恐ろしい程の勘なのか?


 リーナ

「メイド長希望の人 このイスに座って下さい」


 鑑定すると、生産職のスキル家事強化が、発芽していて熟練度は80に

なっていた

俺達は誰も生産職のスキル知らないが、スキル名だと家事全般なのだろうな

ーーー名前はカリーナ アーノルト 貴族の館に勤めていたが 部下に嵌められて

ーーー退職せざる得なかったのか でも恨んではいない あぁー この人は

ーーー誠実すぎて 人を恨むより次の事を考える人なんだなー

ーーー犯罪は・・・何もない 心も温かい 何となく春の野原で

ーーー日を浴びて寝ている感じがする

ーーーこれで裏切る事が発生する時は 脅迫された時しか考えられない

ーーーこの人も 大丈夫だと思います

 カズトは試験を終わらせて


 リーナ

「カリーナ アーノルトさん 貴方も合格です 別室で待ってて下さいね」


次の希望者を試験したが3人の姉妹で

1人は姉で年子の2人は双子との事


 カズト念話で

ーーーこの3人は 一辺に試験した方が良さそうだな

ーーーミシェル アリス 俺とリンクして試験手伝ってくれないか?

ーーー経験共有の許可は2人ともすれば 全員に繋がるはずだ


 ミシェル

ーーーカズトがしている 手の甲を軽く抓るのよね


ーーーそうだよ 感覚遮断の時と変わらないから 出来るはずだ


 アリス

ーーーカズトは何時もいきなりなんだから でも試す価値は有りますわね


ーーー上手く出来なかった場合 順番に3人を試験すれば 良いだけだからな


 リーナは3人の姉妹の前に、カズト・アリス・ミシェルが座り、試験を開始


 カズト鑑定するが、3人共発芽はしていなかった

ーーーこの3人 農民さんかな 見た目通り純朴なのかもしれないな

ーーー俺の目の前の娘の名は 長女クラリッサ アンカーソンか

ーーー責任感は強いか・・・ でもリーナに似ている 誠実で優しくて

ーーー寂しがりやの所などは そっくりだな

ーーー家族と共に農業をしていたが 好きだった幼馴染は

ーーー何も言わずに村を出て行って居なくなり 失恋した傷が癒えないうちに

ーーー隣の村長の息子との お見合いの話しを申し込まれたので

ーーー村を出る切っ掛けになったのか

ーーー俺も 好きな人が居なくなると・・・

ーーーふっ 俺も似た境遇だったな


 リーナは顔を赤くして

ーーーカズトー 余計な事 考えていないでよぉ~ みんな聞いているんだから


ーーーごめん ごめん

ーーー純朴で純粋そして誠実 リーナの様な 心の持ち主だね

ーーーこの娘の試験は終わり


 アリス

ーーーシンディー アンカーソン 次女ね ふ~ん 自由気ままの所は有るが

ーーー妹の面倒は良く見ているのね リーナに近い暖かさかな

ーーー家族をとても愛していて クラリッサが望まない結婚させられそうになり

ーーー村を出る決断して 姉を説得したのね

ーーーフフッ わたくしに近い所が有るとは 芯が強い事は

ーーー仕事するのに有った方が いいわね 合格ですわ


 ミシェル

ーーーセシリア アンカーソンは 末っ子らしく 甘えん坊さんですね

ーーー三女で 他は 全て兄貴だからですかね~

ーーーでも クラリッサとシンディーを兄達に比べると 特に慕っているわ

ーーー心のイメージは 春のお花畑って感じ アレ カズトとアリスの経験共有が

ーーー伝わって来た 成功したのね

ーーーこの3姉妹は 揃って雇った方が 1人か2人だけ雇うより

ーーーライラック家のメイドとして 役に立つ様に思われますわね


 カズト

ーーーそれでは この3人の試験は 終わりとしよう

 3人とも感覚接続を切ってから、結果をリーナに任せた


 カズト念話で

ーーーリーナ アリスとミシェルと俺の試験 全て聞こえていたか


ーーーうん 聞こえていた リズ 聞こえていたー?」


ーーーええ 良く聞こえていましたわ 複数の経験共有と試験が

ーーー念話経由で 出来るとはフレイヤ様の 魔法スキルのギフトは

ーーー恐ろしい程の 力ですわ

ーーー一度 全員で集まって リーナのスキルの秘密について

ーーー再度お話して おきたいですわ


 リーナ

ーーーうん こっちが落ち着いたら  家で打合せしようね

 「クラリッサ シンディー セシリア 貴方達3人を合格とします 控室で

待ってて下さいね」


 メイド希望の残り10名のうち3名が合格、執事希望の残り2人は・・・

帝国の間者だったので、念話でリズに報告して、王立近衛師団を派遣して貰い

引き取って貰った


 リーナ

スピリチュアル(善悪簡易鑑定)で 執事希望の2人は引っかからないから

帝国では 悪事自体をしていなかったのだろうねー」


 カレン

「帝国の考えは ライラックの住んでいる リーナ邸に潜り込めば

弱点が見つけられると 思っていたのかもしれませんわね」


 アルフ

「帝国は リーナにかまけて また 失敗」


 サラ

「まだ諦めとらへん しつこいやっちゃやなー」


 アリス

「執事1人 メイド長1人 メイド6人 さぁ最後の説明しないとね

リーナ 行くわよ」

 全員控室に行き

 リーナ

「この部屋に残った人は ライラック家で 働いて貰う事になります」

 そう言ってから給金や待遇、メイドは2人で1部屋の予定、執事とメイド長は

各々に1部屋の予定でいると話しをしてから、リーナ邸までの地図を配り

「女性の方は 今日は終わりです 明後日の午後1時までに

リーナ邸に来て下さい 昼食は用意しておきますねー それでは 解散」

「レイラ キャロル と 執事希望の君 わたしについて来て」

「みんなー ロビーに行くよー」


 1階の受付に行き、キャロルとディルクに発芽検査を受けさせた


 リーナは念話で

ーーーライラックは 2人のスキルは知っているけれど 知っている事を

ーーー知られると不味いからねー


「レイラ キャロル あなたは剣術のスキルが発芽しているよー

メイドしながら 剣術の訓練した方が良いね」

「腕っぷしに自信が有ったから わたしの顔を殴る気になったのでしょうけど

剣術を使いこなしていても 剣聖には絶対に勝てないからね」

「でもね レイラ鍛錬して努力すれば 剣術なら自分と仲間を守る事が

出来るからねー」

「レイラー 明後日の1時までに 来てください 待っていますよー」


「ディルク ゲーゲンバウアー 剣紳のスキルは今も維持されているから

執事の仕事の合間に鍛錬もして 勘をとりもどしましょうねー」


 ギルマスに挨拶もそこそこにギルドを後にし、酒場の大部屋を予約してから

個室で5人前の料理X8人分と1人前の料理を、注文して雑談をしていた

 テーブルに食事が運ばれて来たので

 リーナ

「ディルク ゲーゲンバウアーさん 話しは 食べ終わってから ね」

 と言うとリーナ達は、モリモリと食べ始め、全員食べ終わった頃

 リーナ

「さて 何故 冒険者だと言わなかったのか 説明してくれますか?」


 ゲーゲンバウアー

「隠していたのは すまなかった 魔法職以外の男の冒険者は 乱暴者で粗野だと

普通思われているよな だから引退した冒険者は 元の身分を隠して普通の職業に

転職するのが普通なんだよ」


 リーナ

「そうゆう理由だったのね 隠した事は不問にしますよ 貴方のスキルだと

足さえ治れば まだ現役の冒険者で通用しますよー」


「俺のパーティの 仲間の半分が死んでしまった もう復帰する気はないよ」


「その時にアンデッド化したオーガに 脚を食われてしまったのか・・・

ゲーゲンバウアーさん オーガを倒すのに 大魔法使いがいましたか」


「1人居たが 魔力切れ起こして魔法使いもろとも数名が襲われて

仲間は死んで 俺は足を食われた・・・」


 リーナ

「ライラックも共和国で かなり魔物討伐してきましたけれど アンデッド化した

魔物は 剣に浄化魔法を付与して戦わないと 魔物にダメージを

与えにくいですよー」


「リーナさんの言う通りです 俺達の力不足が招いて この結果だ

リーナさん 俺の足がアンデッド化したオーガに食われたの

何故知っているのですか?」


「それはね カズトの試験は カズトが試験で経験した事を

ライラック全員が共有出来るからだよー」

「ライラックは 今1人居ないけど 9名の冒険者パーティだからね

ライラックの最後の1人はね アイリーン エクルストン殿下です」

「冒険者として活動している時は リズと呼んでいるよ

因みに 今日カズトの試験を受けた者の事は 全て殿下も知っているよ」


「だから 帝国の間者や 腹に一物持っている者は 絶対に試験に

合格する事は無いよ」

「仮定の話しとして 貴方が帝国に報酬目当てに ライラックの情報を

調べて密告しようとしたとたんに わたし達は冒険者の勘で察知して

再起不能にしますから ね」

「ディルク ゲーゲンバウアーさん 冒険者として魔物討伐していた時

魔物の行動を予測し 気配や殺気を感じて 討伐していたでしょ

ライラックの勘は それの強化版って感じだよー」


「余談は此処までにして ディルク ゲーゲンバウアーさん 当家で執事の仕事に

その脚では さしさわりが有りますねー 其処のテーブルの上に仰向けで寝て」

「初めての事なので 脚が直るかどうか分からないけど 試してみます」


 リーナはグループ念話で

ーーーディルク ゲーゲンバウアーの脚の再生を試みようと思うけど

ーーーどうかな

 全員良いよと言ってくれたので、リーナは経験共有をリズに許可し

ーーーリズー 許可したから 今からする事を わたしを通して見ててー

義足を外し、スボンを太ももまで、たくし上げてから

「では 始めます」


 8人で強力な、エクストラヒールをかけたが、切断してからかなり時間が

経っていた為、再生するスピードはかなり遅かった

 5分程掛けていたら、やっと脚は再生された


 カズト

ーーー凄く魔力の消費していたなー 使った分が直ぐに補充されなければ

ーーー半欠けの脚までしか 再生出来なかった


 アリス

ーーーカズト これも人助けですわ


 リズ

ーーー今日は 驚く事ばかりですわ 確かに試さないと分からないですからね


 リーナ

ーーーいきなり念話して ごめんね 食われてから数年経った脚の

ーーーエクストラヒールを8人で掛けるのは リズにも見て欲しいと思ったから


 リズ

ーーーいいえ 良い経験に成りますから 構わないですわ


 リーナ

ーーーでは 念話はこれで切るねー おつかれさまー


ーーーおつかれさま


 アリス

「リーナ 秘匿している情報に近い事を 何故ディルク ゲーゲンバウアーさんに

話しされるのか 理由を聞かせて下さい」


「アリスとカレンは貴族出身だから お(うち)に執事いたよねー?」


 アリス

「居ましたわ 当主が不在の時は執事が ある程度は仕事の代行もしますわ」


「キャメロン家も執事の仕事は ホーネット家とさほど変わり無いと思います」


「うちは貴族では無いけど 王家と貴族家との繋がりが有るよね 執事は

ライラックと言う冒険者パーティの事を ある程度知っていないと

仕事にならないでしょ」


 ディルク ゲーゲンバウアーは暫く床に立って、暫くジャンプしたり

屈伸したりしてから

「ライラックの皆さま 脚を再生して戴き ありがとうございます

俺の忠誠を 一生ライラックに捧げます」

「このイスに リーナ フローリアさん 座って貰えますか」


 リーナが座ると、跪いてリーナの右足を持ち上げて、つま先にキスをした

悲鳴を上げ、真っ赤な顔をしてリーナは固まっていた


 アリス

「みんな落ち着いて ディルク ゲーゲンバウアーの行為には意味が有るの

普通は手の甲にキスをするのが普通なのよ」

「手の甲にキスする行為の意味はね 貴女に一生忠誠を誓うと言う意味の他に

支配と隷属を受け入れます それが 足の甲の場合より強い意味となるわ」


 リーナは気を取りなおして

「アリス 判りました ディルク ゲーゲンバウアーの忠誠心は受け取りますが

支配と隷属はいたしません」

「ライラックにも サブリーダーとその補佐は居ますが 普通の

冒険者パーティと違い リーダーの命令は絶対でなく リーダーと意見の違いで

口論になっても追放はしない パーティです」

「逆に わたしはもっと色々な意見を求める事が 多いのです」



「全員が対等な立場なので 貴方は忠誠を誓うとなると 後7人に誓わなくては

ならないですし 冒険者のリズにも違う形で 忠誠を誓う事になります」

「対等って事はね 経験も含まれているの 貴方の脚を直していた時も

わたしを通して リズも見ていたからね」

「それとね かなり前から依頼を受ける時も 全員で説明を聞いて

受けているよー 特に迷う様な依頼は 別室で話し合いをして決めているよ」

「ゲーゲンバウアーさんから見たら リーダーの影が薄いと見えるよね

これがライラックなの」


「不思議な顔をしているねー リーナ邸の執事だから リーナに忠誠をすれば

良いと思っていたでしょ」

「ここに勤める事はね リーナ邸のリーナでなく ライラックに勤める事になるよ

理由はね 此処に居る7人は カズト アースウッドの妻 つまり家族だから」

「普通の冒険者と違い ライラックは王国と共和国に 強い関係が築かれているよ

仲間には 伯爵家と男爵家及び大商会の出身者がいるから 執事の仕事は貴族の

仕事並みになるからね」


「でもね 私は農村で生まれた 農民の娘・・・」

 悲し気に

「わたしは ソロでは生活が出来ない冒険者 13歳の時鍛錬所を出た後

アリスとアルフは実家に戻り 2ヶ月ソロでして 寂しさに負けて

死にそうになっていた 情けない冒険者 後1ヶ月 カズトに会うのが

遅かったら 魔物討伐で死んでいたと思う」


「14歳の餓鬼のSランク冒険者って 平均30歳のSランクパーティから

見たら 異質すぎて 誰も話してくれないよ」

「ギルド依頼のアライアンスしか 組んでくれないし 終わればそそくさと

去って行ってしまう・・・」

「報償金を受け取る時 夕日が差し込むギルドのロビーで 話し相手は

誰もいなくて ポツンと1人で待っている時は・・・ 辛かった」

「酒場でも 1人で食事して寝るだけ 指名依頼を淡々とこなして行くだけ」


「だから 絆を大切にして 嘘をつかないで真っすぐに

向き合って来たつもり・・・ わたしの大切な仲間たち」


 ディルク

ーーー俺がSランクに昇格したのは28歳の時 直ぐにパーティに加入出来たが

ーーー最初のパーティのメンバは32~35歳位だったな

ーーーリーナはSランク冒険者になっているのだから 実力は有るのだろうが

ーーーと言っても 14歳で見た目は子供だろうから 話しかけられても

ーーー会話が続かないと 俺も思う


「わたしはね 許嫁だったカズトと結婚したいと思っていたけれど ライラックに

王宮から 貴族とのお見合いの話しが来てね 絶対に断れないから話しが進むと

それぞれが貴族と結婚して ライラックは自然に解体されそうになった

わたしは 仲間が去って行く事には 耐えられなかったよ」


「ディルクも仲間を失う辛さと同じ事が ライラックにも有ってね カズトが

魔物に襲われて行方不明になってね なんとか生還してくれた時に

6人は好意から好きに変わった事を 私は勘で知ってしまった」

「だから 6人にも わたしと一緒にカズトと結婚する事を勧めた

結果は みんな幸福になったよ みんなには 何度も話しして有るけれど

これはわたしの 我儘なの」

「貴方が誓う相手が多いのは こうゆう理由だよ でもね もし誓ってくれたら

ライラックとして 貴方が個人的な問題で困った時でも助けます」


 リーナ グループ念話で

ーーーみんなー ごめんなさい また変な話しに進んでしまって

ーーーディルク ゲーゲンバウアーから見て わたし達に序列を

ーーー付けられる事を危惧しての事なの

ーーー犬は序列を付ける動物で有名よね 飼い主に対しても序列をつけているし

ーーー執事が序列を付けて 緊急の時リーダー サブリーダー 補佐がいない時に

ーーーカズトやアルフしか居ない場合 話ししても意味が無いと判断されたら

ーーーどうなるか 考えてみて


 ミシェル

ーーー確かに不味いですね 連絡がリーナが戻るまでされないと 後手になり

ーーー対応出来なくなる可能性が有りますわ


 アリス

ーーーリーダー案件だと 王国が関わっている可能性も・・・

ーーー例えば 1人しかいない場合でも 話しをして貰えれば

ーーー念話で全員知る事が出来る


 カズト

ーーー仕方ないか ディルク ゲーゲンバウアーが足にキスをする事で

ーーー忠誠を誓えると思うなら そうゆう儀式だと思って 受けるしかないな


 リーナ

ーーー全員 儀式を受けると言う事で 良いかな~

 各々に 賛成と意志表示してくれた


 ゲーゲンバウアーは、ライラックの面々が急に黙ってしまい困惑の

表情をしていたら


 アリス

「わたくしが 代わりに話しを進めます 単刀直入にお聞きします

貴方はリーナのみに忠誠を誓った状態です」

「リーナの話しを聞いて 後7人にも忠誠を誓えますか?」


「はい 誓います」


「騎士の場合 手の甲にキスする誓いは 相手は女性の場合が殆どですが

今回誓う相手の中にも男性がいます それでも誓えますか」


「リーナさんの話された通り 俺はリーナさんに誓えば良いと思っていました

しかしライラックは 考え方がまったく違うのは 解りました」

「そして 8人が協力して俺の脚を再生してくれたので 誓えます」


 アリスは言い難そうに

「わたし達は 全員自己浄化して身綺麗にする事が出来ますが

リーナの時と条件を同じで 誓いの儀式をして貰いますが・・・

はっきり言って わたし達の足は汚れています」


「構わない 汚れていても忠誠を誓う事に 関係ないから」


「解りました 貴方の誠意と忠誠を受け入れます」

 1人ずつイスに座り、つま先にキスをされて行き、全て終わる


 リーナ

「貴方の忠誠心は全員受取ました アリスからの問い掛けに うやむやに

なった事について 話しをします」

「まず ライラックが認めた者に対しては 基本名前の呼び捨てにします

ディルク ゲーゲンバウアーさんは ディルクと呼びます」

「此れから話す事は 全て 他言無用の話しになります ディルク誓えますか?」


「はい 自分の名前と名誉に掛けて誓います」


「アリスー 今後執事に(うち)の事かなりして貰うよね

わたし達の事有る程度知っていないと 5年も経ったら何故歳取らないのだろう

から始まって 好奇心で執事の仕事にも 差しさわりが出ると思うよね?」


「確かに その可能性が有りますわね」


「だからライラックの立ち位置 冒険者保護法 超越者と仙人 までは

知っていた方が良いかと思ったんだよねー 意見が有ったら言って」


「うちは 良いと思うで 鍛錬している姿見たら 冒険者だったディルク

腰抜かすかも知れんで」


「アハハ 確かに腰抜かすかもな メイドさんは明後日からと言って有るから

明日ディルクに 俺達の日常の鍛錬 模擬戦を見て貰った方が 良いかな」


 カレン

「前衛のわたしと 後衛のアリスとの模擬戦もしたいですわ どれだけ

普通の冒険者と違うか 判りますし アリス模擬戦しませんか?」


「フフ その挑戦受けますわよ 久しぶりに身体を

全力で動かす事が出来る 楽しみですわ」


 リーナ

「また話しが横に逸れたー ある程度は教えて行くって事で良いかなー」

《いいよ 了 いいですわ》等 賛成してくれた


 ディルク

ーーーリーダーからの提案なのに 何時の間にか鍛錬の話しをしていて 最後に

ーーー纏まっている 俺の居たパーティでは絶対に無かった事だな

ーーーリーダーの話しから逸れる会話していたら 注意されるよ 普通は

ーーー全員で同じ経験をすると言っていたから リーダーの言わんとする事が

ーーー解っているのか・・・


 リーナ

「ライラックとして話しは纏まったので これからさっき言った話しをしますね」

 かなり長かったが、ディルクはライラックの状況は掴めたが・・・


 カズト

「大分時間が遅くなってしまったから ディルクも一緒に

大部屋で雑魚寝するか?」


 アルフ

「良いですよ 但し ディルクは 壁際で カズトは その 隣り」


 セレス

「雑魚寝 久しぶりですね リーナ ムフフは無しよ」


 リーナ

「でも ディルクに鍛錬や模擬戦を見せるので無いの?」


 ミシェル

「ディルクが アレ喰らったら 執事の仕事辞めるなんて 言い出すかもね」


 アリス

「貴族出身のわたくしでさえ 堪えられていますのに 腐っても

Sクラス冒険者で 剣紳ですのよ」


 リーナ

「みんなー 酷いよぉー 初顔合わせの人に アレはいくらなんでも

しないよぉー」

「それと アリスー 腐ってもは 無いのではないの?」


 カズト

「アハハ ディルク大丈夫だよ リーナもみんなも優しい妻達だから・・・

安心して良いよ」

「一応言っとくけど ディルク 手を出そうと考えただけで 全員気配を

察知するからな」


 ディルクは本当の事だと、本能で感じていた


 リーナ

「明日は朝食を食べ終わったら 家に行くけれど カズトー 悪いけど

ディルクを背負って運んでくれないかな」


 カズト

「いいよ 歩いて行くと時間掛かり過ぎるからな」


 ディルク

「どの位時間が 掛かるのですか」


 カズト

「歩くと 3時間位かな ライラックは45分で走り切るよ」


 リーナ

「14歳の時 修練場付きの家が欲しくて 貯めたお金で買えるのが

今の所のしか無かったの」


 アリス

「今となっては 中心街から離れているから 隣の敷地も買えたのですよ

周りに他の家が無くて 鍛錬するのに最適ですしね」


「みんなー 夜も遅くなって来たから そろそろ寝るよぉー」

 リーナに言われて、ぞろぞろと連なって大部屋に入り、ディルクは壁際に行き

カズトは、嫁さんとの間に身体を滑り込まして、眠りについた


ディルク

ーーー長い間冒険者として生活していると 雑魚寝は当たり前にしていたけど

ーーーもう全員無防備に寝てしまうとは カズトの言っていた事は

ーーー本当なのだろうな

ーーー訓練を見せるって言っていたから 実力は分かるだろうな もう寝よ

 翌日朝食をたっぷりと食べてから


「カズトー ディルクを背負ってー」


「ああ 分っている」


 ディルクから見ると、カズトはどう見ても町の優男なので

「カズトさん 重いでしょう?」


「俺は見た目で 何時も言われているからなぁ~ リーナ先導してくれ」


 ディルク

ーーー俺を背負っていて この速さで駆けていられるとは

ーーー振り落とされない様にしないと

 結局30分でリーナ邸に到着してしまう


「まだお昼まで時間が有るから 腹ごなしに鍛錬や模擬戦しようか?」


 アリス

「良いですわね 運動不足だから みなさん しましょう」


 ライラックは自室で練習着に着替えて、ディルクをつれて修練場に行くと

ディルクは修練場の広さと、必要な設備が全て揃っており、鍛錬する場所では

最高の水準だと思った


 ライラックの何時もの基礎訓練が始まると

ーーーあれが 基礎訓練? 速さと回数が違い過ぎる・・・

 次に1対1の鍛錬をし始めたが

ーーー俺も模擬戦には自信が有るが・・・


 最初にカレンとアリスの模擬戦が始まるが、アリスはスタッフを使っていた

普通剣と魔法の戦いは魔法が負けるのに、対等に戦っている

 アリスは急速に間合いを詰めて、接近戦を仕掛けていた カレンの動きに

アリスは合わせて、こまめに魔法攻撃とスタッフで剣を(さば)いていた


ーーー魔法使いが剣士と対等に渡り合っている 俺は夢を見ているのか・・・

ーーー魔法使いが接近戦を仕掛けて 戦っているの 初めて見た

ーーー剣の攻撃を スタッフでも受けているし あんな受け方 剣士の戦い方だ


 しかし剣聖の剣をスタッフで捌くのは無理が有り、スタッフを

弾き飛ばされてしまうが


 アリス

「やっぱりスタッフ持って戦うと動きづらいですわね これからが本番ですわよ

カレン覚悟しなさいね」


ーーーおいおい 魔法使いがスタッフ無しで 模擬戦をするってどうなってるのだ


 アリスは更に早い動きでカレンを翻弄し、カレンが接近戦を仕掛けると、アリスは

カレンを中心にし360度回転して魔法を連発、カレンはアリスの攻撃魔法を剣で

弾き飛ばしているし、殴り合いの様相を呈していたが、結局時間切れになり終了


ーーー後衛が前衛と同等の戦い スタッフが無い方が手数が多い 全て無詠唱

ーーー俺の脚を再生したのも 全員無詠唱だったな

ーーーだからリーナは アンデッドに対して 剣に浄化魔法の付与する話しを

ーーー簡単に言ってたのか でもアリスは アレだけ動いて魔法連発していて

ーーー体力と魔力が 不足にならないのか

ーーーそれと 剣士は全員剣に魔法を付与出来るのか でないと魔法攻撃を

ーーー跳ね返せない


「カズトー わたしと真剣を使った模擬戦 しようよ」


「いいぜ 思いっきり戦うけど 空も使って良いか」


「いいねー 修練場の外に出たら 負けにしよ 時間は10分だね」

「リーナ邸に当たるから 魔法は無しにしないと それで良いか?」


「うん 判ったー」


 リーナとカズトは剣を抜き 型通りの挨拶をしてから 模擬戦を始めた

最初の手合わせで剣と剣が激しくぶつかり合い、リーナとカズトの力は

拮抗していた


ーーーリーナって剣聖のはずなのに カズトに力負けしていない

ーーー普通では有り得ない


 おのおの移動しながら打ち合っていたが、リーナはいきなり反転して走り

飛び上がって身体を捻りながら、そのまま飛んで行き思い切り剣を叩きつけた

 流石にカズトは後ろに押されたが、飛んで距離を取るリーナにカズトは

飛び上がりそのまま飛んで行くと、力任せに剣を打ちおろした

 お互い身体を捻りながら剣を合わせるたびに、火花が散り剣と剣の

ぶつかり合いの音をさせながら空中戦をして、時間切れで終わる


 ディルクは、目の前で起きた事が理解出来なくて、頭を抱えて座り込んでいた


 リーナ

「まだ模擬戦してない人は 組んでやっていてくれる ディルク惚けているから

面倒みないと ね」


 カズト

「俺が審判するな 10分で 1組ずつ模擬戦をしてくれ では始め」


 ディルクの隣にリーナは座り

「ディルクには 刺激が強すぎたかなぁ~」


「確かに 驚きすぎたよ リーナ他の剣使いの女性は リーナと同じ強さなのか?」


「そうだよー サラは メインが大魔法使い サブは剣聖だけれど わたし達は

全員 メインとサブの差が無くなってね 同じスキルだと 同じ威力ですし

剣聖と剣紳も両方の良い所を吸収して 同等のスキルになっているの」


「だから カズトの打ち込みや鍔迫(つばぜ)り合いにも耐えられるし

わたしの正確さと手数の多さを カズトは獲得して使っているよ」

「因みに 他の剣聖持ちも全て同じだからねー」

「アリスとカレンの模擬戦見て 有り得ないと思ったでしょ」


「ああ 思った後衛職は 体捌きがどうしても前衛職より 遅いのが普通だ」


「アリス サラ アルフ セレスは後衛職だけれど 敏捷性を

限界まで上げているよ 上半身の衣装の無い所から 瞬間的にストームを使って

相手を中心に360度攻撃を仕掛けているからね」


「アルフは更に ストームで飛び上がり上半身のストームと組み合わせて

目標に対して 上空から360度回り込みながら攻撃出来る様になっているよ」

「それと 魔法で矢を作り 弓を使って放つ事も出来るよ 魔法と弓聖の

スキルの合わせ技の破壊力は 凄まじいからねー」


 ディルク

ーーーライラックは魔法のストームを 移動するのに無意識に使えるのだな

ーーー足が速いのは 足からストームを補助に使っているからか

ーーーだから常に裸足で生活しているのか・・・

ーーー俺の知っている知識では 魔法を身体強化で使っている冒険者はいない

ーーー超越者になり 王国から仙人指定されている冒険者ライラック 凄まじい


「それとね ライラック全員 メインとサブのスキルは最上位称号だからねー」


「わたしとカズトがした模擬戦で ディルクに見せる為 空を飛んだけれど

ライラックでは実戦だと あまり飛ばないねー」


「後衛職が移動を早くし始めたのは 共和国で国立近衛師団と団体戦を

国王陛下の前で 模擬試合を求められたからだよ」

「当時ライラックは4人で 5対4の団体戦 あなたも貴族なら

セオリー通りにすると 最初に後衛職狙うよね そうでしょ?」


「確かに そう兵法では 教わっていたな」


「ライラックは共和国と王国の御前試合で 良く貴族の横槍で

嫌がらせされてねー」

「冒険者は実力の世界でしょ 貴族に 舐められたままにしない為

ライラックは努力して 打ち破って来た」

「クエストしない時 午前中は鍛錬して 試行錯誤しながら 今に至る と」


 リーナは剣を抜いて、ディルクに見せながら

「でもね 模擬戦でもわたし達は直ぐに熱くなるから 剣もこうなる アハハ」

 剣はかなり刃こぼれしていた

「剣もスタッフも練習用だけど 品質は上級クラス クーベルタン商会から

ライラック印の武器を 修理と補充をするのも 執事の仕事になるよー」


「みんなー ディルクに(うち)を案内して 部屋決めするから 来てー」

 ディルクの部屋だけ決めて、メイド3人組の部屋をどうするかは

明日決める事にした

「どうしよう 夕飯の材料が(うち)に無いよぉー」


「リーナ 酒場に行って 食べるしかないやろ カズトまた気張ってや」


「仕方ないな ディルク行くぞ」


「カズトは 人間 運び屋さん」


 カレン

「アルフ わたくし達でも運べるけれど 絶対にカズトは許してくれませんわ」

 全員《ですよね~》と言っていた


 セレス

「折角 行くのなら うちに寄って貰いましょ ディルクにクーベルタン商会の

場所覚えて貰わないと ね」


 ディルク

「さっき話しした ライラック印の武器のお店ですね」


「そうだが もう一つ 教える事が有るのだ 俺達のライラック商会の所在地にも

なって居る まだ店舗を持っていないから 間借りしている」


 アリス

「執事として ライラックの版権についても 貴方の仕事に含まれて来ますわよ」


「みんなー そんなにポンポン言っても 可哀そうだよぉ~ アリスー

執事の仕事とはどうゆう物か ホーネット伯爵家で 叩き込んでくれる様に

話しして貰えないかなー」


「確かに うちの執事に付いて 仕事を見て覚えた方が 早いですわね

お父様に頼んでみますわ」


「それじゃ 商会に行って 伯爵家に頼んでから 酒場で食べて雑魚寝だね」


「ディルク来い 早くおんぶされろ」

 ライラックは商会を目指して25分で着いてが、ディルクは着いた途端に

青い顔して盛大に吐いていた

「リーナ邸に行く時より 早かっただろ 落とされない様にしがみついていたら

目が回って 気持ち悪くなった」


 サラ

「うちも 馬車酔いする 子供は見とりましたが まさか人に背負われていて

酔ぉたんは 初めて見たで」


 アリス

「まったく カズトから比べれば 遥かにガタイの良い冒険者なのに 根性が

少し足りませんわね リーナ 鍛錬にディルクも参加させませんか」


「考えとくねー 挨拶に行くよぉー」


 カズトはディルクにキツイ浄化を掛けて、身綺麗にしてから

クーベルタン商会の店主と挨拶し、リーナ邸の新しく執事として就任した

ディルク・ゲーゲンバウアー紹介も終えた


 ホーネット伯爵家に行き、執事の紹介を済ませてから、伯爵家・執事の

仕事の仕方を、ディルク・ゲーゲンバウアーに享受して貰う様に話し、伯爵の

了解を得られて、後日ゲーゲンバウアーが訪問する日を、決める事になる


 移動には、カズトに背負われていて、ディルクはげんなりしていた

酒場でいつもの手続きをして、個室で食べ始め


 リーナ

「ディルク 元気が無いみたいだけど 大丈夫?」


「何とか 大丈夫です 気持ち悪いなんて言ったら サラに

根性無しのヘタレって 言われそう」


「それだけ 喋れたのなら 大丈夫やん」


「みなさんの体力はどの位持つのですか?」


 リーナ

「神聖国と共和国の国境検問所から 首都まで休み無しで6日で

走り切ったねー」


 カレン

「あの時は 陛下に報告したら 全員気絶して2日寝ていましたし・・・」


「俺でもあの時は流石にきつかった でも9人誰も脱落しないで

走り切ったよな」


 ディルク

「首都から国境まで 30日はかかる距離だぞ」


 リーナ

「さっき言ったよね 不眠不休で首都を目指していたって」

「王家の友人と言う紀章を付けて 国境検問所の所長に途中の村や町に

糧食とポーションの手配を頼んでいたの だから6日で着けた」


 ディルク

「それなら 俺を背負っての移動は まったく負担感じないのか・・・」

「俺 ライラックの執事 勤まるのかな・・・」


 アルフ

「ディルク こけたら 皆こけて リーナ しょんぼり カズトは 家政夫」

 一気に雰囲気が変わり、ディルクも苦笑していた


ーーーこれがライラックか 本当に面白い冒険者だな 何気なく言っていたけど

ーーー国王陛下から王家の友人と言う 紀章を授けられていたのか

ーーー確かに リーナは共和国とも関係が深いと言っていたが

ーーー面白い リーナ邸の仕事 完璧にしたくなったよ


 何時もの様に食べて飲んで雑魚寝した

翌日は早朝に酒場を出発し、懇意にしている商店から食料品を買ってから

リーナ邸でメイド希望者を待って居た


「リーナ 確認したいのですが 食料品の箱もみんなで運んでいるのか?」


「だって管理人しか居なかったからねー 自宅に泊まる時は

何時も買って帰ってたよー」


「そうだったのか 食料品の在庫管理も 俺の仕事になるのか」


「今は 過渡期だから ディルクあまり考えすぎないでね」

 そう言ってから、お昼ご飯の用意を全員でして料理が出来た頃

辻馬車で7人がやって来たので、お互いの挨拶して各々の部屋に案内した


「わたしがこの館の主 リーナ フローリアです 先程紹介した女性7人は

わたしを含めて カズト アースウッドの妻です 全員主人として振舞いますから

指示には従って下さいね」


 メイド達は驚きの声を上げていた


「さて メイド長に カリーナ アーノルトさんを 指名します メイドは

カリーナの指示に従って 仕事を始めて下さい」

「最初の仕事は 夕飯の用意ですよー 何か質問が有るのなら挙手して下さい」


 シンディー・アンカーソンが手を上げて

「フローリアさん わたし達3姉妹を1部屋にして貰う事は 可能でしょうか」


「結論から言うと 可能だよ でもベッド3つ置くから かなり狭くなるけど

それで良いのかなぁー」


 3人は見合ってから

「フローリアさん はい 一緒の部屋でお願いします」

 それから、アンカーソン3人組の部屋にベッドを入れたが、やはりかなり

狭かった


「この部屋はね 隣に建築中の別邸が出来ると 執事とメイドの皆さんは

引っ越して貰いますから それまでの仮住まいですからねー」

 3人組は顔を見合わせていた


「それとねー ライラックが自宅に居る時は 料理は最低1人につき2人前は

用意してねー」

「量の変更が有る時は 先に言う様にするから ね」

 リーナはメイド達を連れてリーナ邸と建築中の別邸、そして

修練場を案内してから、館に戻りお風呂場の説明を始めた

「この館は 一度火災で焼けてしまい 立て直した時に 陛下が貴族も宿泊する

可能性が有るからと言って 男性用と女性用の大きな風呂場が作られてねー」

「ライラックが冒険者の仕事で 長期に出かけている時は 使用していないが

わたし達が居る時は 女性用だけ用意してね カズトは管理人が使用している

風呂を使っています」

「ですから 男性用の風呂場は 普段は使用しておりません わたし達から

指示した時のみ 使用となりますので宜しくー」


 レイラ・キャロルが発言を求めてきて

「フローリアさん 何故アースウッドさんの扱いを 差別しているのですか?」


「傍から見れば 差別している様に見えるよねー わたしとカズトは幼馴染で

農民育ちなんだよー」

「お風呂なんて入った事無いよ 行水で2日か3日に一度だけだった

女性7人男性1人 カズトから言い出して (俺は1人だから管理人と同じ

風呂で良いよ 大きな風呂場では 勿体無い) とね」

「だから 差別している訳では 無いからねー」


「詳しい説明 ありがとうございました」


「それとね 仕事の関係で遅く帰宅する時はね 先にお風呂を済ませてしまって

良いからね お風呂場が少々汚れていても ライラックは全員浄化魔法で綺麗に

出来るから 問題ないよー」

「近いうちに 風呂場用浄化魔道具を 取り付けるからね」


 説明していたら、料理長が自前の調理道具持参で着いたので

執事とメイドに紹介をしてから、料理長の部屋を決めた


「昼食は 一昨日説明した通り 貴方達の分は使用人用の食堂に

用意して有るから ね」

「わたし達は 大食堂で食べるから それと 夕食から料理長お願いね」


 カリーナ・アーノルト

「昼食の用意は 誰がしてくれましたの?」


「ライラックが全員で用意したよー 冒険者料理だから 美味しくなかったら

ごめんね」


「いいえ 滅相も無い わたし達家臣の分まで 用意していただいた御心づかい

有難う御座います」

 執事・料理人・メイド達は、一斉にお辞儀をした

 昼食後、使用人の荷物のかたずけを手伝い、カズトはお風呂の用意をして

一段落した時


 カズト

「みんなー お風呂が沸いたから 入って身体を休めてくれ」


 アリス

「何時も 有難う御座います リーナ全員で入りましょう」


「うん 判ったー 行こう」

 7人は湯船に浸かり、身体を伸ばしてまったりとしていたら


「うち 思うのやけど どうして 全員胸がこまいのやろ」

 其々が自分の胸を凝視して


 アリス

「母上も 姉上も 皆もっと胸はふくよかでしたわ」


 セレス

「わたしには 姉妹は居ないから 判らないですが お母様は・・・

かなり大きかったです」


 アルフ

「母は 平均よりは 大きかった わたしは ペチャンコ」


 ミシェル

「おかあさんは ふくよかって言うより 太っていたから」


 カレン

「母上と姉は 全員大きいですわ この間妹見たら わたしより胸が

大きく育っていた」


 リーナ

「おかあさんも 胸は大きかった 姉も胸は大きいかった・・・

農家だから小さいって事は無いね わたしの胸は 家族の中でも

一番小さいみたい・・・」


 暫く沈黙してから


「前にカズトが言っていたよね 冒険者なのに町の優男にしか見えないって」

「アレと同じ事が 女性にも起きていたみたい」

 リーナは立ち上がり

「みんな見て どう見ても幼児体形でペチャンコの胸 背は低めで童顔

この身体と顔は もう成長は望めない」

「わたしも この様になるとは 思っていなかったよ」

「世の中の男性は胸の大きい女の人が好みだと 聞いた事が有ります

カズトは分け隔てなく愛してくれますが・・・ ごめんなさい」

 洗い場の床に土下座した


 アリス達は慌てて湯船から飛び出て、リーナを更衣室のイスに座らせ

タオルを掛けて


 アリス

「何 馬鹿な事を言っているのですか わたくし達の身体は 無駄の無い

鍛えられた身体なのですよ」


 カレン

「全員 冒険者として 最高の状態で250年維持出来るのです

リーナが謝る必要は 有りませんわ」


 ミシェル

「スキルの項目を鑑定していた時 わたし達全員 子作りは問題無いと

確認したよね 仮に子供が出来ないとしても 絶対に恨む事は無いわ」


 セレス

「確かにわたし達は 濃厚なお色気は出せないけれど 清純なお色気は

目一杯 出せるわよぉ」


 アルフ

「カズト 愛して 周りは げんなり それでも 強いよ ライラック」


 サラ

「せやんな こまな胸は ライラックの 誇りやな」


 アリス

「リーナ 誰も責める事は言っていないでしょ だから 謝らないで」

 すると サラが柄にもない可愛いクシャミをしたから


「サラの クシャミは 可愛な 見た目 と違い 驚くばかり」


 ミシェル

「可愛いクシャミも聞こえて来たから 皆さん湯船に浸かりましょう」

 暫くお風呂に入ってから自室に戻り、うたた寝をして夕食を食べに向かう

 食べながらリーナは、今後の事を話しを始め


「近いうちに ディルク ゲーゲンバウアーを 執事の仕事について

学ばせる為 ホーネット伯爵家で修行をさせます」

「次に 料理長をクーベルタン商会より紹介された人物に わたしが独断で

決めました」


 暫しの沈黙の後


「リーナ もしかして 単独で試験したのか?」


 コクリと頷いた


 グループ念話で


ーーーこの話しは リズにも聞いて貰おうと思う

ーーーリズ 聞こえるか?


ーーー聞こえますわ 珍しいですわね カズトから連絡してくるのは


ーーーリーナが1人で試験をしたらしい 今からはリーナが話しをするので

ーーー聞いていてくれないか 宜しく


ーーー商業ギルドに掲示した募集の中に 料理人が抜けていたの それで

ーーー募集を出すか考えて居た時 セレスから料理人の当てが有ると言われて

ーーー1人で試験をしました

ーーー結果は 仕事熱心で心は温かかった それで独断で雇った訳です


ーーーリーナも試験の経験したかったのか ポンコツの時はみんなが居なかったら

ーーー俺は取り付かれなかったけれど クリスティアン カンナスコルピの時は

ーーー少し気力を強くしたら 弾き飛ばせたからな

ーーーでもな 全員に言うぞ 経験の為に罪人との試験は しないでくれないか

ーーースピリチュアル(善悪簡易鑑定)で調べて 問題の無い者にだけにしてくれ お願いだ


 全員約束してくれ


ーーーそれとな リズも試験は完璧に出来るが 立場上使いどころが難しいと思う

ーーーもし 判断が難しい場合は リーナに直ぐに連絡しろよ 仲間なのだから

ーーー一緒に解決策を考えよう


 リーナ

ーーー次に話す事はね 雑談なんだけど リズにも関係有るの それはね


ーーーうちが話すな お風呂に入り こまな胸は て事に気づいてもうたからや


 それから風呂場で有った事を、全てリズに聞いて貰っていた


 リズ

ーーー今の話しは 女性の微妙な話しですわよね?


 リーナ

ーーー何故カズトを グループ念話から出さなかったと言うのはね

ーーー前にカズトが冒険者らしく無いって 言っていたよね

ーーーだから 聞いて貰っていたんだよー


 カズト

ーーー今の話しだと・・・ リズの胸も貧相って事に なるよな?

 暫くの沈黙の後

ーーーあぁー ごめん 女性の方に言う言葉では無かった


 リズ

ーーー良いですわよ カズトさん 今度奢りで大宴会に招待して戴ければ


 アルフ

ーーー軽口叩いて 墓穴を掘り リズは カズトで ストレス 発散


 アリス

ーーーわたし達だって リズと逢いたいわ 出来たら一晩中貸し切りで

ーーー大宴会したいですわ

 色々な雑談をして、念話は終わる


 カズトは心の中で

ーーーリーナ達も俺と同じで 自分の姿にコンプレックスを持っていたのだな

ーーーだからと言って 嫁達の魅力が減る訳では無いからなぁー


 そんな事を考えながら、カズトは日々家政夫として生活をしていた

 最低限リーナ邸に、身の回りをしてくれる人を、雇えたけれど、

それ以外に問題が出て来て 忙しく過ごす結果になる

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