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アンドロイドは魔法少女の夢を見るか?③  作者: 和泉 十三
第二章 人間は勘違いしやすい
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その1

 一夜明け。

 お嬢サマコンビ(只今命名)は山城の家の前に来ていた。

「これはなんだ『今からお前の家行っていいか?まぁ目の前に居るんだけど』的なあれか」

「そんなこと中学生がしませんって本当に10代ですか!?」

「ああそうだよ何か文句あるか」

「とりあえず先輩、その針金ハンガーを直してください!!」

 こんな事を話しているが、一応家に入る方法で揉めている。はずだ。

「テレフォンかGPSか。どっちがいい」

「電話に決まってるでしょ!?」

「はいはいそうですね訊いた私がバカでした」

 といっても出羽は山城の電話番号を知らない。

 天神川は仕方なく携帯を貸した。

『トゥルル・・・あぁどうした天神川。珍しいなお前から電話なんて』

「・・・申し訳ない。私は天神川ではない」

『って事は・・・天神川に何かあったんですか!?』

「私は出羽粒子という。天神川の友人、同級生だ」

『あぁびっくりした・・・てっきり病院の看護師さんかと・・・』

「お前までそう言うのか!」

 出羽は激昂し、天神川は顔を赤くしている。

『まぁでもよかった。そこに天神川居るか?』

「あぁ。横に」

「もっ・・・もしもし?」

『おう天神川か。よかった・・・てっきり[あいつら]に攫われたのかと・・・』

「あっ・・・ごめん・・・そのっ・・・」

 赤面して顔の筋肉まで硬直している天神川。

 手遅れになる前にと、出羽は天神川から携帯電話を奪い取った。

「あーあー、もしもし出羽だ」

『出羽さん、天神川体調が・・・』

「大丈夫だ。それより・・・」

『なんです?』

「君の家の前に居るのだが気付いてないのか?」

『・・・え?』


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