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必技! 革命返し!

 

「それが宝玉の持ち主か……」


 あちゃー……。これは敵全体に知れ渡ってるとみた。まぁ、自業自得なのだが


「まぁね! 佳月だよ! 以後宜しく!」


 挨拶は大事だよね。ここは愛想よく、良い印象を持ってもらえるように


「お前達、2人で来るとはな。六花最弱と、4番手とは舐められたものだ」

「リンドヴァルが居るなら、俺以外の適任は居ないだろう」

「此処でハッキリさせるか?」


 愛想良く、元気に挨拶した私を置いて話始める4人。構ってくれよ……。

 そして、双子よ。声まで似過ぎて、どっちが話して居るか全く分からないから、分かる様に話す方が手を上げて話してくれ。


「佳月。下がっていろ」

「直ぐに終わる」


 きゃー! 師匠 (とハイド)が私を背に庇ってくれた! (棒読み)


 まるで戦えない人扱いで寂しい。私だって戦えるよ


「ふっ」


 好戦的な表情を浮かべる師匠以外の3人。そして (私抜きの)死闘が始まった。

 僭越ながら実況は私が務めさせて頂きます。


「お前の殊技は効かん!」


 おおっと! ラミル (淡い方)が開幕早々、殊技を出して来た。しかし、師匠に殊技は通用しない筈! どうする?


「チッ。お前の殊技は面倒だ」


 まさかの師匠が殊技を出さない。何故?

 そうこうしている間にラミルが特大の【火球(ファイアーボール)】を展開! これは師匠は避けられない! ピンチだ!


「甘い」


 一瞬のうちに【火球(ファイアーボール)】が消えた。これはハイドの殊技だろう。ハイドが相手の魔法を打ち消したのだ

 そして、動きの止まったラミルをハイドが狙うが


「お前も甘い」

「チッ」


 真後ろからカミルが突っ込んで来た為、ラミルを狙うのを断念。ハイドはカミルに魔法を撃とうとしたが、不発に終わり、飛び退いて一時引くことに。


「師匠ー。殊技使わんのですか?」


 疑問に思い聞いてみると


「ラミルは【殊技殺し殺し】が使えるからな」

「カミルの殊技は【殊技殺し】だ」


 わーお。【殊技殺し殺し】なんて使える相手少なそうだ。主に師匠相手にしか使えんだろう

 カミルの殊技殺しは師匠より範囲は狭いが、師匠の様に自身は魔法を使えなくなる事は無いらしい。性能は師匠の殊技殺しより良いのだとか


 さっきの戦いは師匠が【殊技殺し】を展開、しかしラミルの【殊技殺し殺し】で返されて、師匠は万事休す。そこにハイドの【目で見た相手の次の動作を無効化】でラミルを無効化。

 ハイドは一瞬の隙を突き、ラミルを狙うがカミルに邪魔されて断念。腹いせに魔法でカミルを狙ったがカミルの殊技殺しで魔法を封じられ、退いたのだ。


「セコイ! 戦い方セコイ!」


 何これ⁉︎ トランプのゲームで言う、革命を革命で返して、更に革命する感じ。セコイ、実にセコイ!


「普通の戦い方じゃ無い! 強者ってこんな戦い方するの⁉︎」


 私は絶叫した





 えー……。戦い続ける事、早1時間が経とうとしている。私は巻き添え防止の為、影で羽を作り空に逃げている。空から見下ろす景色は中々の絶景だ。その中に戦闘中の4人の姿が無ければ……。


「いつまでやってるんだろう?」


 ずっと同じ様な戦い方なので、正直飽きてきたのだ。革命したり革命返ししたり、レパートリーが無さすぎる。偶に魔法が飛んでいるが、後は斬った斬られたの勝負である


 しかし、あの2人も粘る。六花最弱らしいラミルと4番手のカミルで、2番手の師匠と3番手のハイドを相手に、これだけ保つのは凄い事だろう。

 まぁ、2対2なのでコンビネーションがモノを言う。師匠とハイドはコンビネーションなど皆無で、カミルとラミルは流石双子らしく、コンビネーションがバッチリだ。この差だろう。

 それに、この2人を上から観察していると、ある事が分かった。この2人、ハナから勝つ為の戦いをしていない。只の時間稼ぎの様な気がする


「じゃあ、何の為に時間稼ぎを?」


 answer!! それはキャンピン襲撃?


「え? ヤバくない?」


 今、キャンピンに戦える者はギースと純菜only。つまり今、キャンピンを襲撃されればマズイ。もしかして、この2人は囮で本命はキャンピン?


 私は急いでキャンピンの元に飛んだ。無事で居てくれ!

 飛んで帰ったので、直ぐに着いた。さて、どうなっているのか?


「何ともなかった」


 キャンピンは至って平和だった。上から見下ろしているだけだが、皆んなでワイワイとバーベキューして居るので問題無いだろう。

 皆んなではなかった。純菜が居ない。何処かにお出かけだろうか?


 まぁ、何も無かったので私は師匠達の元に戻る事に。戻ると決着が付いたのか戦いは終わっていた。その場に双子の2人が居ない事から退いたのだろう。


「お疲れ様です」


 私はゆっくりと降下して師匠達の元に戻った。頭上からゆっくり降りて来た私に、2人は大層驚いたのか珍しく驚いた顔をして居る。


「飛べたのか?」


 驚きから立ち直ったのか、師匠が質問して来た。


「飛べますよ! 便利でしょう」


 フヨフヨとその場を漂いながら言うと、師匠は頷いてくれた。


「飛べるのなら一旦、コルネリア様の様子を見て来てくれ」


 師匠に頼まれる事なら何なりと! っと言いたい所だが、さっき様子見てきたんだよな


「大丈夫でしたよ。純菜以外、バーベキューしてました」


 この後、勝手に持ち場を離れた事を師匠とハイドに怒られた

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