母さんと父さんと
父さんと母さんが、じいちゃんのことで話し合いをしていた。
今日、じいちゃんは検査入院で家には、父さん、母さん、幸洋の三人だ。
父さんと母さんは、話し合いをしている。
一方、幸洋はバスと遊んでいる。
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父さん「今日の検査入院で、オヤジの転移と再発が見つかった」
母さん「治療してたのに!」
父さん「……受け入れよう」
母さん「自分の親でしょ!」
父さん「だから、受け入れるんだ!」
母さん「……」
父さんと母さん、すごい声だ。
じいちゃん……
カッパ『どうやら……だな』
ハート『仕方ないですわ。これは、必ず来るものですわ』
クマ 『それが、近いのか』
じいちゃん、いなくなるの?
……うん、いずれは。
ニャン太!
ポン太、受け入れよう。
イヤだ!
……
母さん「受け入れられないよ」
父さん「俺もだ、しかし、突きつけられた! 明日、迎えに行ってくれるか? 俺は仕事だ。頼む」
母さん「……はい」
バス 『幸洋様、どうやら……』
幸洋 『うん。じいちゃんの時間に……』
バス 『しかし、まだ、わからないであります』
幸洋 『……うん』
クマ 『じいちゃんの砂時計の砂が、無くなる』
カッパ『いずれ、無くなるんだ。だけど……』
ハート『受け入れないとね』
カッパ『ハート、お前な!』
ハート『カッパ、私を怒っても、軽蔑しても変わらないわ』
カッパ『しかし……』
ハート、お前はやり過ぎだ!
いや、ポン太、ハートは嫌いだけどこれは……
ニャン太!
いずれが来たんだよ。
クマ 『いずれが来た……そうだ、割り切るしがない』
カッパ『クマ、お前までか』
幸洋 『僕もだよ』
バス 『幸洋様!』
幸洋 『みんなも、今の僕は君達の声が聞こえ、君達と話せる事を気が付いていたんでしょ?』
母さん「幸洋!」
父さん「カッパやクマの所に行っただけだ」
母さん「わかってます」
父さん「明日、オヤジに俺から切り出す。オヤジの今をそして……俺がやらないといけないから」
母さん「……はい」
カッパ『母さん、父さん、話し合い終わったよ』
幸洋 『じゃあ、僕は母さんとこに行く。行かないと、連れてこられそうだから』
バス 『いってらっしゃいませ』
幸洋が母さんとこに行く。
母さんが、優しく笑っている。
クマ 『一体この先どうなるんだ?』
カッパ『今は、待とう。明日には父さんとじいちゃんが、話し合いをするんだ』
クマ 『そうだな。今は、待つだけだ』




