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すぽっとライトが光る  作者: karina
17/40

行進

なんだろ。昔からフランス語は習得したいと思っていた。ただ、何と無く。

英語はそこそこ話せる。フランス語はなんかお洒落なイメージもあるし。

新型ウィルスが終息して、この自粛生活が去ったならパリに行きたい。

エッフェル塔を見ながらクロワッサンを頬張る。

「ボンジュール」って、店員に挨拶しながら。

そんな想像がふつふつと湧きあがる。

理由:【旅行に行った時に話したいから。 】


【入力した項目を送信します】

タップし画面が切り替わった。

【詳細を登録メールアドレスに送信しました】

「よし。完了。いつか旅行に行く日までには、日常会話くらいは習得しとこう。楽しみになってきた。

しかも先生イケメンぽいし」


スマホを見るとラインがきている。

【ユキナ:サエさん最近どうですか?夜オンライン飲みしません?】

会社の後輩のユキナからだ。ユキナとは年齢も近く、部署も同じなので仲が良く、自粛前は仕事終わりに、いつもユキナと飲みに行っていた。

【サエ:おけ。七時スタートで良き?】

すぐにユキナからミニーマウスのokのスタンプが返ってきた。


****

「サエさーん。お疲れすー」

久しぶりに画面越しで見たユキナは黒に近かったヘアカラーが、明るめのピンク系ブラウンに変化していた。

そんなユキナはごくごくとグラスに注いだ生ビールを飲んでいく。

「やー久しぶりですよね。サエさん元気ですか〜?」

「元気よ。この通り。てか、ユキナ髪明るくなってない?」

「あっ、バレました?この前、初めて自分でカラーしてみたんです。アマゾンでセルフカラー剤買って。上手くないですか?」

「自分でしたの?うまっ。違和感ないわ」

「美容院行けないんで、やってみたら意外と上手くできて。出社も無いし染めちゃいました」

「うん。色似合ってる。いいじゃん」

「あー飲みに行きたいっすよねー。そういえば最近先輩どうなんですか?彼氏できました?」

「できてないよ。自粛じゃ出会いもなく無い?辛いんですけどー」

「ちょ、何言ってんすか、先輩。今、チャンスですって」

「え・・?どいうこと?」

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