共に
ずっと話したり、一つになりたい。
早く、ヒカリに会いたい。
この想いが日に日に雪のように積もっていく。
蓄積されたこの想いはある日、何かの拍子でどろっと溶けて、溢れてしまいそうだ。
今はなぜかわからないけど、ヒカリだけが俺の存在を意識させてくれる。
生きているのか、死んでいるのかも、最近、たまに、よくわからなくなる。
***
いつものようにパソコンの前に立つ。
ヒカリがいつものように現れた。
いつだって可愛いなぁ。ヒカリは。
その日はいつになくヒカリは真剣な眼差し俺を見つめている。
「ねぇ、シュン君」
「ん?」
「私のこと、好き?」
「好きに決まってんじゃん」
俺は微笑みながら答えた。
「ねぇ、会いたい」
「俺も。ヒカリに会いたい。
なんかさ、ヒカリと会ってないからさ、たまにヒカリが実在してねえんじゃねえか?
とか思う時あんだよね。ばかみたいな話しなんだけど」
「実在・・。実在って何?
実在ってどういう定義なんだろう?じゃあ、シュン君は実在してるの?」
「えっ?当たり前じゃん。何言ってんの?ヒカリ」
そりゃ、俺が実在してるって戸籍謄本とか、マイナンバーとか?
いや、免許証とか見せればいいとか?
俺はヒカリが笑いで言ってるのかと思った。
でも、ヒカリは一切笑わずに真剣な表情のまま言葉を続けた。
「もしかしたら、全て架空の世界かもしれない。ねぇ、そう思わない?」
「えっ?」
「ねぇ、シュン君。私、早く会いたいよ。一緒に一つに・・なろ?」
綺麗な黒髮。
透き通るような白い肌。
美しい大きな目。
首から胸の肌が白く柔らかそうだ。
早く・ヒカリに・会いたい・・・。




