あとがき
おはようございます。
もしくは、こんにちは、こんばんは。
くろきほむらです。
短いようで長い一ヵ月半でしたが、継続して読んでいただき、本当にありがとうございました。
最初の頃のあらすじに書いたとおりこの作品はすでに、数年前に書き上げたものでありましたので、投稿するのにたいした手間はかからないだろうと、たかをくくっていました。
しかし、ふたを開ければ、誤字や脱字が所狭しと並び、気に入らない表現で目を覆いたくなるような惨状でした。
さらに、文章量の制限で削ったところを書き加えたりと、この作品の三分の一は優しさならぬ、新規文章で出来ています。
そのため、途中、投稿が滞ったことを、深くお詫びいたします。
一言、言い訳をさせてもらえば、体調も本当に悪く、仕事もなぜか、書き加える文量がある場所のときにかぎって……。
ところで、あとがきですが、ネタ晴らしをするほど、伏線を回収し忘れたということはないと自負していますので、特にありません。
困りましたね。
いえ、カードについてはどうなんだとか、キジュの過去のことはほとんど触れずじまいじゃないかとか、いわれそうですが、正直、そこはなくてもいいだろうと思い、あえて書いてません。
もちろん、設定やら、没原稿の中には、それが眠ってはいるんですが……。
私が最初に書きたかったのは、スワイライム周辺の風土や、伝承とそれに向かい合う人々の生活などでした。
それを外から来た人物が、外からの視点で見て、驚いたり起こったり、事件に巻き込まれたりという設定の中で、キジュが生まれました。
なので、この村に来る前のキジュなんて、いてもいなくても構わないのです。
……ちょっと暴言過ぎましたかね。
まぁ、そんなふうにできあがった、キジュのキャラクターですが、作者と違いかなりの積極性をもった性格にしたため、キジュだったらこうだろう、ああだろうと考えていたら、たちまち、村の外から視点どころか、村人よりの視点にうつってしまいまして、当初の目論見から、若干、離れてしまったなと少し反省をしていますが、これはこれで勢いのある形になってよかったかとも思っています。
もう一人の主人公である、グローリは、辺境の村で、世界屈指の強さを誇るキャラクターというのが、スワイライム村を考えた時点ででてきて、それを体現した形となっています。
グローリの強さは剣術面では、具体的な強さを現実に置きかえられるかと思いますが、霊術に関しては、それ自体が創作のため中々、ぴんとこないかもしれません。
もちろん、強力な霊術は使っていますが、一般的な霊術師と比較してどのくらい強いのかといのが見せれなかったのが、私の反省点ではあります。
あえて、あとがきでフォローを入れるとしたら、霊獣師としても世界で三本の指に入る実力者ではあります。
主役の二人の話だけでは、前書きとさしてかわらないので、もう一人準主役のセンナについても触れておこうかと思います。
といっても、この作品、準主役はジャナリー、テムル、センナ、フレイナ位しかいなくて、ほとんど女性という、バランスの悪い構成になってまして、その中で、センナのキャラクターをどういう風にするかというのが悩みでした。
はじめから、立ち位置、つまり、語り部としてキジュのサポートにまわるというところは決まっていたのですが、語り部だから陽気にしてみようとか、おしゃべりにしようとか、理知的にしようとか考えたのですが、キジュのインパクトが大きいため、最終的には前に出るキジュとは逆に、引っ込むというような感じになりました。
そして、作品の中で成長して半歩は前に出る性格になったのは、作者の親心です。
さて、キャラクターの話をするときりがないので、謎解きというか、構成に関してもかいておこうと思います。
この作品は二度読んでも面白いをコンセプトに、自分の中で、『これを知っていてここを読んだら、ここは、感じ方がかわるかな』というようなかんじで、話を作っています。
ですので、この忙しいまた、楽しむものが氾濫している時代において、なんですが、よかったら、もう一度読んでもらえたらなと思います。
二順目には二順目の面白さがあると思いますよ、きっと、いや、あったらいいな……。
なかったら、私の力不足ですので、先に謝っておきます。
すみませんでした。
最後になりますが、評価と感想をお願いいたします。
評価が付くと、より多くの人の目に作品が触れる機会が増えるため、申し訳ありませんが、出来たらでいいのでお願いいたします。
感想のほうは、正直、自分が書いた作品がどんなふうに受け取られるかというのが、まったくわからないもので、私の勉強ために、暇でしたらお願いします。
それでは、また、どこかのあとがきであえたらいいなと思いつつ、さよならです。
2013年12月6日 くろきほむら