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霊感の強すぎる私は除霊師(自称)になりました♪宇都宮きさらの悪霊殲滅物語!〜幽霊なんて怖くありません!〜  作者: 獅子王
お祓い巫女のきさらちゃん!

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下校時間になったよ

茶道の部活は普通にみんなでお茶を淹れて飲むだけであった。


きさらがみんなの前で茶道経験者としてお手本を見せながらするだけで基本的にのんびりした部活動である。着物も着てやるから茶道をしている感も出せる。


実は厳しく教える・・・というのはきさらも最初は考えていたのだが校則で仕方なく入っている人しか居ないから厳しく礼儀作法を教えると反発されそうなので緩〜く教える程度である。


きさら本人は子供の頃から茶道教室で怖い先生に厳しく教えられていたから、自分も厳しく教えてみたいという願望がある。てか厳しく教えないと教えた気にならない。


でも厳しく教えたら先輩達に反発されてイジメられそうで怖くて出来ないのだ。たぶんこの部の人はイジメなんてしないと思うけど・・・何かあったら怖いし。





というわけで約1時間の部活はあっという間に終わり、先輩達はすぐに着物を着替えて部室を後にする。


先輩達は基本的に人と関わるのが苦手な人ばかりで、人とコミュニケーションを取るのが苦手なきさらとしては一緒に居て楽だ。


変な事を聞かれたり、面倒な人間関係に巻き込んだりしないから気が楽である。



しかし、もう1人の女の子は違った。


「ねぇねぇ〜きさらちゃんこの後遊びに行かない?カラオケとかさー」


きさらの同い年の従姉妹である笹原美咲(ささはらみさき)は元気一杯の元気娘だ。このおとなしい人しかいない部活の中で浮いた存在である。



「か、カラオケはちょっと・・・」


美咲にカラオケに誘われたが人前で歌うのが恥ずかしくて断ってしまうきさら。きさらは人前で歌うのが恥ずかしくて、みんなとカラオケには絶対に行かない女の子。ただし一人カラオケは大好きである。


 

「なんだぁ、つまんないなー」


美咲は面白くないなぁという顔をする。


明るくて強引なところもある美咲だがしつこく誘ったりは絶対にしない。そんなところがきさらにとって助かっている。


中学の時は嫌と言ってもしつこく誘ってくる人が沢山いたから・・・。





さて2人は着物から制服に着替えて帰ろうとすると美咲がふと思ったことを言う。


「着物から制服に着替えるのって面倒くさくない?あたし、思うんだけど着物着て帰ればいいんじゃないかなって思うんだけど」


「は、恥ずかしいよ・・・。学校の人がみんな見てくるよ・・・。校門を出たあとも通行人に見られちゃうし・・・」


流石に学校で着物を着て学校の人に見られるのは恥ずかしい。次の日、クラスで話の話題にされるのが嫌だ。


しかし・・・


「えっー?きさらちゃんいつも巫女さんの格好で外でお祓いしているじゃん!アレは恥ずかしくないのー?」


「いや、アレは仕事だし。そもそも私は巫女さんだから巫女さんの格好するのは変じゃないし・・・」


きさらの頭の中では巫女さんが巫女さんの格好をするのは当たり前だと思っている。


「あーなるほどね?でも茶道部が着物を着るの普通じゃない?」


「えっ?いや、それはちょっと・・・」


きさらは美咲に言われた事に対して上手く反論できなかった・・・。


きさらにとって茶道は昔から習ってきた習い事であって仕事ではない。だから普段から着るのは恥ずかしい。


しかし巫女さんの格好は職業が巫女さんだから恥ずかしくない。


ただそれだけの事なのだが、言葉に出す事が出来なかった。


というか、この話題になると何だか面倒になってくるきさらであった。

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