閑話7【Monkey Magic①】
とある世渡り人のお話です。時系列的には本編第1部農園編の、43年前のお話しになります。
気が付いたら、そこは森の中で……
「ウキャキャ!!」
「キャホッ!キャホッ!」
目の前には猿の群れ。
夏休み初日、部活の練習に向かったはずの俺は、何故かマダガスカルな森で、金色の猿の群れに取り囲まれていた。
「まて、冷静になれ、俺。まだ慌てる時間じゃない」
崩れた岩の上、体のあちこちに擦り傷があるが、それよりも俺は現状把握に集中する。
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高校最後の夏休み初日、部活の練習に向かおうとしてた俺は、熱を出して心細そうにする小5の妹に、帰りにバニラアイス買ってきてやると言って家を出て、いつものコンビニに寄った。
「なぁお」
「コロォ、元気してたかぁ?」
自転車を停める俺に、コンビニの駐車場のヌシ、汚ねぇ顔したぶち猫のコロが寄って来る。
鳴くときに口の形が三日月みたいに「ニィ」ってなるのが、某漫画のモンスター教師にそっくりってことで、俺の仲間内はそう呼んでる。
「なぁおっ」
と、突然コロが何かを見つけたように駆け出した。
「コロ、どうし……えええっ!?」
俺は目を疑った。
突然駆け出したコロが飛び掛かったのは、見たこともないバカでかい紫揚羽みたいな蝶々なんだけど……本当に蝶々かアレ?
コロの背中につけたら、そのまま飛べそうなぐらいデカいぞ!?
真夏の日差しに紫の鱗粉をキラキラと撒き散らしながら飛ぶ蝶々と、それを追いかけるコロ。
って……
「コロ、危ねぇぞ!!」
蝶々は車道の方へ飛んで行き、それを追い掛けるコロも車道へ走る。
やべぇ!!このままじゃコロの奴、車道に飛び出しちまう!!
俺は咄嗟にコロを捕まえようとダッシュしたが、一瞬間に合わずコロは車道へ。迫っていたセダンが急ブレーキをかける音が耳元で鳴り、強い衝撃が……
なかった。
「え?」
轢かれると思って思わず閉じた目を恐る恐る開くと、車道をすっ飛ばす車と住宅街はそこには無く、代わって深い森が現れた。
足元はアスファルトからグランドキャニオンみたいな茶色い岩石に変わり……
「なんだこ、うわっ!?」
現状を認識する前に、足元の岩石が崩れて浮遊感、直後に身体を打ち付ける強い痛みに何度も襲われて、俺は地面に倒れた。
「痛ててて……何が起きたんだ?」
「なぁお」
一瞬死を覚悟したけど、崩れた地面と共に自分も落下していることに気付く頃には落下が止まり、俺の隣ではコロが一声鳴く。
「コロ、お前大丈夫だったか?」
コロは大丈夫そうだ。さすが猫。
自分とコロの無事を確認したところであたりを見渡すと、森と20匹ぐらいの猿に囲まれて……猿?
ゴリラほど大きくはないけど、普通の猿よりはデカイ気がする。
生の猿なんか動物園でしか見た事ないから、リアルなサイズ感はわからないけど、テレビで見る猿まわしとかの猿は人間が抱きかかえられるぐらいだから、たぶん幼稚園児か小学校低学年ぐらいだと思う。
けど、コイツらは普通の人間サイズぐらいありそうだ。
それに、体は金髪みたいな色してて顔が白い、あんまり見たことないタイプの猿。
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ーーー
ー
まぁ、冷静に思い返してみても、やっぱり何が起きたのかはわからん。
とりあえず、腕も脚も動くし頭から血も出てない。体中擦り傷があるけど、我慢できるレベルだ。
あの落下でこの程度の怪我は奇跡的じゃね?
「うわっ、なんだこの煙!?」
現状把握に頑張ってたら、足元から紫の煙が立ち昇ってきて体にまとわりついた!!
「うぉっ、なんかゾゾっとした」
「フー!!」
コロも同じように悍ましい感覚があったのか、毛を逆立てて唸った。
火のないところに煙は立たずっていうから、どっかで火が燃えてんのかと思ったけどそんなことはなく、代わりに俺が見つけたのは、キツネっぽい耳と、流れる赤い血。
状況的に、今俺がいるこの崩れた岩の下敷きになって死んだっぽいけど……
「ホキャーーー!!」
「うをっ!?」
突然、俺を取り囲む猿達の中の1匹が、全力で吠えて、俺とコロは反射的に身構えた。
「ホキャーーー!!」
「ホキャーーー!!」
「ホホホキャーーー!!」
そして、他の猿達も一斉に吠え出す。
あ、オワタ。これオレ喰われるパターンだ。
て、思うじゃん?
「ウキャッウキャッ!」
「ホキャッホキャッ!」
俺を中心に飛んだり跳ねたりしてまるで踊っているような猿たち。
なんだ?獲物を食う前の儀式か!?
なんて思っていたら、どこからともなく木ノ実やら小動物の死骸を持って来ては、俺の前に差し出す猿たち。
しばし考える。
崩れた岩山、押し潰されて死んでいる狐…よく見るとコイツもデカイ。馬ぐらいありそうだ。馬なんて間近で見た事ないけど。
つまりだ
どういうわけか俺は日本からマダガスカル的な所へ瞬間移動して、その現れた先が不安定に積み重なった岩の上で、たまたま猿の天敵だった大狐の上に崩れ落ちて、狐が死んで猿に感謝されてると、そういうことだ。
「いや、どんな偶然だよ!?」
1人でツッコんでも、誰も反応してくれなかった。ま、猿だし。
しかし困った。
ちょっと冷静になった俺は、改めて現状を考えた。部活はまぁどっちでもいいけど、熱出して1人で寝込んでる妹が心配だ。母ちゃん今日は遅くなるって言ってたし。
とりま、これが夢ならいいけど、マジでどっかに飛ばされたんならなんとかしねえと。
「よっこいしょーいち」
横井しょーいちさんが誰か知らないけど、そんな定番のギャグだか掛け声だかと共に、岩山に横たわった身体を起こす。
「痛々ぅ…」
ちょっと痛むけど、とにかくここが何処かとか、出来るだけ情報を集めないとな。
俺が動くと、猿たちは俺を取り囲んで着いてくる。なんだか、コイツらのボスになったみたいだ。
なんかそんな話あったな。
知らない間に岩山にいたし、もしかしたら俺、古代の中国に転生して石の卵から生まれたとか?
なわけねーか。
とりあえず、コロと猿たちを引き連れて、歩ける範囲でいろいろ見て回ったけど
うん、森しかねぇや!!
転生だか転移だか知らんが、とりあえず簡単に帰れないことは確定だな。
これが夢でなければ……。
ちゅんちゅん
「夢じゃねぇのか」
「なぁお」
猿たちの群れで夜を迎えた俺とコロは、朝になって目が覚めたらベッドの上にいることを信じて眠りについたんだけど、マダガスカルスズメ(仮)の鳴き声と共に目覚めた俺は、まだ森にいた。
ふと、焚き火のような煤けた匂いと、肉の焼ける香りが漂って来た。
「いや待て、猿が火を起こして肉を焼くってどういうこと?」
匂いの元を辿ると、どうやら猿たちが昨日の狐を解体してその肉を焼いてるみたいだった。
その信じられない光景に目を奪われていると、ちょっとサイズ感の小さい猿…たぶん子猿が、その焼けた肉を持って俺のところへ来て渡す。
「狐って食えんの?」
そもそも朝から焼肉って……まぁ、日本の常識はいいや。ここはマダガスカルだ。そう、マダガスカルの猿は道具と火を使って肉を調理して、朝から焼肉パーリーするんだ、きっと。
「まっず!!」
狐の肉は臭くて不味かった。
それから俺は、何故か俺をボスと崇める猿たちと生活を送ることになった。
無人島みたいなジャングルで猿と生活を送るとなると、まずは
「服なんかいらねー!!」
全裸100%、イェイ。
猿たちと一緒に狩りに行ったり、猿たちと一緒に水飲み場まで行ったり、猿たちと一緒に肉食獣から逃げたりと、それなりに楽しい時間を過ごす中で、俺に衝撃を与えた2つの事件が起きる。
1つは、俺にモテ期が来た。
もうね、メスの猿にめっちゃモテまくり…て、嬉しくねェよ!!
奴らはほぼほぼ本能だけで生きてるから、求愛がハンパねぇ。もうね、股オッピロゲで迫ってくんの。
いくら俺でもリームーでした。猿じゃ勃たぬよ、さすがに。
そんでもう一つの衝撃事件。
「ファイヤーボール!!」
ボッ、と音を立てて、胸の前で向かい合わせた俺の両手の間に、炎の玉が出現する。
そう!!魔法が使えたのだよ!!
他にも試してみたけど、火炎魔法系以外は、植物操作系と水を出したり操ったりする系が使えただけで、他のはまだ無理っぽい。
しかし、それだけとはいえ魔法が使えたのだ。
たぶんアレだ。最初の狐の時の紫の煙だ。アレがたぶん、魔物を倒して得られる経験値みたいなやつで、レベルアップするんだ。
そう!!つまりここはマダガスカルじゃなくて異世界なのかもしれない、てか確定じゃん?
そして!!異世界といえば、中世ヨーロッパ的な王様とか貴族とか巨乳女騎士とかドジっ子女僧侶とかツンデレ女魔法使いとか、そういうのがいるかも!!って思うじゃん!?
そうなると、チート能力を手に入れた俺がアレよアレよと王様に呼び出されて、異能を身につけた第三王女と一緒に魔王を倒す旅に出かけて、道中で助けた準ヒロイン達が仲間になって、ラストは日本じゃ御法度のアレが!!て思うのが健全な男子じゃね?
そう、ハーレム!!
猿と戯れてる場合じゃねぇ!!
戯れてる場合じゃねぇんだけど、猿たちは俺から離れようとしないから、俺の行くところへ着いてこようとする。
ま、いいか。最初は猿王国の王様に甘んじておこうじゃないか。
それから、俺とコロ、そして猿たちは魔物を倒しまくり、猿王国の領土を広げていった。
魔法もどんどんレベルアップしていき、俺のファイヤーボールは地面にクレーターを作るレベルになった。
そして何故かコロも
「うなー!!」
ドンッ!!
飛び上がったコロは、更に一段何かに跳ねる様に跳び上がり、飛び立つ鳥を捉えて食い付く。そして
パキパキパキパキ
コロが噛み付いた巨大な鳥が一瞬で凍り付いて、真っ白に霜がつく。
コロ、風と氷の魔法を使いこなす猫になっていた。
氷って言っても、氷を出現させられるわけじゃなく、冷気を放ったり物を凍らせたりするだけだから、実際には凍る魔法って言った方がいいかもな。
猿たちは魔法を使えることはなかったけど、やたらレベルアップしてる個体もちらほら出てきた。
「またオーガか」
ここ数日、オーガやゴブリンといった人型の魔物と遭遇しては俺とコロで蹴散らしてした。
オーガもまあまあ強いけど、2〜3匹程度じゃ今の俺の敵じゃない。ちなみにオーガとかゴブリンって呼んでるけど、俺がそう思っただけで本当はどうか知らん。
そして今日も、3体のオーガと遭遇して、1体を仕留めている間に他の2体には逃げられた。
ま、野生だしね。仲間置いて逃げる気かよ!!ってちょっとは思ったけど見逃した。
それが、まだ日が昇って体感で2〜3時間ぐらいのこと。そっから更に2〜3時間が過ぎ、太陽が天辺らへんに来た頃だった。
「グゥ、グルルルォ」
木々の茂みをかき分けて、一際大きなオーガ…ファンタジーで言うところのオーガキングみたいなのが現れた。
今まで遭遇したオーガが、俺(178cm)よりちょい大きいぐらいで、185〜190cmってとこだとすると、そのオーガでさえオーガキングの胸ぐらいまでしかない。
下手すると2m50cm超えてるかも。そのサイズ感でプロレスラーみたいな体型してるから、そのパワーたるや押して知るべし。
その取り巻きに、普通のオーガが6体。
うむ、相手にとって不足なし!!
「ウゥ、グルゥ、グオグオ、ウグォ」
唸ってんのか喋ってんのかよくわかんねぇけど、なんかオーガキングが口をモゴモゴさせながら首を伸ばすような仕草をする。
「オゥコラ、ニンゲン!!何テメー勝手に人の縄張りで好き勝手してくれとんじゃあ!!、とでも言ってるぽいな、コロ」
「なぁう」
低い声で唸るコロも、俄然やる気みたいだ。
「ッシャア、いっちょやったるかい!!」
「なぁう!!」
「ウキャー!!」
「アキャー!!」
いつの間にか猿たちも集まっていたけど、
「グルオォォォ!!」
「ゲギャッ!!」
「グギャッ!!」
向こうも、オーガやゴブリンの大軍が遅れて現れたようで、ここにオーガ&ゴブリン軍団vs俺率いる猿王国軍の全面戦争が勃発した!!
「コロ……大丈夫か?」
「……なぁ…」
結果は、まあ勝ったには勝ったけど、俺もコロも猿たちもボロボロだった。
オーガキングが思ったより強かったのもあるけど、最初に現れた6体のオーガが結構強くて、コイツらに苦戦した。
だが、俺の足元に横たわるオーガキングから立ち昇る紫の煙が、俺に吸収されるのを見たオーガ達は、その場に一斉に平伏したのだ。
これで俺は、猿たちだけでなく、オーガとゴブリンも従える王になったわけだ。
それからどれぐらい月日が経ったかわからないけど、やたら雨が降る時期があって、ようやくそれが終わったぐらいの頃、そいつは現れた。
オーガは多少知恵があって、原始時代みたいな掘建小屋程度のものなら建てられるけど、猿もゴブリンも手先の器用さってもんがないから、俺たちの王国は肉を焼いて食う以上の文明の発展はなく、獲物を求めて移動するから建物も俺とコロ専用があるだけで、他の連中は基本的に野晒しだ。
けど、野生の習性っつーか、猿もオーガも縄張りの警戒はちゃんとやってくれてる。
その、警備猿が慌てて俺の所へやってきてけたたましく吠えた。
「ヤバそうなのが来たな」
「フーッ」
俺も、警備猿が来る前から、異常に鳥肌が立つような感覚があったし、コロも気付いたみたいで、警備猿が走って来た方へ毛を逆立てて威嚇している。
茂みの向こうから、二足歩行する何かが姿を表す。
そいつは、今まで出会ったモンスターとは明らかに雰囲気の違う、青っぽい鱗に覆われた人型のモンスター。
俺のイメージの中では、蜥蜴人が近いかな。
ガタイはそんなにデカくなく、俺よりちょっと背が高いぐらいだけど、その威圧感はマジで圧倒的。コロも本能で理解したみたいで、その姿を見た瞬間に100mぐらい遠くへ走って逃げた。
「**********」
蜥蜴人が何か喋ったけど、なんて言ってるかわからん。トカゲみたいな「シャー」じゃなく、よくわからんけど確かに言葉を喋った。
「ちょっと何言ってるかわからないけど、ヤルなら覚悟しろよ?俺は強いぜ」
俺は威嚇の意味も含めて、愛用している超圧縮した鉄みたいに硬い棍棒をグルグルっと回し(こんな時の為にカッコ良く回せるように練習した)脇にバシッと当ててポーズをキメる。
蜥蜴人は一瞬何か考えるような仕草をすると、俺に向かって左掌を向けた。
「させるか!!」
何かの攻撃をされる前に、俺は一瞬で蜥蜴人の間合いに飛び込み、棍棒を振った。
蜥蜴人は裏拳みたいな感じで俺の棍棒を受け止めるけど、その程度の実力は想定内!!
「死んで後悔するなよ!!」
棍棒の一撃と同時に発動していたファイヤーボールを至近距離でぶつけるけど……まぁ実は言った瞬間気付いてたよ。負けフラグのセリフだよコレ。なんなら死亡フラグだよ。
俺の、地面にクレーターを作るレベルのファイヤーボールが、至近距離で蜥蜴人に直撃したけど、ヤツは平然とそこに立ってた。
お返しと言わんばかりに、蜥蜴人は右手を振った。
ただそれだけで、大木が根こそぎ引っこ抜かれて地面が抉り返る程の衝撃波が起きて、ガードした棍棒もへし折れて俺は吹っ飛ばされる。
「ぐはっ!」
地面に叩きつけられたけど、死にはしなかった。単純に死なない程度に手加減されたんだろなってことはすぐに理解した。とりま死亡フラグは回避。
蜥蜴人は、俺の前にヤンキー座りみたいにしゃがんで、俺の頭に手を置いた。
死んだな……と、思ったら
『俺の名はジョゼフ。お前が倒した“鬼人”からの救援要請を受けてここへ来た』
「へっ?」
突然、頭の中に響いた言葉に、俺は間抜けな声を出しちまったけど、これって所謂「今お前の頭の中に直接話しかけてる」ってヤツ!?
『お前は、多くの魔物を従え一大勢力を築こうとしていただろう。それは聖魔の教えに背く行為故、お前をここに封じておく』
え?
封じてって……
「ぐぉえっ!?」
急激な圧力に、潰れたカエルみたいな声が出た。
何かに身体を押し潰されているみたいで、唯一動く首を回して見てみると
「岩!?」
大型のミニバン並みの岩に、俺は潰されていた。
『本来なら即始末するところだが、お前は知恵無き獣ではないようだ。ここで頭を冷やし、己の仕出かした悪行を反省していろ。運が良ければ、何者かがお前を救うだろう』
「え?え?」
蜥蜴人は一方的にそう言うと、オーガ、ゴブリン、そして猿たちまでも連れて去って行ってしまった。
動けない状態で俺は考えた。
明らかにこれまで出会って来た動物ベースのモンスターとは違う。だから多分ただの蜥蜴人じゃない。
魔族か、魔人か、なんかそういうワンランク上の存在だと思う。
しかも、そろそろチート級じゃね?って思ってた俺の攻撃が全く効かず、逆にヤツの一撃で俺はK.O.された。だからたぶんヤツは四天王とかそういうクラスだ。間違いない。
「なぁう」
蜥蜴人が去って安心したのか、コロが寄ってきて俺の顔を舐める。
「ああ、わかってる。ヤツは所詮四天王最弱。まずはヤツに勝てるぐらい強くなるぞ」
勝手にヤツの位置付けを決め、目標も新たに気合いを入れてみたけど
「クソッ、これマジで動けねぇ!!」
猿たちも連れて行かれた以上、自力で何とかするしかないんだけど……ムリ!!
「なぁお」
コロじゃ無理だよなぁ。
はぁ、せっかく異世界チーレムいけると思ったのに……まだ俺はこの世界で人間と出会ってすらねぇんだよ。もしかして人間いない?
いや、そんなことはない!!
勇者ジョージの伝説はここから始まるんだ!!
でも、その前に
「誰かこの岩どけてくれー!!」
俺は異世界の森の中心で叫んだ。
ご閲覧いただきありがとうございます。誤字・脱字、矛盾点等ありましたら、ご指摘頂けると幸いです。




