カメラを新調したという話
この間、私はカメラを買い替えた。
前のは『DMC-G7』というミラーレス一眼。これはすでにオークションに回された。
そして新たに買ったのは、『D-5300』という機種だ。ファインダー付きの一眼レフ、キットレンズ2本付き。
持った感覚は、少し重い。屈折望遠鏡が反射望遠鏡になったようなものだ、中に入っている鏡のぶんだけ重いのは仕方がない。
細かいことはバッサリ切るが、とりあえずちょっと重いんだ。ついでに少し大きい。
新しいカメラを首に提げ、意気揚々と散歩へと向かった。
途中、木に小鳥が止まってるのが目に入った。一眼デビュー記念の一枚はこれにしよう、そう思いながらファインダーを覗き、シャッターを切った。
さて、どのように撮れただろうか。ワクワクしながらSDカード保存データを開く。
……ブレている……、だと……?
もう一枚撮った。確認した。やはりブレている。もう一枚、確認、ブレている。
詳しいことはわからないが、撮影する際に中のミラーが動くらしい。その衝撃のせいで、どうしてもブレやすくなっているようだ。
仕方のないことではある。
けれど、そんなの気に入らない。絶対に慣れてやる。
明るくなったり暗くなったり荒くなったりボケたり、ブレる以外にもまだまだ慣れないゆえのアクシデントは多い。けれど、まだ買って数日だから、これから覚えていけばいい。
1年も経てば、セミプロくらいになれ……るといいな。