第79話:休日のダブルデート(調整)。遊園地での秘密の回し飲み
いつもご愛読ありがとうございます。
今回は開放感あふれる遊園地での「デート」。
しかし、その実態は場所を選ばない四人のヒロインによる、阿久津君の争奪戦と背徳的な供給でした。
眩い日差しが降り注ぐ休日の遊園地。家族連れやカップルで賑わうその場所で、俺は四人の美少女……そして一人の妖艶な女性に囲まれ、生きた心地がしていなかった。
「阿久津君、はい。……喉が渇いたでしょう?」
凛華が、自身の唇をつけたばかりのペットボトルを俺に差し出す。
周囲からは、一人の少年が四人の美女を侍らせている光景に、羨望と困惑の視線が突き刺さる。だが、このペットボトルの中身は、単なる飲料ではない。凛華が自身の魔力を僅かに溶け込ませた、俺への「逆供給」という名の誘惑だ。
「……計算通り。次は、私の番」
人混みを縫うように志乃が俺の腕を掴み、自身のストローを俺の口元へ運ぶ。
彼女は、俺が飲み込んだ瞬間の喉の動きを凝視し、混じり合う吐息から俺の「興奮」を直接ハックして、その場で魔力を摂取していく。
「あはは、二人ともずるいよ! 阿久津君、次はあのアトラクションに乗ろう? 暗い場所なら……もっと『深い調整』ができるもんね」
結衣が俺の背中に自身の熱い肢体を密着させ、耳元で悪戯っぽく囁く。
彼女の脚は、人混みの中でも俺の腿に触れるたび、共鳴による微かな震えを繰り返していた。
そして、最後尾から優雅に歩く聖奈先生が、日傘を差しながら艶然と微笑む。
「あらあら、元気ね。……でも阿久津君、あまり無理をしてはダメよ? ほら、日陰に入ったら、私の『浄化』でその疲れを全部吸い取ってあげるから……っ」
アトラクションの行列、ポップコーンを待つ時間。
衆人環視の隙を突いては、誰かの指が俺の肌をなぞり、誰かの吐息が俺の首筋を灼く。
四人が交互に、あるいは同時に俺の「熱」を回し飲みするように貪り食う。
幸福な休日の風景を裏切る、あまりにも隠微で背徳的な「調整」の連鎖。
俺の内に溜まった疲弊は、彼女たちの強欲な愛欲という名の火に焼かれ、さらなる濃厚な情動へと精製されていった。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
公共の場だからこそ燃え上がる、彼女たちの独占欲。
阿久津君という「聖杯」を分け合う四人の、スリリングな調整劇を描きました。
この過熱するハーレム関係の行方に期待してくださる方は、評価やブックマークをお願いします!




