#4 ……実は
すっこけたおねーさんをモンショー魔法で助けるモンショー、【大丈夫かい、お嬢さん】などと気取っており無駄に男前である。
こう言う阿呆な男に免疫が無いのか、赤面が止まらないおねーさん、何とか階段を上がりきり1階へと到着する。
到着した先は、うん、残念さの期待に恥じない汚部屋だった。
寧ろコレで理路整然としたお嬢様部屋だったりしたらさぶいぼが止まらない事になるだろう。
【きったなっ!!!!!!】とモンショー思わず言ってしまっても、詮の無い事だ。
「うっさいわねぇ、コレはコレで何処に何があるか解ってるから便利なのよ!」
「丁度良いわ、モンショーお前人化してその辺片付けなさい」
「術の練習にもなるし一石二鳥でしょう?」
人化と言う聞きなれないワードを聞いて首を傾げるモンショー、そんな様子を見てまた呆れるおねーさん。
「モンショー、お前本当に使い魔としての知識が無いのね」
「使い魔契約したモノは、主人に引かれて人化の術が使える様になるのよ」
[system message]
[使い魔契約特典(化け術):契約した主人に合わせて似た姿になれる。モンショー魔法みたいに想像が力になります、最近楽しかった事を思い浮
かべるとやりやすい?]
[EOM]
特典!そう言うのもあるのか!と納得するモンショー、早速人化の術をしてみる。
最近楽しかった事~~~~~~~~~~ティロリロリロン♪
【うーん、成功したのか?】
そんなモンショーを唖然とした目で見つめるおねーさん、その瞳は驚愕に彩られていたが次第に睨み殺す様な怒りにの色へと変化していった。
そんなおねーさんがまた手鏡でモンショーに現在の姿を見せてくれる。
「モンショー、お前メスだったの?」