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16.大体犯人はあいつ
わるぎはないでござるよ~
「参りました。」
すんなりと負けを認めた勇者。そして逃げもせずその場にいるその一行。
逃げ出しはしないものの、戦意を喪失したせいか、立ち上がれず座り込んでいる。
勇者一行の前には魔王、ロッド、小林が立っている。
「で、これからどうするよ?魔王様」
「そうでござ・・・そうだな、この勇者はとりあえず・・・」
そういうと魔王は割れた鎧の隙間から勇者の服をずらした。
「この魔法陣を消す」
魔法陣を消し終えると、魔王の体が少し青く光って見えた。
「よし、これでかなり回復した」
魔王は満足そうに微笑む。
「今の魔法陣がこいつのパワーの源だったのか・・・。いったい誰がこんなことを」
小林がそういうと勇者、勇者その一行は1人を指さす。
「えっ?魔法陣は吾輩が書いたものだぞ?」
「・・・えっ??!」




