入学試験終了
解散してすぐ、セトとランが先程の説明を求めてきた。
「あれは、超越魔法だよ」
そう言うが2人とも聞き覚えがないようで、声を揃えて聞き返す
「「超越魔法?」」
「そう。魔法は難しさに応じて初級、下級、中級、上級…と段階があるだろう?」
「ああ。ファイアボールは下級魔法だよな」
「でも、超越って事は上級より上の魔法だよね?」
「その通り。上級の上には超級があってその上に超越があるんだ。」
「それじゃあ、レオが発動しようとした魔法は超級より上のやばい魔法って事じゃないか!」
確かにサンライトは操作に慣れたら強い魔法だが
「あれは、周りにある太陽の光を集めるだけの魔法だからそんなに強くはないよ?夜だと発動できないしね」
まぁ、サンライトの代わりに夜用として月の光を使う月光って言う魔法はあるけど
「そうなんだ」
「なんか俺達って凄いやつと仲良くないか?」
「いや、凄いどころじゃないよヤバい人だよ。超越魔法が使える人なんて聞いたことない」
「いや、王都にいる魔導師なら使えるんじゃないかな?」
別に威力が尋常じゃないものだけが超越魔法って訳じゃないし
「それに、サンライトは超級か超越かハッキリしない所があるから」
「それでもすごいよ」
「そ、そう?ありがと。でも、これは親から習ったものだからほかの超越魔法は使えないし…」
「そりゃそうだろ。他にも使えるなんて事になったら一大事だぞ?」
「そ、そうだよね。あはは…」
流石に超越魔法はやり過ぎたか。次からは極端に落として緊急時以外は最大出力を上級魔法にしておこうっと。
「さてと、登校日は明日から…だったよね」
「ああ。必要な物は全て学校が支給してくれるから楽だよな」
「ですね。そう言えば杖ありがとうございます。とっても使いやすいですよ」
「そうそう!なんか、こう、撃ちやすいっていうか、纏めやすいっていうか。とにかく使いやすくてありがたいぜ」
「そっか、良かった。多分使いやすいのは2人がその杖を使うに相応しい人間って事だよ」
そう。あの杖は誰でも使える。しかし、それはそれ相応の能力が必要だ。2人ぐらいの魔法が撃てなければ使った所で結果は同じだろう。だからこそ、その杖であれだけ使えこなせるのは珍しいことなのだ。
「おっと、僕はこれから夕ご飯の食材を買いに行くけど何かリクエストはないかい?」
「俺はお前が作るもんならなんでもいいぜ!美味しいな!」
「僕も特には。ただ、昨日とはまた別のヤツがいいですね。僕の知らない料理は興味があります」
「了解。んじゃ、また後でね」
「「おう!/はい!」」




