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今回はテン視点の話です。
「おりゃあ!!」
今俺はアトランタ平原の穴場スポットで一人でレベル上げをしている。
昨日のプレインウルフ戦、ただ吹っ飛ばされただけで自分は全く役に立てなかった。
だからもっとレベルを上げて次こそはあいつの役に立ちたい。
ふう...ようやく大剣術も大盾術もレベルが上がったぜ。
とりあえずいったん街に戻るかな。
<アトラント城下町 ジェイコブの店にて>
「お、テンか。いらっしゃい」
「こんにちは、ジェイコフさん。今日は防具の製作依頼で来たんだ」
「そうか、たしか防御力高めだっけか」
「うん、お願い」
「わかった。じゃあ何か使って欲しい素材はあるか?」
「素材はプレインウルフのしかないからお任せで」
「了解!じゃあまた一時間後に来てくれ」
「それと...あの大剣買いたい。これお金」
「毎度あり!...あ、ちょっと待て」
「ん?」
「今日アッキーは一緒じゃないのか?」
「あいつとはもう少し強くなってからしかパーティー組みたくない...」
「...何があったんだ?」
「実は...」
俺はジェイコフさんに全部説明した。
「気にしすぎだって!アッキーもそんなことよりお前と一緒に遊びたいだろうに」
「でも...」
「これただのゲームだぞ?アイツは小さいやつじゃないだろ~」
「あいつはそうでも俺の気が済まないんだよな~」
「...じゃあまずなんかサブ職業に就けよ。お前まだ就いてなかったよな?」
「あ、あれ必要ないと思ってたからさ。生産職ばっかだし」
「んなことはねえよ教会で就職できるから、
なんか戦士とあうサブ職探して来いよ」
「わかった。ありがとうジェイコブさん!」
「いいってことよ。じゃまた後でな」
<教会にて>
「すいません」
「はい、何か御用ですか?」
神官はNPCではなく普通のバードのプレイヤーだった。
「あの自分サブ職に就きたくて来たんだけど...就職頼める?」
「はい、大丈夫ですよ。何にします?」
「戦士と相性のいい、生産職じゃないもので」
「わかりました。そこの椅子に座って少々お待ち下さい」
そう言うと神官バードは奥の部屋に入っていった。
しばらくして二つの分厚めな本を持ってでてきた。
「戦士でしたら蛮族か守護者がおすすめです」
「蛮族って攻撃力高いアタッカー系だっけ?」
これって他のゲームだとメイン職にあたる職じゃないのか?
「そうです。守護者は守備力の高いタンク系サブになります」
これも他のゲームではメインの職だった気がするけど...
「...じゃあ守護者で」
「わかりましたでは...!」
神官バードは本をちらちら見ながら
多分その本に書いてあるのだろう呪文のようなものを唱え始めた。
とたんに魔法陣みたいなものに包まれてなんかレベルアップしたとき
みたいな感じがした。うまく言えないけどなんか少し強くなった気がした。
「お疲れさまでした。ステータスをご確認ください」
確かにステータスには『守護者』が追加されていた。そして
スキル 守護術 を習得しました!
「ありがとう神官さん!」
「いえいえ、頑張ってくださいね」
「はい!」
見とけアッキー。今度の俺はしっかり役立つNewテンだ!
...さてレベルもかなり上がったし、今度はイヨマの森にでも行こうかな!
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テンLv15 ドラゴロイド
職業:戦士Lv2
サブ:守護者Lv1
HP 500
MP 90
攻撃 430
魔攻 124
防御 510
魔防 420
素早さ160
器用さ270
装備:ビーストブレード
アイアンシールド大
プレートアーマー
プレートレガース
プレートブーツ
スキル:戦士の心得Lv3
大剣術 Lv3
大盾術 Lv3
守護術 Lv1
明日から投稿ペース遅くなると思います。